WIND BENEATH MY WINGS

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ホンダのクリーン・ディーゼルって凄い!世界一厳しいBin5をクリア

2007-09-25 18:12:15 | 環境全般
ホンダは2007年9月25日、ガソリンエンジンと同レベルにNOx(窒素酸化物)を抑制できる次世代型のクリーンディーゼルエンジンを開発したと発表した。

触媒内でアンモニアを生成してNOxを窒素に浄化するという画期的な触媒の開発により、今後は世界で最も厳しく、どこのメーカーもクリアできていなかった、排ガス規制、米国「Tier II Bin5」(2007年施行)にも適合できる。

これまでの他のメーカーの低公害型ディーゼルをクリーンディーゼルと呼ぶならば
まさにスーパークリーンディーゼル。(と勝手に名づけました)

開発したディーゼルの排ガス浄化システムは、従来の酸化触媒PMを除去するDPFに、新開発の画期的なNOx触媒を加えた。

ホンダはこのディーゼルを搭載した乗用車をまず、米国に投入する。

ガソリン車と同じ規制となる米「Bin5」に適合する初のディーゼル乗用車となる公算が高い。搭載車はアコードらしい。

試乗レポートによると、これまでの新世代ディーゼルと同じくパワフルで滑らか。全くストレスなく走れる。排気ガスは無味(?)無臭。大気よりクリーンな排気ガスを出すガソリンエンジンと同じクリーンさとのこと。

燃費はガソリンエンジンのアコードがリッター10kmくらい(ちょっと回し気味)の走り方でリッター15km前後。
当初は2009年の筈は、やはり前倒すらしくアメリカでは2008年秋。日本でも少し遅れて販売しようと計画しているらしい。

どうもディーゼルに関しては、どこも前倒し気味に発売しそうだね。

まあ、とにかくホンダのディーゼルは凄いんですよ。

やっぱり世界の低公害型ディーゼル市場を制するのは日本メーカーであると大きく期待してしまう。

ちなみにフランクフルトモーターショーでは、9月11日、次期欧州アコードツアラーのデザインの方向性を強く示すコンセプトモデル、「アコードツアラー コンセプト」を発表している。2009年からの施行が予定されるEuro5排出ガス規制値(これもすごく厳しい。ディーゼル車に対する規制値(粒子状物質と窒素酸化物が対象)排出ガス中に含まれる粒子状物質は、Euro4規制値の25mg/kgから5mg/kgに80%削減され、NOx(窒素酸化物)は、250mg/kgから180mg/kgへ削減される)に全ラインアップで適応。

頑張れ日本の技術!





松下電器産業の強さは徹底した「環境経営」

2007-09-25 14:57:29 | 企業が社会に出来ること
2002年3月期の4000億円を超える最終赤字からの再建を果たし、優良企業に返り咲いた松下電気産業。

どのようにそれを成し遂げたのか?

後づけではなく、それは全社一丸となっての徹底した「環境経営」だった。

当時、中村邦夫社長は「環境経営なくして松下の経営はない」
との言い切ったそうだ。
この先見性と信念が大きな鍵だったと思う。

松下グループは世界で連結企業が650数社、33万人を抱える巨大な企業だ。
事業内容も半導体からロボット、家電と多様で、それぞれの事業における意思決定、とりわけ環境との共存といった抽象的な問題に対処する際は、よりどころとなる明確な判断基準が欠かない。

松下は「企業は社会の公器である」(松下幸之助の言葉)といった理念を一貫して掲げてきた。

「経営資源としての人や物は社会から預かっている」
のであり、
「利益は社会に貢献した結果として返ってくる」
ものだ、という考え方。

なんて偉いんでしょう。

33万人にそれを徹底するのは、大変だと思うが、理念で結ばれたグループは、求心力が強く危機に強いのではないか?どん底の経営のなかで、多くの社員のなかには「はたして松下は環境で立ち直れるのか」という疑問があったのではないか?そんな中の「環境経営」という明確なビジョンは、社員にとってはわかりやすくモチベーションを保ちやすいメッセージだったのではないか。

そしてこのピンチの後、松下電気産業は、ノンフロン冷蔵庫にはじまり省エネ・省資源型の家電製品の開発に取り組み、V字型の業績回復に向かう。環境配慮型の製品が市場に受け入れられ、競争力をつけていったのだ。

