WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

精神的豊かさの進歩

2007-09-22 22:16:54 | このブログについて・お知らせ
先ほどご紹介した枝廣淳子さんのお話の中に出てきた、
「物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも同時に進歩させていく」
という考え方が非常に強く心に残っています。

いまいろんな方がさまざまな表現でおっしゃっていることでもあると思います。

私自身、まだまだですが、「精神的豊かさ」を意識して暮らす努力はしようと思いました。
人への思い遣り、感謝に気持ちなどを大切にしたいと思います。

それではおやすみなさい。
今日も遊びに来てくださって有難うございます。

WIND BENEATH MY WINGS くま

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Photo by くま (フラワーアレンジメントの教室でつくったお花です)

「なぜあの人の解決策はいつも上手くいくのか」に注目!システム思考は日常に役立つ!

2007-09-22 21:58:44 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
私がこの本を知り、購入したのは、JFS枝廣淳子さんが、「システム思考で環境問題を解決する」というコラムを日経エコロミーに寄せていたから。
複雑に絡み合う環境問題を解く上で、枝廣さんの説く「システム思考」が有効だと思われ、早速本を購入した。

システム思考は、目の前の問題や解決策に飛びつくのではなく、「ちょっと待てよ。いま見えないものも含め、全体の構造はどうなっているのだろう?」「ちょっと待てよ。これをやると、こちらの想定している以外の影響が出てくる可能性はないだろうか?」、そんなアプローチ方法だ。本格的なものはでっかいコンピューターを使ってやるそうだが、日常私たちのレベルでも、ノートに図を書いて、取り入れることが出来る。

私たちは問題に直面するとその問題じたいをつついたり押したりしがちだが、システム思考を用いることで、一歩引いて全体像をみることにより、さまざまな気付きが生まれる。また一見問題から遠いところにあるかもしれないけれど、小さな力でシステム全体を大きく動かすことが出来る「レバレッポイント」を見抜くことができる。

組織でも個人でもシステム思考を身に着けることで、
■全体像をみつチカラ
■問題構造のツボを見抜くチカラ
■効果的な働きかけを考えるチカラ
■組織内外で問題を共有するチカラ

を強めることができるということ。

私はまだまだ超初心者だけど、ちょっとループ図に書いてみるだけで、頭が整理されて、家の中の小さな問題の解決方法がみつかったりするから不思議。

余談だが、JFSは、環境に関するあらゆる情報を世界に発信し、そのフィードバックを公開し、膨大な情報を蓄積し、分析している。
おそらく、枝廣さんは、「情報」が環境問題を解決する「レバレッジポイント」だと見抜いてこの活動をはじめたのだと思う。

JFSのこの試みが正しかったことは、こんにちのJFSの存在感をみれば一目両全だ。


なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?―小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方
枝廣 淳子,小田 理一郎
東洋経済新報社

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枝廣淳子氏、ブータンの「GNH(国民総幸福度)」に学ぶ発展の哲学」が面白い。

2007-09-22 21:56:53 | 企業が社会に出来ること
日経エコロミー枝廣淳子さんのコラム、ブータンの「GNH(国民総幸福度)」に学ぶ発展の哲学(07/09/12)が面白い。

何度か紹介している通り、枝廣淳子さんは、環境ジャーナリスト・翻訳家。東大大学院教育心理学専攻。通訳者を経て講演、執筆、環境NGO「JFS」設立など精力的に活動。主著に『地球のなおし方』『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?』など。訳書に『不都合な真実』など多数。

枝廣さんは、前回のコラムで、GDP(国内総生産)に対する概念として、社会の進歩を測る「GPI(Genuine Progress Indicator)」という指標について紹介してくれた。
そして今回は、CSR(企業の社会的責任)にQoL(生活の質)も含めて考えようという動きなどから近年注目を集めているブータンの「GNH」(Gross National Happiness)のことをとりあげている。GNP(国民総生産)ならぬ「国民総幸福度」だ。

昨年のエコプロダクツ展でもこのテーマでセミナーを開いていて、とても興味深く感じた。
今年もJFSには先進的なセミナーが期待できるなあと今から楽しみだ。

詳しくは、コラムを参照されたいが、
国の力や進歩を「生産」ではなく「幸福」で測ろうというこの「GNH」の考え方は、1976年の第5回非同盟諸国会議の折、ブータンのワンチュク国王(当時21歳)の「GNHはGNPよりもより大切である」との発言に端を発しているといわれているとのこと。

「物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも同時に進歩させていく」
という視点は、いま個人にも社会にも必要なのではないかと思う。

