WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

ヒートアイランド対策のキーマン、早稲田大学・尾島利雄教授

2007-09-01 21:52:36 | 環境全般
環境gooに、「環境ナビゲーター」という連載があり、その第8回が「ヒートアイランド」だ。
とてもわかりやすくまとまっているので是非ご一読を。

詳細は、そちらを読んでいただきたいが、注目すべきは、執筆した早稲田大学理工学部建築学科教授 尾島 俊雄氏。環境省の「ヒートアイランド実態解析調査検討委員会」では委員長を務めた。
著書にもあるように、都市再生の政・産・官・学をとりまとめる、ヒートアイランド対策のキーマン。
もう注目されていると思うが、もっと注目です。

1937年富山県に生まれる。 1960年早稲田大学第一理工学部建築学科卒業、1965年早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻博士課程修了。1974年早稲田大学理工学部教授。中国浙江大学・上海同済大学顧問教授。2000年9月より早稲田大学理工学部長。東京大学生産技術研究所客員教授、日本建築学会会長、などを歴任。 1970年代にまだ日本では学問分野として確立していなかった都市環境工学を創設する。 主な著書に『熱くなる大都市』『東京の先端風景』『東京の大深度地下』『千メートルビルを建てる』『大都市再生の戦略』など多数。

内容(「MARC」データベースより)
都市再生は国および地域の経済再生と社会の再生に大きな効果がある。そこで21世紀を前に、都市再生に関する政策決定の仕組みづくりも視野にいれて行った、政・産・官・学の討議の経過をまとめる。〈ソフトカバー〉
(以上アマゾンより)

大都市再生の戦略―政・産・官・学の共同声明
額賀 福志郎,尾島 俊雄,小沢 一郎
早稲田大学出版部

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アマゾンが音楽配信

2007-09-01 19:00:28 | このブログについて・お知らせ
ニューヨーク ロイター発
31日付のニューヨーク・ポスト紙(電子版)は、複数の関係筋の話として、米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コムが、9月中旬をメドに音楽配信サービスを開始することを暫定的に決めたと報じた。

楽曲はMP3形式で販売。米アップル「iTunes(アイチューンズ)」に対抗するサービスとなる。

アマゾンは今年春、年内に音楽配信サービスを開始する意向を示していたとのこと。

これはとりあえず、アメリカの話(だと私は理解しています)。
日本に関しては、調査中です。

詳しいことがわかったらまた書きますね

やっぱりみんな「L」が好き。「デスノート」スピンオフ「L」に期待。

2007-09-01 18:48:31 | 映画感想文
昨日の「デスノート」放送後の反応をあちこちで観て見ると、やっぱりみんな「L」が好きなんだな~、と思った。

私も「L」が大好き。

あの変なファッション、お菓子好きなところ、電話の持ち方、アニメのキャラはモチロン、実写版での「L」も、ぜんぶ大好きだ。
「L派」という言葉があるそうだが、よくわかる。

昨日のアニメ総集編の中で、世界三大探偵は全部「L」だったというエピソードがあり、笑えた。

2月公開のスピンオフ「L」が楽しみ。

ちなみに、spin-offとは、副産物などの意味があり、スピンオフ映画とは、既存映画の外伝(メイン-ストーリーから漏れたエピソード)としてつくられる映画作品のことです。

スピンオフといえば、宮部みゆきの「楽園」が面白い模様。(模倣犯の前畑滋子さんが出てくるからこれもスピンオフですよね~)

エコカーのトップブランド・トヨタのエコカー戦略とプラグイン・ハイブリットとその先

2007-09-01 18:41:58 | 環境全般
さて、テスラを迎え撃つトヨタのエコカー戦略。

ご存知の通り、トヨタのプリウスは、現在世界のエコカーのトップブランドである。
トヨタ自動車は、2010年代の早い時期に、世界でハイブリッド車100万台突破を目指す、と語っている。

そんな中、7月25日、トヨタ自動車は、家庭用電源から充電可能なプラグイン・ハイブリッド車のプロトタイプを発表した。
このクルマはガソリン・エンジンを使わずに走ることが出来る、電気自動車寄りのハイブリット車だ。

