先輩の出るパーティーのチケットをもらいに教室へ行った。
足はダメだけど胃は元気だから。
踊れなくても食事は楽しめる。
ドアを開けたとたん、オーナー先生に会ってしまった。
いたずらを見つかった子供のように、思わず足を隠す。
「治ってからまた踊ると、よりダンスが楽しくなりますよ」
ん~。ポジティブに考えよう。
レッスン風景を眺めながら、先生といろいろと話す。
「リハビリはどうするの?」
「え?指もリハビリがあるのかしら」
確かに骨折をした人などは、筋肉が落ちるからリハビリをしている。
でも指だし。(しかも薬指)
「じゃあ、ダンスをリハビリにしたら」
おぉ~!!それはグッドアイデア!
ここに来たら今までの落ち込みがなくなって、すべてがポジティブに考えられる。
今は何もできずにひたすら治すことに専念しなくてはならないけれど、治ったあとのことを考えると、また楽しくなってきた。
そしてレッスンの様子を見ていると、早く踊りたいと思うようになってくる。
「今できることをやっておいたら。たとえばダンスの動画をみたり、音楽を聞いたり・・・」
と言われたので帰りの電車の中では、ずっとYoutubeでダンスの動画を見ていた。
イメージトレーニングは大事。
ずっと落ち込んでいたのだけれど、先生たちに元気をもらった。
いろいろな意味での休養が必要だったのかもしれない。
復活したら、また違う私が、ガンガン頑張るぞ!!