『 青鳩の飛来 』始まる。
(東京新聞 26日付け夕刊より)
こんな写真と記事が夕刊の1面を大きく飾った。
今年も大磯海岸に数十キロ離れた丹沢山地から
夜明けと共にやってきたという。ナトリウムの
補給で岩礁のくぼみの海水を、命の危険を賭して
飲むという。夏がピークで県の天然記念物指定だ。
何故、烏帽子岩とか他の所ではないのだろう。代々
照ヶ崎海岸の海水が美味しいのだと受け継いだのだろうか。
その美しさ故に我々ピンポンの『青鳩』のネーミングの由来
になっただけに毎年このニュースが楽しみなのである。
国内のことだけでも、道志川が決着したと思ったら、ここ数日は4630万円、
知床半島の船の沈没と次々に事件は続く。
その陰で国会議員の相も変わらぬ暴言やら失言があったがそれがチッポケな事に
見えてしまう。
例えば、政治家には珍しく温厚そうで知的に見える紳士で重要ポストも歴任した大物が、
1日でも歳費が100万円支給される問題で、「たったの百万円しか貰ってない」と胸を
張った金銭感覚には驚く。善良な人間も政治家をやっているといつの間にかそんな感性の
人間になってしまうのだろうか。
如何にも政治家になるため生まれてきたような様な風貌やタイプの人が言うなら驚きも悲しみ
もしないのだが…。
又、中堅政治家の「顔で投票ならうちの党のが一番なのだが」と女性候補についてコメント
した軽率発言(これなど私は一寸したユーモアだと受け取ったのだが)があった。
そして毎日のように人殺し、火事、交通事故、詐欺などと事件が起きている。
まるでTVの為に起こしているかのようだ。
しかしよくも次々と事は起きるものだと妙な感心すらしてしまう。
人に欲望がある限り生活を営む限りは、事件は絶えないのかも知れない。
人生とは何とも危険で恐ろしい毎日の連続なのだ。しかし幸いなことに、明日のことは誰もが
分からないから、生きて行けるのだし笑って食べて飲んで騒いで、「楽しき哉、人生!」なんて
言って居られるのだろう。
お互い、明日は我が身なんて事のないように祈りましょう。