先にもご紹介しましたが、斉藤和義君の「ずっと嘘だった」がネット上で話題を集めていますが、これまでの原発の状況を振り返り、本質を鋭く抉った軽快なフォークに仕上げています。
特に、歌詞の繋がりが絶妙であり、拍手喝采ものですので、その彼の歌詞をご紹介させて戴きます。
<ずっと嘘だった>
「この国を歩けば、原発が54基 / 教科書もCMも言っていたよ、安全です /
俺達を騙して、言い訳は 『想定外』」 「ずっと嘘だったんだぜ /
やっぱ、ばれてしまったな / ホント、嘘だったんだぜ / 原子力は安全です」
インターネット上では、この彼の歌に画像や写真を載せ、多くの人々がそれぞれ気持ちを表現しています。
昨日、3.11 福島第1原発事故発生から初めて、この原発の所長がテレビでコメントを述べておられましたが、とにかく事故発生から 47日も経過しており、あまりにも遅すぎる情報発信です。
さらに、問題は、現在、運転中の原発も危険ですので、早く 3.11 原発事故を検証することが最重要事項なのに、事故発生から 47日経過した今日になっても、日本政府にその動きが無く、のんびりしすぎています。
ところで、先日の僕のブログでも指摘しました、「東電の役員や社員の年収カットが甘すぎる」点を、今日、経済産業省も指摘していましたが、特に、役員が50%しかカットしないとのことに、とても違和感があります。
今回の原発事故は、世界最大の終息費用と農家・酪農家・漁業者・企業・住民にも莫大な補償が必要となりますので、こんなにも甘い年収カットでは、とても納得されることは望めません。
とても浅はかですね。
次に、又々、今度は郡山市で、小学校と保育園の放射能で汚染された校庭の表土を回収し、河内埋立処分場へ搬入しようとしたが、付近の住民に「東電の責任で発生した放射能汚染なのだから、東電の敷地へ搬入すべきだ」と言い返されたとのことですが、正に、当たり前のことを言い返されたと、郡山市は自覚すべきです。
問題の本質を考える前に、行動すると、この様に新たな問題に直面してしまいます。
これも、原発の敷地外へ放射能が放出される事態を、まったく考慮していないと云うのですから、お粗末すぎる原発事業が露呈したものです。
「原発は安全です」 は、「嘘だったんです」 よ。
現在、運転中の原発も、本当は危険なんですよ。
さあ、どうしますか?
現在でも、原発を運転中の事業者や、立地する県、市、町、村の方々、それでも安心ですか?