環境配慮型商品の例

■お掃除機能付きエアコン。10年間掃除しなくて消費電力などに影響が出ない。
■断熱性を高めた省エネ型の冷蔵庫
■節水型斜めドラム洗濯乾燥機
■家電製品の待機電力を10分の1に下げることのできる半導体の開発

そしてやはり決定的なのは、

電球型の蛍光灯パルックボールの存在ではないか。


従来型製品と比べ、同じ明るさでも5分の1の電力。
うちもこれを使っているが、電気代がはっきりわかるほどに安くなった。
寿命が約10倍なので値段も当然数倍するが、試算では、60ワットの白熱電球を1個この電球に替えるだけで家庭の二酸化炭素排出量の1%を削減できるとのこと。

今回は本業における、環境配慮を主に書いたが、この会社はホントにいろんな社会貢献をしていて凄いのでまた続きを書かせて下さい。


詳しくは 松下電器産業 

環境に関する情報の多さ、説明の丁寧さ、そして何よりも工場、調達、輸送なども含めて全社一丸となって本気で「環境経営」をしていることが、力強く伝わってくる。 

凄すぎ。
 

「ディーゼルVSハイブリッド 新たな戦い」が面白い

2007-09-25 13:32:27 | 環境全般
日経エコロミー舘内端氏が書いている「ディーゼルVSハイブリッド 新たな戦い」(07/09/25)が面白い

舘内端氏は自動車評論家。1947年群馬県生まれ。日大理工学部卒、東大宇宙航空研究所勤務後、レーシングカーの設計に携わる。1994年日本EVクラブ設立、現在も代表を務める。

「ディーゼルかハイブリッドか」の熱い戦いをリアルタイムで伝えてくれている。

取り急ぎご紹介まで!

アルマーニがデザインするテレビってどんなかしら

2007-09-25 12:23:03 | メディア・通信・IT・イベント
イタリアのファッションブランド、ジョルジオ・アルマーニは、
韓国のサムスン電子と共同で、テレビや携帯電話機など家電商品のデザインを行う。双方が23日に明らかにした。

携帯電話機は9月24日に開催される「ジョルジオ・アルマーニ」の婦人服2008年春夏コレクションのショーで発表される見通し。双方が声明を通じて明らかにしたところでは、この機種はクレジットカードほどの大きさで、厚さは10.5ミリだという。 

携帯電話機をめぐっては、米モトローラドルチェ&ガッバーナと手を組んでいるほか、韓国LG電子プラダと共同開発を行うなど、ファッションブランドと協業の動きが進んでいる、とのこと。




「首相の資質は何だと思いますか?」に福田氏は・・・。

2007-09-25 11:27:09 | 政治
21日の日本記者クラブ公開討論会でのお話。

記者・「首相に必要な資質何だと思いますか?」
麻生氏「孤独に耐える力」と即答。
福田氏「ひとつに絞るのは難しいが、決断、特に辞めるときの決断ですかね」
   (言葉を選びながら)

「辞める」は「(何かを)止める」ではなくて「(首相を)辞める」なのかどうか確認したいところだ。

総裁選への準備不足について問われると
福田氏「皆さんは私が候補になると思っていましたか?」
と笑いを誘った。

また「ソフトな一方で流されやすいのでは?」との指摘には、
福田氏「官房長官時代を言われたが、めげなかった。自分のビジョンを実現したい」と。

ちなみに、「キャラが立ちすぎている」と自称している麻生さん、
「(次の)総裁選で勝利するためには、キャラがたった方がよいのか、よくないのか、今は言えない」とのこと・笑。


特別支援教育・発達相談・就学相談でよくある質問集

2007-09-25 10:35:38 | 明るく発達障害の子どもを育てる
法改正に伴う情報共有化の中、重複して何度も質問されることはなくなりつつあるが、この何年か、あちこちでいろいろ紙を書いたり、質問をうけて、何度も同じことをきかれている気がして、

お陰でだいたいきかれることがわかってきた。

で、発達相談・就学相談FAQ

Q1 生年月日 名前 身長 体重 在籍保育園・幼稚園(学校)
Q2 分娩は正常だったか? 何週で産まれたか? 何グラムだったか?
Q3 1ヶ月検診ほか検診で異常が指摘されたことは?その頃の様子
Q4 首がすわった時期、ねがえりをした時期、おすわりをした時期、
   笑うようになった時期、音に反応した時期、はいはい、つかまりだち、
   たっち、歩く、はじめての言葉の時期
Q5 日常生活「食事」や「排泄」の状況
Q6 親、友達、先生との関わり方
Q7 言葉の状況(単語数、2語文、3語文や会話の例)