お奨めです。


「@ユニセフ・カードとギフト」秋のキャンペーン開始♪

2007-09-22 21:55:56 | 私らしく生きる。気づきと学び
@ユニセフ・カードとギフト」秋のキャンペーンが始まった。

今シーズンは、鳩とオリーブを刺繍した新シリーズ「平和の鳩」からエコ・トート・バッグとミニ・タオルが登場。

また、例年大好評のアルパカ100%のマフラーやショールが今年も到着し、ユニセフ韓国委員会のカード特使としてもお馴染みのイ・ビョンホン氏が特別モデルとして協力。

先日ユニセフハウスに遊びにいったときに、ショール系を触ってきたけれど、品質は良いと思う。色も綺麗だし。

他にもスクール・シリーズの新製品といった注目の品々に加え、根強い人気を誇るロングセラーも取り揃えている。
 
紹介しているユニセフのカードとギフトはすべて、定価の約50%が途上国での活動に役立てられる。

私は白衣を着たくまちゃんが欲しいです。


@ユニセフ・カードとギフト



信仰もデジタル化?インドネシア「デジタル・コーラン」に思う

2007-09-22 21:55:22 | メディア・通信・IT・イベント
世界で最も多くイスラム教徒を抱えるインドネシアでは、「デジタル・コーラン」の人気が上昇。特に信仰心の高まるラマダン月(断食月)には、コーランを再生するプレーヤーがよく売れるという。 
「iPod」と同じサイズのこのプレーヤーには、インドネシア語訳の付いたアラビア語の全文に加え、音読されたものが収録されている。愛好家らは、従来のかさばる印刷版とは違う、持ち運びやすい代替品を歓迎している。メッカ巡礼の際にもコーランを復唱できるこれらのプレーヤーを携帯すると述べているという。

うん。やはりこういうことになるのね。
きっと他の宗教でも同じようなデジタル化の流れがあるんだろうなあ、と思った。

とっくの昔に「バーチャル初詣」がある時代だものね。


大変だ!パパとママが喧嘩!?仲直りさせなくちゃと思った5歳の長男

2007-09-22 21:20:35 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
昨日の食卓でのこと。
「低公害型ディーゼル車が日本で普及するか」「日本版ホワイトバンド・メディアの功罪」をテーマに旦那と私が議論。

これ、私たち夫婦の趣味なのです。私はふだんはすごくおっとりしているんだけど、何を隠そう議論好き、ときに早口になっちゃう。旦那もいつもおっとりしている外見とは裏腹に理屈っぽくて議論が大好き。そんなもんで、私たち夫婦はしょっちゅう議論している。子供たちが寝てからとかに。
決して論理的とはいえない私の話の非論理的部分とか事実関係の間違いを旦那が鋭くつくなど、結構厳しいんだけど、頭の体操にはなるし、とにかく面白いんだな、これが。
文系VS理系、お嬢様育ちVS商店街の子、私学VS公立→国立、育った環境や受けた教育が違うとこんなに違う視点でモノを考えられるのかって。

で、昨日はついつい、食事中にそれで盛り上がってしまったの。

そしたら、5才の長男には、それが「喧嘩」にみえたみたいで、
「駄目よ~」
「ごめんなさいよ~」
「なかよし!」
「あくしゅ!」
と私たちの肩をぽんぽん叩いて、仲裁しようとした。

ごめんごめん!!!
心配かけちゃったね。

そもそも3人で食べているんだから、みんなで楽しく食事しなくちゃねえ。

パパとママを必死で仲直りさせようとしている姿がけなげだったよ。
本当に性格のいい奴だなあ、と思った。

有難うね。

「プロダクト・レッド」の中にある成功モデルとメディア戦略

2007-09-22 21:19:19 | 私らしく生きる。気づきと学び
旦那にナイショで買った「iPod」シャッフル・プロダクトREDが届いた。
定価9800円也。

もう日本でのキャンペーンはとっくにピークを過ぎているのに、
すっかり「プロダクト・レッド」にはまった。

これはやはり「日本版ホワイトバンド」が残した、こうしたキャンペーンにおける様々な問題と、そこにメディアがある意味「加担」してしまったことへの問題意識からはじまったと思う。