この車の実用化のカギもやはり、高性能次世代リチウムイオン電池の開発にかかっている。

次期プリウスの発売は、2008年という説が濃厚。
その時、トヨタが過半数の株を取得した電池会社、パナソニックEVエナジーが開発を進めている新型高性能リチウムイオン電池が姿を現すかもしれない。

電池性能が上がればEV走行可能な距離は当然に伸びる。現行プリウスの電池をそっ現行プリウスと同程度の容積のリチウムイオン電池を搭載し、それを外部から充電きるようにしたらどうなるか。 EV走行可能な距離は10kmを大きく超え、近所の買い物、送り迎え程度であればガソリンいらずになるだろう。
「充電さえすれば、ガソリン代がかからない」は、大きな商品価値、魅力になるだろう。 環境にいいだけでは商品が売れないのは、各メーカーともに経験済みのこと。 そんな中でプラグイン・ハイブリッドは、環境メリット(前述したように本来の効率は不明だが、少なくとも走行中は排ガスも二酸化炭素もゼロ)を備えつつ、商品の善し悪しを判断する一般的な基準のうちのひとつ、コストを訴求できるのである。 さらにクルマの楽しさ(目新しさといってもいい)という点では、EVというまったく新しい感覚のクルマを提供することができる。 販売者にとっては魅力的な訴求ポイントだ。

しかし一方で、激動する、エコカー市場の中で、トヨタがあくまでもハイブリッド
にこだわり続けるかどうかは、現状ではなんとも言えない。
この一年をみるだけでも、エコカーをめぐる開発は、めまぐるしく変わっている。そんな中でトヨタはどこに舵を切るのだろうか。

トヨタは環境の最先端を走り続けることを決して諦めないだろう。

そしてプリウスはいつも、トヨタの最先端を走り続けるクルマだ。 そこには効率だけでない何かが盛り込まれている。

エコカーの主導権を握る、リチウムイオン電池の開発とトヨタ。
トヨタ、そしてプリウスの未来にあるものは、もしかしたらプラグイン・ハイブリッドをはるかに超えたものになるのかもしれない。

私はトヨタ自動車という会社が好きだ。
そして、日本のクルマが、世界のエコカーの先端を走ってほしいと心の底から思う。

頑張れ、トヨタ

「WikiScanner」騒動に思う、ウィキぺディア創始者の精神

2007-09-01 10:35:35 | メディア・通信・IT・イベント
総務省や文部科学省、宮内庁などのIPアドレスから、行政に関わる内容からエンターテインメント関連までさまざまな項目が編集されていたことが、「WikiScanner」日本語版を使った調査で分かったちいうニュース。
すでに、各種掲示板で、話題になっている模様。

念のために説明すると「WikiScanner」とは、のWikipediaを編集した組織や企業が分かるツール。WikiScannerは、IPアドレスを入力すれば、そのIPから編集された内容を一覧表示できる。IPアドレスと組織名を対応させる仕組みも備えており、特定の組織が編集した記事や内容を確認できる。
これを利用して行政機関からの編集について調べたところ、総務省や文部科学省、宮内庁など(のパソコン)から、行政に関わる内容からエンターテインメント関連まで、さまざまな内容について編集があったことが判明したとのことだ。

詳しくは、各種掲示板で盛り上がっているので参照されたし。

さて、昨日、書きかけて止まってしまった続きだが、

今回、私が思ったことは、ウィキペディアの創業者、ジミー・ウェールズの精神についてだ。

ウィキノミクスの中で、
「誰もが無料で人類の英知にアクセスできる世界を想像してみてください。それこそ我々が目指す世界なのです」
とウェールズは語っている。

ウィキぺディアの目的は世界最大の百科事典をつくることにあり、誰でも編集者になれるオープンプラットフォームを用い、すべてボランティアで作られたものを無償で提供している。その背景には、複数のユーザー同士がコラボレーションすれば
長期的にはコンテンツが改善されていく、という考え方がある。

当然ながらウィキぺディアは完璧ではない。
質を保つ多大な努力は払われているがコラボレーションによるプロダクションというモデルにはリスクがつきものだからだ。
また、編集戦争や破壊行為にもさらされやすい。しかし、オープンであるからこそ
成長を続け、項目を増やし、継続的に事実の確認と更新が行われる。
(ここまで「ウイキノミクス」より)