こうした情報は、この際、みんなで共有しましょ。
何度も同じことをきかれるのは、私は「書くのがめんどくさいよ」と思うだけだが、辛い親御さんも多いと思う。

1枚くらいつくっておくと便利です。

*それにしても、こういった機関はもう少しIT化(死語?)してほしいと思う。
手書きより、データの方が便利なんだけど。
せめてメールで連絡できるようにして欲しいんだけど・・・。

先生にも、ひとり1台パソコンを!


 

「尊敬されていた会社は生き残っている」という現実

2007-09-25 10:01:26 | 企業が社会に出来ること
手元に2004年7月の「日経ビジネス」がある。

この時点で「日経ビジネス」は、
「タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」
「利益がなければ存続できないが、儲けるだけでは生き残れない」
「強欲の時代は終わった」
と書いている。

今更私ごときが言うことではないが、同誌の先見性は本当に凄いと思う。

ここには、2004年CSRランキングベスト100が載っている。
「CSRへの取り組み度」「CSR報告書の充実度」「機関投資家の評価」「消費者の評価」「業績及び財務」に点数をつけて合計点でランキングを出したとのこと。

ちなみに2004年時点でのベストテンは、

10位 デンソー
9位 富士写真フィルム
8位 セブンイレブンジャパン
7位 ホンダ
6位 シャープ
5位 イトーヨーカドー
4位 日産自動車
3位 花王
2位 トヨタ自動車
1位 キャノン

また
松下電気産業の「スーパー正直」についてあったのが印象的。

すべてが「絶好調」とは言わないが、全体でみると少なくとも「生き残り」どころか、ほとんどがその地位を維持し、今も尚「尊敬される企業」である。

デンソーのHPでびっくりしたのだが、社員の不祥事について、HPで丁寧に説明している。
CSR報告書も正直で見事。
(中には粉飾まがいのCSR報告書もあるからね)

また、「スーパー正直」の松下電器産業の現在も是非ご覧になっていただければと思う。
松下幸之助の教えを守って、スーパー正直を貫き、この業績。凄い。

ちなみに同社のHPの一番はじめにくるのは、「製品回収のお願い」だ。
もう、コレ見ただけで、「信頼できるじゃん」と私は思う。
(不祥事をちゃんと説明しているデンソーも同じ)

今、業績が低迷している企業は目先の売り上げ増加、資金調達に必死だと思う。
しかし、システム思考でいうところのレバレッジポイントは、問題からはなれたところにあることが多い。

不祥事を隠蔽することなく、お客様に愛され、世の中から尊敬され、従業員が誇りをもって働ける会社になることが、実は建て直しの「レバレッジポイント」だったりするかもね。

おはようございます。「健全な与える人になる」

2007-09-25 08:49:17 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
おはようございます。
今朝は涼しいので、窓を開けています。うちのマンションは高台にあり、特有の風が吹き、とても気持ちがいいです。

さて、今日は「健全な与える人になる」ことについて考えてみました。

「あんなにやってあげたのに、お返しがこなかった」
と思ってしまうようならばこれは不健全な与え方だと思います。

自分のことをあとまわしにして、他人の世話をしたり、機嫌をとったりすると、しぼりだしすぎて自分の中に何も残らなくなるようです。

また「善意の押し売り」や「私はいいことしているんだから!」と言ってしまうのは、かっこ悪いし、人にも迷惑、自分の成長を妨げると悪弊が多いようです。
このへんのバランスは難しいですね。自己反省もこめて。

与えるのは義務感や憐み、罪の意識、ましてや変な自己満足や虚栄心で与えるのであるのではなく、「与えたいから与える」のだと私は思います。寄付もボランティアも「やりたいからやる」。

「人を助けたい」という人としてあたりまえのことを、正しく、健全に行うと、たとえその行いを誰も知らなくても心が晴れ晴れとして、元気になるようです。

そんな気持ちで過ごしていきたいです。

では、今日も良い一日をお過ごし下さい。

WIND BENEATH MY WINGS くま

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写真はひまわりの小部屋より。