「だからマスコミは・・・」
と言われることがなんだか情けなくってね。

いまでも考える。
「日本版ホワイトバンド」の何が、大勢の方々の批判を浴びたのか。
どうすればあんなに批判を浴びずにすんだのか。

それを自分なりに再検証することで、私の行うかもしれないささやかな仕事に生かすことができるかもしれない。

そして誰かが読んでくれることで、今後日本において、大規模キャンペーンを行う際に、同じ轍をふまないでくれるかもしれない。

プロダクトレッド」については、様々は報道、評価が現時点で出揃っている。「カッコよくてすご~い」だけじゃないことは、それらを読むとわかる。

ただ、賛辞も、「あざといのでは」という批判も、すべて圧倒的な勝利という評価のもとに書かれていると私は受け取った。

プロダクト・レッドは、顧客にプロジェクトの意義を理解をしてもらいつつ、参加企業のマーケティングやブランド力を維持向上をも目的とするビジネスモデルだ。
顧客、企業、世界基金みんなが得をする。

そして顧客は、これが新しいビジネスモデルであることを、十分に理解した上で商品を購入している。

同じ「カッコいい!」だけど、募金ではない新しい社会貢献のカタチだけど、
日本版ホワイトバンドは大違い。

あくまでも私の感覚だが、「大人と子供の違い」とでもいうのだろうか。

メディア利用の上手さはいっけん、似ている。
でも慎重に内容をみていくとまったく番う。
全体の戦略の中でのメディアの位置づけや、媒体特性を生かした優れたコミュニケーション、組織力、理念とその発信・・・。やはりオトナとコドモだ。


何かを世の中に広めたいときにメディアは大きな武器になる。
カッコいいCMをテレビに流すことは確かに効果的だ。(お金はかかるが)
しかし大きな武器は、大きな凶器でもあるし、両刃の刃でもある。

こうした活動にはその性質から「より丁寧なコミュニケーション能力」が求められる。

伝える内容、理念を媒体の特性(テレビ、新聞、雑誌、インターネット、これらはすべて特性があり、役割に沿った表現、情報量が必要とされる)をふまえた高度なコミュニケーションだ。
問い合わせがきたときには、どんな意地悪な質問にもこたえられるだけの人的配置、情報や理念の共有しておく。

これらの基盤をつくらずして、いたずらにメディアで盛り上げてしまうと、かえって世の中の批判をあびる結果となる。

プロダクト・レッドのCMを観て心動かされた人は、オフィシャルサイトや企業のサイトにアクセスしたり、問い合わせをする。そこには、活動の趣旨が詳しく説明されており、どのようにお金が流れ、どのように使われるのか、どうすれば商品を購入できるのかがすべて完璧にわかるようになっている。
これがプロの、オトナの仕事だと思う。

「善意」という言葉は危険だ。
「良いことをしているのだから」という自己満足も怖い。

善意だから、良いことだからこそ、きちんとした「仕事」をしなければならないのだと自分の肝にも銘じたいと思う。

福田元官房長官と小沢代表の仲は?

2007-09-22 16:57:56 | 政治
福田元官房長官は民主党小沢一郎代表について
「個人的にお話ししたことがない。エレベーターですれちがうぐらいだ」
と、突っ込んだ人物評を避けた。

福田氏が初当選した当時、自民党にいた小沢氏はすでに幹事長。
当時の印象は、
「権威があり、偉い人なんだなあと、それぐらいだ」。
ただ、与野党協議を意識してか、
「ちょっとうち解けたような感じがする」とも指摘した。






「はるまついぶき」再生を祈る人たちへの希望のうた

2007-09-22 13:54:31 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
音楽プロデューサーの小林武史さん、ミスチルの櫻井和寿さんらによる「Bank Band」がインターネット限定で配信している「はるまついぶき」。
いいですね~。
収益の一部を新潟県中越沖地震被災者の方々への義援金として寄付されるとこと。
Bank Bandにとって「はるまついぶき」は、2006年の「to U」以来の新曲。
タイトル通り「春を待つ」気持ちを歌った曲。

櫻井和寿さんは「雪に覆われた春を待つ息吹のように、再生を待っている人たち、その人たちを遠くから思っている人たちに、この歌が届くことを願ってます」
と話す。

サビのところ
 ↓
降り積もる雪に覆われた
春待つ息吹きのように
かすかでも光に向かう強さを抱きしめたい

ラスト

いつの日にか
向かい風だろうと翼にして
きっと僕らも羽ばたけるはず
暖かな春の空に

(聞き書きなので、間違っていたらごめんなさい)

