最近、訪問者数が増えてきました。
本当にありがとうございます。
毎回1位で読まれているタイトルが、「美智子様」で、最近のヒットが、「サウジアラビア 日本ブーム」です。
このブログは、私が書いている作品に関するお話や、資料で呼んでいる本の話と神様の話が中心です。
昨日は、時間があったので、高円寺のいつもは遠くていけない古本屋に行きました。
そこで、次回の作品に出てくる大鳥圭介の伝記を見つけました。
なかなか手に入らない物です。
この方は、あまり人気がないと言われていますが、オランダ語ができ、英語とフランス語は独学で学びました。
村医者の子でしたが、緒方洪庵から蘭学を学んでいましたが、江戸に出てもっと学びたいために、家を継ぐから帰宅するために送金してくれと嘘を言いました。
そのお金で、江戸に蘭学と兵学を学び兵学者としての名声があがるのです。
そのため、自分の藩のお殿さまに召されて、武士となり藩士の子弟に兵学を教えることとなった時、一族は大喜びでした。
この人のすごいのは、27歳の時、自分が翻訳した本を教科書にするため、金属活字を一から作らせて印刷させたことです。
木版だと、たくさん刷れないからで、日本の近代印刷術が始まる10年も前のことです。
そして、いろんな所に招かれて兵法を教えますが、結局自分が教えた人たちから幕府は倒されてしまいました。
それでも、明治政府の高級外交官となり、工業教育の父となったのです。
幕末時代、彼のように塾を開いていた知識人がたくさんいましたが、その中に手塚治虫さんの曾祖父の方もいたと言うのを知ってびっくりしました。