インターコンチネンタルモアナにやってきました。
マティラエリアに昔からある4つ星のリゾートホテルです。
以前に書いた旅行記でも触れたように思いますが、ビーチカマー
という名前で販売されていた時期もあります。
実体験によるボラボラ島の踏み込んだ情報やモアナの旅行記は、
お客様向けの特典ブログをご用意してますので、お楽しみに。
「ムッシュ、まんぼ~。 初めまして」
「ボラボラ島でも、色々とウワサは聞いております」
「今日はリナコがお休みを頂いていますので、私がご案内させて
頂きます。 それでは行きましょう」
はい、宜しくお願いします。
(どんなウワサだろう。 まぁ、なんでもいいや)
「こちらがビーチバンガローです」
「旅行会社ということで、まんぼ~さんは旅行パンフレットなどを
作ってお客様に販売しているのですか?」
いえいえ、特に決まったツアーはありませんので、お客様ごとに
異なるタヒチツアーを作成するスタイルですよ。
日数や離島、ホテルやお部屋タイプ、アクティビティの組み方など、
実に様々なタヒチツアーを販売していますね。
スタッフも仲良しで、楽しくやってます。
「なるほど。そのような手口で販売してたのですか」
「仲間とも共謀をしつつ、自らも実行役となっているのですね」
「たしか、アジトは大阪にあると伺っています」
(手口・・・ 共謀・・・ 実行役・・・ アジト・・・)
少し気になる発言がありますけど、構わずに見学を続けましょう。
元々はプールがありませんでしたが、今どきのリゾートホテルに
基準を合わせるように、後からプールが建設されました。
ですから、モアナのプールは利用している人が少ない印象です。
誰もプールを利用していないと、入ったらダメなのかなと思って
しまいそうですが、そんなことはありません。
入りたいゲストは、ご遠慮なく利用して下さい。
イアオラナ~。
ビーチバンガローに続いて、水上バンガローにやってきました。
こちらも以前にご紹介していますので、あえて今さらブログで書く
こともないと思います。
たしか、この時は2年連続でお邪魔しましたが、1年経った程度で
何も変わるはずがありません。
自分としても、再放送を観ているような感じです。
お部屋の区分けが変わりましたけど、そのあたりも以前にブログ
でご案内をしていますし。
ビーチビューからスタートして、マウンテンビューやラグーンビュー、
オーシャンビューといった予約タイプがあります。
あれ、つっかえ棒のようなものがありますし、セキュリティの人も
ウロウロとしているような。
「あぁ、あまり気にしないで下さいよ」
「備えあればとやらで、どこのリゾートでも最近はセキュリティの
強化を図っているのです」
「国や地域に関わらず、どこでも手癖の悪い人がいたりしますから」
「お部屋の中の備品を持って帰るゲストもいますからね」
(なんで、コッチをチラチラと見るのかな)
見学を終えて私が部屋を出ると、その後にスタッフが再度お部屋に
入って、何かをチェックしているようです。
なんとなく、室内から声が聞こえてくるな・・・
「グラスはオッケー、灰皿もオッケー、絵もオッケーっと」
「電話とテレビもあるから、これで大丈夫!」
室内の備品が揃っているか、念の為に確認してるみたいですね。
確認も何も、さっきあったのですから、なくなるわけがないのに。
お部屋の見学はこれで終わりですから、あと少しです。
「まんぼ~さん、昨日はどこに侵入・・・」
「ではなく、どのような日程だったのですか?」
昨日はロイヤルボラボラに宿泊をして、空いた時間に友達と釣りに
行ったりしましたね。
ちょうど、この釣り竿で釣りをしました。
どうせ釣れないだろうと思っていたのに、マグレで釣れたんですよ。
「あら、コンパクトで素敵な釣り竿だこと」
「この釣り竿は、ちゃんとお店で買ったんですよね?」
はい、地元にある釣り具屋さんで買いましたよ。
(なんで、そんな当たり前のことを質問するのかな)
「それでは、モアナの見学は以上です。 お疲れさまでした」
えっ、ブティックと真珠店の見学が終わってませんけど?
「えーとですね。 ブティックと真珠店の見学は割愛します」
「今は改装をしていますから、どちらも見学が出来ないのですよ」
いやいや、普通に開いてるし、お客さんも入ってるじゃないですか。
付き添いが面倒なら、自分で勝手に見学してきますから。
「お待ち下さい! ダメです! 高価な物が沢山ありますから!」
「商品がなくなったら大変なことになりますし、私が怒られます!」
「リゾート側の事情にもご配慮頂かないと! ねっ、ルパンさん!」
誰がルパンじゃっ!
なんとなく気付いてましたけど、泥棒だと思われてるんだろうな。
モアナはこのような感じで良いかなと思います。
一般的な資料は複数のレストランが存在するような記載になってる
かも知れませんが、レストランは実質1軒です。
屋根があるかないかの違い。 といったところ。
鈍感な私は、このあたりに気づくのに10年以上はかかりました。
しかも自分で気付いたのではなく、ボラボラ島に住んでいる友人に
教えてもらって。 あっ! っと気付きました。
それほど、最初の方は適当に宿泊をしていたということです。
モアナでもお食事を頂きましたし、友人とボラボラ島のレストランを
利用したり、緩い感じの滞在は楽しかったです。
クリスマスが近い時期なので、どこかホテルのスタッフも楽しそうに
過ごしていたことが印象に残っています。
少し早いですけど、メリークリスマス。
水上バンガローで寛いでいると、電話がかかってきました。
プルルルル♪ プルルルル♪ カチャ。
「兄弟! 釣りに行こうぜ。 昨日のポイントに行こう」
まぁ、釣りに行きたい気持ちはあるけど、今回は忙しいからな。
サムだって仕事があるだろうから、釣りばかりしてられないだろ。
「大丈夫だって。俺の仕事は本気を出せば30分で終わるから」
「それよりも、まんぼ~とあのポイントに釣りに行きたいんだ!」
どんな仕事なんだ。 最近では名探偵コナンでも30分では仕事が
終わらないのに。
本当は終わってなくても、30分で終わらせてるだけだろ。
「昨日と同じように、あそこで魚を釣ってみせてほしいんだ」
「どうすれば釣れるのか、あれから気になって仕方がないぜ」
あの釣り方は体力を消耗するから、何度も出来るものではないな。
ゲームやマンガの主人公だって、必殺技を出すと体力が減るだろ。
それと同じで、短期間に何度も出来るような釣り方じゃないんだ。
次にあの技を繰り出せるのは、早くても来月頃になってしまうから、
悪いけど今回は諦めてくれ。
それじゃ。 カチャ。
危なかったな。 とっさに上手く言い逃れが出来た。
あの場所に釣りに行ったら、自分が達人でないことがバレてしまう。
釣ってくれと言われても、本来の実力では釣れるわけがないのです。
褒められたことで調子に乗って、見栄を張ってしまったことに後悔を
していますが、今さら引き返せません。
また電話がかかってきたり、島のどこかでサムに会うと面倒だな。
まぁ、釣りの達人のようなことを適当に言いつつ、一緒には行けない
ことにすれば大丈夫でしょう。
この手口で乗り切ることにします。
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