歴史を振り返ってみれば、ヨーロッパでは中世から17世紀ごろまでは精神病全般が道徳的な「罪」の結果として解釈されていた。
そして、精神障害者は犯罪者や浮浪者たちと同じ施設に収容された。
「患者たちを医薬で治療するよりは、物置小舎などで拷問や呵責を用いて処置する方がずっと早く治ることがある」と述べた臨床家もいたほどである。
いま、本書を読んでいる21世紀の読者なら、誰も統合失調症やうつ病、あるいはアルコールのアディクションの患者は「罪人」であり刑務所に収容して刑罰を与えれば治る、と思っている人はいないだろう。
では、覚醒剤のアディクションの患者ならどうだろうか。
<12ステップミーティング>
日時:2020年9月27日(日)14:00〜16:00
場所:NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)
内容:AAの「12のステップ12の伝統」を読んでシェアします。