今回、原発で事故を発生させ、制御不能にしてしまった加害者は、東京電力であり、その原発事業をバックアップをしている日本政府にあることは、まぎれもない事実です。
加害者は、普通、自分の罪を認めようとしませんから、加害者側に不利な事実やデータを隠したり、捏造するのが常です。
しかし、原発で事故が発生すると、地球の大気中と太平洋の海へ放射能が汚され、それは世界中に影響が及びますので、第三者であるアメリカは、放射能の放出値や拡散マップを作成し、公表してくれています。
そのお蔭で、原発から 80Km圏内は、危険とのことで、退避を勧告してくれました。
因みに、僕の住んでいる東村山は、福島第一原発から約200Km離れていますが、自分自身の居住地や勤務地、それと活動する場所を確認することも重要です。
従って、原発事故の対応や放射能放出・拡散マップは、自分自身で情報を収集し、退避の可否に関しても自己判断できるようにするしかなさそうです。
僕が毎朝確認するデータは、新宿で毎朝計測される 24時間分の放射線量 & 気象庁が公表している「ウィンドプロファイラ(上空 3Km, 2Km & 1Kmの風向きと風速データ)」です。
それと、気象衛星「ひまわり」の雲の分布とその変化を確認し、その日の生活(行動)に役立てています。
日本政府は、「安全?」と質問しても、「安全です」と云い、さらには、「直ちに、健康に影響しません」としか答えません。
これでは、「危険です」と、云っていることと同じです。
3.11 原発事故発生から 41日を経過しますが、初動対応に失敗したことで、日々モグラタタキの空しい対応が続いていますが、残念ながら、最終結果を予測することも出来ない日々です。
2011.04.21 16:39 付けで「政府の放射能データ隠蔽」を、産経新聞が Net で報じています。
文科省が、3月末から測定していた「原発周辺の放射能データ」を、今日 21日になって公表したが、これまで公表していなかったのは「官邸の指示で出さなかった」と公言したとのことです。
やっぱり、今回も政府の放射能データの隠ぺいが明らかとなり、いったい何を考えているのでしょうか? とても酷い政府です。
危険か安全かは、国民が判断しますから、政府は、全ての放射能データを隠さないで公表しなさい。