魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

岡山城で殿様と姫に

2015-08-12 | 史跡
8/12(水)~14(金)は夫と二人で、
岡山城・林原美術館~広島県呉市・竹原市の旅

高速道路の渋滞を避けるべく、4:30起床、5:10、生駒の自宅を出発
全く渋滞に遭うこともなく、岡山城周辺に到着。

林原美術館の開館の10時には、まだまだ時間があり、
先に烏城(うじょう)公園を観ることにした。
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   ヒシがビッシリと浮かぶお堀の真ん中の
      橋ではなく道路を渡っていくと 
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                   巨石が目に
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   足を踏み入れてすぐの左右にも巨石

大名の権威を誇示するために競って巨石を使用したというが、すごい。
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   特にこの立て看板の後ろの石は巨大。
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何が書いてあるのかと見ると、室戸台風(昭和9年、1934年9月21日)による
岡山市水害の、当地点での最高水位に、銅板をはめ込んでいるのだと。
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なんと、我々が立っている地点から2.9mもの高いところまで
水没したというのだから…、信じられない(@@;

さすが日本最強記録に名を刻む“スーパータイフーン”室戸台風。

伊勢湾台風による名古屋の水没、
第二室戸台風での大阪の水没のことは知っていたが、
室戸台風での岡山の水害なんて、全く知らなかった。

でも、これ以上の“スーパータイフーン”が
日本を襲う可能性だってある。その時、岡山はどうなるの?

最初に岡山城を築いたのは、宇喜多秀家。

関ヶ原の合戦以後に城主となった小早川秀秋が、
改修したといわれる石垣。オレンジ色ががっている。
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関ヶ原の合戦では、小早川秀秋の裏切りにより
東軍・徳川家康の勝利が決定的となったことは、
あまりにも有名。

でも、城主になってわずか2年、21歳の若さで亡くなった
小早川秀秋。死因は? 病死? 自害? 毒殺?

その後は池田氏が城主となって、明治まで続いた。

歴史好きの岡山県人である夫ですら、
宇喜多・小早川氏が城主であったなんて「知らなかった」と。

池田氏が最初からこの城を築き、
城主だったと思っていたのだと。

ダークな歴史や語り継ぎたくない歴史は
地元の人には語り継がれないからなぁ。

さらに進むと、本丸の石垣。

宇喜多秀家は旭川の川筋を付け替え、掘った土をこの丘に盛り上げて、
城の土台を作ったため、城の丘は岡山と呼ばれるようになったのだと。
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        ここををぐるりと回ると
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        不明門(あかずのもん)
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表書院(藩庁)と本段(城主住居)を隔てる門。
普段は開けられることはなかったため、不明門と。

これは明治に入ってから取り壊されたが、
昭和41年、鉄筋コンクリートで再建されたのだと。

    門の周囲にも巨石。デカイ!
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歩き進むと天守閣の礎石が並べられている。
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昭和20年6月の戦災で焼失した天守閣は
昭和41年に、元の位置に鉄筋コンクリートで再建。

残った礎石をこちらに元通りに並べたのだと。

すぐに右手に真っ黒なカラスのような天守閣が見えてきた。
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        さすが烏城と呼ばれるだけある。美しい。

 

         入場券を買って入り、
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エレベータで登り、さらに階段で上がると、小雨に煙る景観が美しい。
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いろんな展示品があったが撮影禁止。
2階まで下りてくると、この籠は「入って撮影して良い」と。



これは貴重な体験とばかり、入ると意外と広い。
夫に撮影してもらったが、夫は入りたくないと。

隣に陣羽織と小物を持って撮影できるコーナーがあり、
そこで記念撮影。
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  その近くには、殿様とお姫様の着付けで、撮影できる所もあり 
  しかも、無料! 10時からの5人に、ちょうど入れた。

ワンピースの上から着物を着せてもらい、帯はマジック止め、
私の年齢相応の内掛けはなく、若々しい内掛け。

懐剣も帯に差し、さすが、武家の女になった気分。
夫も着付けてもらい、カツラは面倒なので二人ともパス。
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「爺さん殿様と若い側室」って感じやな~(^^;

あちこちの施設でも、このような体験型が増えていると聞くが、
岡山城もしかり。最高に楽しかった。いい記念写真ができた。

備前焼体験もしてみたいが、本命の林原美術館へと急ぐことに。



天守閣の裏口から出ると、戦災でただ一つ焼け残った月見櫓。
一つだけでも残って、良かったね。

日本三庭園の一つ、後楽園はすぐそこだが、またの機会に。

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