法規制という薬物対策は、社会適応のレベルが良好な者たちを規制対象となった薬物から一時的に遠ざける効果はあるかもしれないが、アディクトたちの病理そのものを治す効果があるわけではない。
危険ドラッグの大流行が私たちに教えてくれたことは、「逮捕されないなら薬物の力を借りてみたい」と思ったごく普通の人たちがいかに多かったか、である。
これほどまでにソーシャルメディアが発達し、一見すると、人と人とが容易に繋がることができるようになった現代において、人に頼ることができず、隠れて薬物に頼るしかないほど孤立した人がこれほどまでに増えている現実は、たとえ危険ドラッグが流行の表舞台から消え去ったとしてもなくならない。
<12ステップミーティング>
日時:2020年9月27日(日)14:00〜16:00
場所:NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)
内容:AAの「12のステップ12の伝統」を読んでシェアします。