と、新潟県中越沖地震の被災者の方はじめとして、「再生」を祈るすべての人に
勇気と力を与える素敵な歌詞、そして美しいメロディー。

長く愛される曲になると思った。

小林さん、櫻井さん、アーチストとしてのパワー、志の高さ、そして時代のニーズを読む力、実行力・・・すべてに脱帽です。

ダウンロードは公式サイトに詳しく書いてあります。


Bank Band はるまついぶき

http://www.apbank-ecoreso.jp/07/harumatsuibuki/index.html

「音楽から世界を変える」小林 武史氏の人を繋ぐチカラ

2007-09-22 12:03:40 | 環境全般
今、音楽から環境を変える日本のキーマンと言えば、小林武史さんの名前は真っ先にあがると思う。

1995年桑田とMr.Childrenを共演させたシングル「奇跡の地球」を発表。

2003年、ミスチルの櫻井氏、坂本龍一氏らと共に環境プロジェクトへの非営利融資機関「ap bank」を設立。
ap bankの活動資金や融資金を集める為に、小林と桜井を中心としてBank Bandを結成。小規模はライブを成功させた後、2005年には静岡県つま恋にて野外フェス「ap bank fes」を開催、2007年までの3年連続で成功させている。2006年にはBank Band with Salyu名義のシングル「to U」(2006年7月19日)をリリース。反戦や環境問題などをテーマにしたBank Band唯一のオリジナル曲で、「筑紫哲也 NEWS23」(TBS)のテーマ曲としても使用され、ヒットした。
2007年2月には、とうとう、ロンドンでアル・ゴア氏と対談。

ライブやフェス、CDやDVDの収益はすべてap bankの活動資金や融資に充てられている。

よく、「人、モノ、カネ」を動かすのがプロデューサーだと言われるが、小林さんはそれらを繋ぐことで、世の中をも動かしつつある。
そして小林氏のヒトや優れた音楽を繋ぐチカラは、圧倒的だ。

「音楽が持っている“人間を解放する力”“人間をつないでいく力”“自分を偽らないで伝える力”。そうしたものを表現できたと思っている」(R25より)

「わくわくするポップ感覚って、高いところから人を見下ろすんじゃ駄目で、視線を下げて、どんな人とも同じ視点で通じてくものにしないといけない。それじゃないと共感は生まれない」

見下げた視点では共感は生まれない。

ホントにそうですね。


今日のおはようございます。「性格別掃除方法」

2007-09-22 10:48:48 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
おはようございます。
いいお天気ですね。
働く一人暮らしの方などは、「今日はまとめて洗濯!」なんていう方もいらっしゃるでしょうね。
私も職場の仲間と休前日になると「明日は洗濯だ!」とはりきっていました。

さて、私は家事が苦手です。
なぜかトイレと風呂の掃除、料理、洗濯は好きなんですが決して上手ではありません。片付けが一番苦手です。

ただし会社の机が散らかっていると仕事の能率が下がるので、意識して片付けるようにはしていますが、業界基準(机は物置)ではましな方でも、一般基準では、まだまだだと思います。

だから、リアルシンプルの「家事時間を短くするマイルール」は本当にためになりました。

性格別に家事方法を伝授してくれているのですが、
私の場合は「気ままに掃除派」。

そのルールは
■掃除のスケジュールは天候で決める
■掃除のゴングをならす
■掃除しやすい部屋づくりをする
■掃除はエクササイズと思う
■掃除は好きなところだけで良いと考える

「掃除しやすい部屋づくりをする」=モノを置かないだと思うので、必死にモノを処分していますが、やはりちょっと気を抜くとたまってしまいます。

今日は夫と息子が出かけているので、洗濯&掃除を「気ままに」やろうと思います。好きな音楽かけながら。

では今日も良い一日を!

WIND BENEATH MY WINGS くま

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「アドボカシーの実効性は?」コラムに成功例として日本版ホワイトバンドをあげる傲慢

2007-09-22 10:17:42 | 時事問題
日経エコロミーをチェックしていて、呆然とした。再びマエキタミヤコさんが、連載コラムの中で
アドボカシーに実効性はあるのか?」と題して、日本版ホワイトバンドに触れ

ほっとけない世界のまずしさ(ホワイトバンド)」はそれまでの貧困解消運動を「チャリティからアドボカシーへ」大きくシフトさせた画期的なキャンペーンでした。

とおっしゃっており、
アドボカシーを根付かせ、世界を貧困から救ったのは、あたかも「ほっとけない日本の貧しさ」(=日本版ホワイトバンド)である、といいたいように見受けられる。

何度も言うように、マエキタさんは、時代の雰囲気を掴み、それを切りとり、伝えること、そしてメディアをまきこむことに長けた優秀なクリエーターだ。

それだけに日本版ホワイトバンドへ批判の本質を理解せずして、全く的外れな反論や論理のすり替えを繰り返す姿勢が、私は残念でならない。


ここでいわゆる「日本版ホワイトバンド」はなぜ批判されているか再び整理する。

(世界中のホワイトバンド活動と区別する意味で、「日本版ホワイトバンド」=「ほっとけない世界のまずしさ」と書いている)