「WikiScanner」はまさに、これらのリスクを回避するために重要な道具だ。

「WikiScanner」を開発したのは、カリフォルニア工科大学の大学院生Virgil Griffith氏。Wikipediaの項目を編集した人のIPアドレスを追跡する検索ツールを開発した。Griffith氏がこのツールを開発した直接のきっかけは、米連邦議会の議員事務所からその議員のデータが編集されたという報道だったとのこと。大企業や他の組織でも同じように利己的な姿勢で何かやっているのではないかと好奇心にかられ、知りたくなったという。

このデータベースは、Wikpediaのポリシーと、公開されている情報によって可能になっている。
Wikpediaでは、誰でも項目を編集できるが、すべての変更に関する詳細なログが保管されている。
ログインしたユーザーはユーザーネームでしか追跡できないが、無記名で編集するとIPアドレスの記録が残る。

ウィキペディアは自分で自分のことを編集すること自体は禁じていない。

あくまでも自分又は自らの組織に関して、百科事典づくりという視点で、好ましくない編集や削除が加えられることのみが問題なのである。

省庁や企業の場合、その組織の利益となるような、削除や編集がこれにあたる。

当初、私は各省庁が恣意的な書き込みや削除を行う危険性について危機感を感じた。
モチロン、そうしたことはこれまでもあったし、これからもなくならないだろう。

しかし、これまでも好ましくない編集や削除が行われた場合、事例による差はあれど、それらに対するチェック機能が働き、長期的には、内容は正しい方向に向かって進化してきた。

そして、今回の騒ぎにより、無記名の編集や削除は激減し、更にその流れは強まるだろう。

これに気付いたとき、マス・コラボレーションの持つ大きな力を感じた。

それにしても、どんな情報にしても、複数の情報をとったり、比較したり、裏をとったりすることは大切だ。
あらためて、「情報」とのつきあい方を考えさせてくれた一件だった。

というわけで、私が昨日、必死で読み返した本のご紹介。
まあ、今更なんだが、読むタイミングとしては、面白いかもしれない。
当然、ウィキペディアについても、詳しく書いてある。

「ウィキノミクス」~マス・コラボレーションによる開発・生産の世紀へ

(以下、アマゾンより)
内容紹介
不特定多数に開かれたもの造りが始まった。「フラット化」の次に来る、真のもの造り革命である。ウィキノミクスの行動原理は四つ――オープン性、ピアリング、共有、グローバルな行動。活発な“事業エコシステム”として数十万(あるいは何百万)ものパートナーが協力するという、今まで夢でしかなかった生産の形態が登場しつつあるのだ。先行するP&G、ボーイング、BMW、レゴ、メルク、IBMはすでにその大きな配当を享受している。
この潮流の敗者たちは、「単にウェブサイトを立ち上げ」、「囲った“庭園”をつくり」、「自らのみで革新を進め」、「データとソフトウェアを頑なに守ろうとする」。しかし、この大波に乗じる勝者たちのほうは、「活気あるコミュニティを立ち上げ」、「開かれた“広場”をつくり」、「ユーザーを巻き込んで革新に取り組み」、「データとソフトウェアを全世界に公開してみせる」。そして、本当の変革はこれから始まるのだ。
目次から
第1章 ウィキノミクス
第2章 嵐のなかの嵐
第3章 ピア開拓者
第4章 アイデアゴラ
第5章 プロシューマー
第6章 新アレクサンドリア人
第7章 参加のプラットフォーム
第8章 世界工場
第9章 ウィキワークプレイス
第10章 コラボレーションの精神
第11章 ウィキノミクス攻略法を作ろう
※詳細な目次は「目次を見る」をご覧ください

著者について
ドン・タプスコット(Don Tapscott);
シンクタンク兼戦略コンサルティング会社New ParadigmのCEOとして企業、各国政府を相手に活躍中。長年、情報技術の進展と、ビジネス、経済社会、文化のかかわりを見つめ続けてきた。著書はベストセラー『Paradigm Shift』、『The Digital Economy』をはじめ多数。
アンソニー・D・ウィリアムズ(Anthony D. Williams);
New Paradigmのリサーチ・ディレクターを務めるイノベーションと知的財産分野のエキスパート。
(以上、アマゾンより)

ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ
ドン・タプスコット/アンソニー・D・ウィリアムズ,井口 耕二
日経BP社

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