日々の幸せを育んで

ワンちゃん達がいて、孫達がいる日々の生活。小さな幸せのある暮らしを綴っています。

心の壁

2008年07月04日 14時37分00秒 | 日々の暮らし
                  <写真は、今日のアンとアトム>

アトムが我が家に来てから、もうすぐ1年になります。
1年の間にいろんな事があって、アトムも随分お利口さんになり、我が家の生活にも慣れてきました。
私には心を開いてくれているのですが、娘や主人に対しては、まだまだ心の壁を持っています。

アトムはとても寂しがり屋で、私が行く所はどこにでも付いて来て、私がお水遣りやゴミ捨てにお外に出て姿が見えなくなると、「クゥ~ン、クゥ~ン」って、いつも泣いています。
私がパソコンを始めると、しばらくはそこから動かないのを知っているので、必ずすぐ傍の定位置で眠っています。
大抵熟睡していて、ちょっと触ってもビクともしません。
アトムはここが、このパソコンの時間が、1番安心していられるのだと思います。
本当に熟睡しているのです。

          

「アトムは、本当に幸せなのかな?」
「何を思って? どんな風に物事を受け止めて、生きているんだろう?」
って、アトムの寝顔を見ながら、いつも考えてしまいます。
アトムの意思で、我が家に来たわけじゃないし。。。
アトムが、我が家を選んだ訳でもないし。。。
アトムの大好きな弟にも、なかなか会えないし。。。
でも、私を目一杯頼りながら、我が家のみんなとアトムなりに仲良く暮らしています。

「そんなにお母さんについて歩いてどうするの?」
「寂しいのなら、噛まなければいくらでも構ってあげるのに。。。」って、娘はいつも言っています。

アトムは、娘に心を許しているようですが、どこかにまだ壁を持っているので、その壁の向こう側から首をだして、時々娘に甘えたりはするのですが、すぐにまた壁の向こう側に隠れてしまいます。
きっと、娘が気づかずに壁の中に入ると、「これ以上は、駄目!」って言って、噛み付いたりするのだと思います。

          

人間を信じきる事ができないのでしょう。
育った環境の所為なのか、「この人だけ。。。」って、アトムは心の中で決めているように思います。
それが弟であり、同じ匂いのする私なのです。

ワンちゃんも人間と同じで、環境に馴染み易い子、馴染みにくい子がいます。
生まれ持った性格があって、それに加えて育ってきた環境が性格に大きく反映しているようにも思えます。
特に小さい時に経験した恐怖心は、大きくなってからも、心から消えて無くなる事がないようです。
一回切りの人生、特にワンちゃんの人生は短いのだから、機嫌よく、楽しく、幸せに送れたらいいのにと思いますが、ワンちゃんもいろんな思いで今まで生きてきたのだから、軌道修正がなかなか難しいのかも知れません。

          

娘の気持ちがアトムの心に届いて、その内にアトムの心の壁がなくなるだろうと信じていますが、まだまだ時間が掛かりそうです。。。