3.11 の大震災で東京湾の埋立地で液状化が発生し、被害規模が約42平方キロと世界最大規模となったとのことですが、過去には神戸の地震で、六甲アイランドや神戸ポートアイランドに発生した液状化現象を思い出してしまいます。
埋め立ての工法に、液状化を防ぐ工夫が無ければ、地震での液状化現象を防ぐことは出来ないでしょう。
埋立地の利用には、各段の工夫が求められます。
又、埋立地で、杭が打ち込まれていない場所は、どんどんどん地盤沈下が進行していきます。
僕は、仕事の関係で、度々、神戸ポートアイランドや六甲アイランドを訪問していましたので、その凄まじい地盤の変化を実際に観ることが出来ました。
東京電力が、莫大な量の放射能汚染水を太平洋へ不法投棄したが、これによる、海と魚の放射能汚染レベルの調査を東京電力が実施するとの報道がなされているが、海と魚の放射能汚染調査は農林水産省や文部科学省の政府側が実施すべきです。
放射能汚染水を垂れ流した東京電力は、加害者であり、その加害当事者に放射能汚染レベルの調査をやらせることの、不自然さにどうして気付かないのですか?
東京電力は、海や魚に関しては、ど素人ですよ。
太平洋の海水の放射能汚染は、海面の他、深さ方向の汚染分布のデータが必要です。
何故なら、魚は、いつも海面を泳いでいるとは限りません。
又、魚によっては、海底に居住する種類もあります。
全ての問題は、その問題の本質を外さないで、真剣に考えることが最も大切なことです。
3.11 東京電力・福島第一原子力発電所の人災が発生したが、現場に果して原子力の専門家がいるのか、ずっと疑問に思っていた。
判明した事実として、原子力安全委員会(班目春樹委員長)が、原発事故に対処する国の防災基本計画で定められた「緊急技術助言組織(委員計45人)」の専門家の現地派遣をしていないことが16日明らかになった。と、<2011.4.16 20:13 共同通信>が伝えています。
原子力安全委員会(班目春樹委員長)が、デタラメな悲しき存在でしかなかった、事実が判明してしまい、もはや、申し開きが立たない事態となってしまいました。
原子力安全委員と云う悲しき集団が、存在していたことに、ただただ茫然とさせられます。
東京電力による、放射能汚染水の不法投棄で 1500億ベクレル もの放射能が太平洋へ投棄されたとのことです。(2011/4/15 22:13 時事通信による)
東京電力は、遂に、「環境破壊のトップランナー」となっています。
国民の期待は、「環境保全のトップランナー」でしのに、正反対の「環境破壊のトップランナー」なんて、最低です!
原子力発電所の津波への防御策にしても、例え、津波に水没しても流されない工夫と防水構造にしておれば、こんなにも困難に追い詰められることもなく、スマートな事故対応が出来たことでしょう。
「全ての問題に責任を負う」と云う、責任感の欠如、「全ての重大な問題への判断を国に頼り切っている」ことでの責任感の欠如が、問題の根幹でしょう。
関西電力の社長も、今後の原子力発電に関し、国のご指導を優先する考えを昨日発言されていたが、自分自身の責任で安全を確保するんだ、と云う、責任感が完全に欠如しています。
他人任せで、安全が確保できると考えること自体に、幼稚さを感じさせられます。
今日の毎日新聞・朝刊の1面に「気象庁による津波警報の失敗」、即ち、大震災発生中に「高さ 3m の大津波警報」を発令したことで、住民が、堤防の防御力の範囲と思ってしまい、避難せずに実際に襲われた「津波の高さ 10m 以上」で被災され、津波警報予知の限界を露呈しているとのことでした。
災害に対しても、対応すべきベストの方策を、いかに瞬時に判断できるか否かが、成功と失敗の分かれ目となっています。