『 海岸の浜昼顔の群生 』
高橋 嘉子さん 撮影
練習という言葉がどうも我々のピンポンにはそぐわないような気がしてならない。
私のボキャボラリー不足の故に、適切な表現が見付からぬまま使っている。
練習というと、何かをマスターするとか、試合に備えるとか目的を持ってするニュアンス
だが、我々のは全くそうしたものではなく,ただ打ち合ってラリーを楽しみ、笑って3時間
を過ごすだけなのである。
コロナ以来、それまで隔月毎に先生の個人レッスンがあったのだが、それも途絶えてしまった
ので、ますますそんな感じの3時間になった気がする。
従って皆が結構上手なのだが、それだけに自己流のフォームが目に付くのが、一寸残念な気が
してくるのである。
しかし我々の目的が試合向けでも、上達でもないのだからこれで良いのだろう。
前に、今更ピンポン上手になってどうするのとか、今更練習なんて嫌だ、皆で一斉にやったり、
ノルマのようにとか或いは練習方法のマニュアルに沿って窮屈にやるのは真っ平だ!等という
意見があった。我々の年齢を考えるとそれもそうだとは思ったものだ。
それで幸か不幸か、そんな練習は実現しなかった。
しかし、どんなスポーツでも上達すればするほど面白くなるものというし、自分でも
気持ち良くそして人から見た目も美しいフォームを身につけたいものだ。
変化球を出したり返球したり出来る位までは最低でも身につけたいものである。
それでこそ長く健康のため気分転換のため人と楽しく一時を過ごせるためにと続けて来た証に
もなるのだろう。
私は、ピンポンしたらピンポン日記を、時間潰しとぼけ防止のために毎回のようにこのブログを
書いている。このブログは卓球という分類の中で書いているわけだが、するとその中には大勢の
方が書いて居られていろいろ卓球の技術論、卓球ニュースや知識が出ている。
それを見ていたらある日たまたま「突っつきとカットについて」というタイトルで書いてあるの
が目に付いた。その違いが前から気になっていたので、(何しろ私の子供頃、遊びでやった卓球では、
ツッツキなんて言葉はなかったから)コメント覧に書いてその方にその違いは何かと聞いたら、
親切にやはりコメント覧に返事を書いてくれた。
「台の上でするのがツッツキで、台の外でするのがカット打ちだ」と教えて頂いた。
成る程と納得する。
こうしたことを時々やってその知識とやり方を皆さんに伝えられたら良いのかなと思った。
それを各人が自由に己で実践してみたら良いのではと思った。
ツッツキと言うのは昔はなかったのに、今ではすっかり主流で、相手の変化球に対応できる
最高にして万能の技術だそうだ。やはり我々でも、せめてこの位の知識や技術を、仕入れて
時々実践し身につけたいものである。
練習の途中から小雨が降り始めた。
それにしても3時間は長い。もうくたびれてきっと昼食も食べられないのではと思った。
でも未だそんな心配をすることが出来るうちは大丈夫なのかも。