■活動の目的やホワイトバンド売上金の使途などの不明確さ
■実際に仕切っていたのがPR会社であること
■「政策提案」と「その支持収集」が本来の目的だ、ということが、テレビコマーシャルやその他の宣伝活動内で十分に説明されていなかった。むしろ誤解を生むような表現だった。
ホワイトバンドの価格が他国の同活動の約3倍(Tシャツも同様)。
■「意思を表明するのは、日本で販売されている"ホワイトバンド"ではなく、身近にある白い布や白いひもでもよい」とされていることに対しての説明が当初よりなされなかった。
■「活動費用として使われたお金については、独立した監査人に監査を依頼する予定」とあるものの、その予定が実行に移されていない。(もしくは公表されていない)
■「日本版ホワイトバンド」が行った「政策提案」とその成果についての具体的な報告が十分になされていない。

繰り返しになるが、「日本版ホワイトバンド批判」は、説明が足りなかったり、資金の使途が不明瞭なことが批判されているのだ。
決してアドボカシーが理解されていないために起こったのではない。

また今回マエキタさんがコラムの中でホワイトバンドの成果として披露した内容は世界的活動の成果であり、その中で日本版ホワイトバンドが果たした役割や「日本版ホワイトバンド」が行った政策提言や具体的成果については依然として述べられていない。

もしマエキタさんが、「ほっとけない日本の貧しさ」=日本版ホワイトバンドへの批判に反論したいのであれば、売上金の使途を含む、日本版ホワイトバンドが実際に批判されている内容にこたえるのが合理的だと思う。
しかし、コラムの中では、上記の問題については全く触れられていない。

ちなみに、2005年に開催されたG8(主要国首脳会議)の場で発表された日本政府のODA(政府開発援助)への増額に対して、「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン実行委員会」のウェブサイトにおいては、『政府内部からは「この増額は、GCAP(「グローバルな貧困根絶キャンペーン)への回答である」というコメントがキャンペーンに届けられている』との内容の記述がされている。
しかし「日本政府(各関係省庁や関係省庁の閣僚、および与党自由民主党の国会議員に対して、「ほっとけない世界のまずしさキャンペーン実行委員会」や、委員会が支援するとされるNPOから援助政策の変更要求が行われた結果、上記のようなODA増額が行われた」と言う事実は確認されていない。
また、上記のサイト内において記述されている、「政府内部」とは、具体的に日本政府のどの組織の、どのような地位の人物によるものなのかはまったく記されていない。
また会計監査についても、「ほっとけない世界の貧しさ」のHPでも永遠に「これから監査をうけます」と書いてあるのみ。ふう。

話を本題にもどすね。

もし、単純にアドボカシーについて啓発したいのであれば、
「ほっとけない世界のまずしさ」(=日本版ホワイトバンド)を持ち出すべきではないだろう。

日本でも世界でも着実に根付いている各NPO・NGOのアドボカシー活動を切り開いたのは「ほっとけない世界の貧しさ」=日本版ホワイトバンドでは決してない。

今回のコラムのような認識をもし本当に持っているとしたら、それは無神経を通り越して傲慢ですらある。

多くの関係者は、当時批判を真摯に受け止めて、その教訓のにもどづいて、前に進んでいることを私は信じたい。

関わった人の中でも、言い訳をしながら、その場所に立ち止まる人と、そこから前に進む人は大きな違いがある。

実際、ある意味利用されてしまった著名人の方たちの中には、自ら社会貢献活動をされている方がたくさんおられる。利用されたことに腹を立てて終わるのではなく、自ら新しい活動をはじめる、

このような方々の建設的思考には感動し、学ぶことは多い。


「愚直」であること

2007-09-22 00:17:07 | このブログについて・お知らせ
「愚直」という言葉に触れて、検索しているうちにある中学校の校長先生の挨拶とであった。

愚直であれ 謙虚であれ 誠実であれ という言葉。
 「愚直」とは、「正直すぎて気のきかないこと」
 「謙虚」とは、心にわだかまりのないこと すなおなこと」
 「誠実」とは、「いつわりのないこと まごごろ」

「派手なパフォーマンスだけが注目され、物事の本質が見落とされがちな今日、私は、あえて「愚直」であることが大切に思えてなりません。不器用でも謙虚に自分自身をみつめ、誠実に日々の生活を送ることが、今の変化の激しい社会において本当の意味での人間としての強さではないでしょうか」。

素敵な先生ですね。
いい言葉を教えていただきました。
有難うございます。

では皆さんおやすみなさい。


WIND BENEATH MY WINGS くま

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