WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

長男の挑戦・運動会・「僕は、リレーを、頑張ります」

2007-09-26 21:38:26 | 明るく発達障害の子どもを育てる
保育園最後の「運動会」にむけて。

①リレーで、バトンをちゃんと渡して、完走する
②開会式で「僕はリレーを頑張ります」をマイクの前で言う


①は、
■昨年のビデオを観て、「視覚的に」どんなものか理解させる。
■本番と同じ音がする笛で練習する
■本番と同じ場所で練習する
■本番と同じバトンで練習する

保育園の先生が頑張ってくれて
家庭と保育園で、みんなより一足速く自主練習中。

②は今日教えていただいたので、こんな対策を考えました。

■「頑張ります」を練習
    ↓
 「僕は、頑張ります」
    ↓
 「僕はリレーを頑張ります」

■何か「視覚的」にイメージできる材料を用意する。
 *イラスト???

■本番で使うマイクのカタチを教えてもらって似たもので練習する。
■本番と同じ立ち位置で練習する。

まあ、あんまりプレッシャーかけずに、やる気が出て、楽しめるように、
持って行きたいな。

それから、白状すると私は、ひとり親でいじけゴコロから、この手の行事には消極的だった。
仕事も忙しいし、憂鬱になるしで、息子のところだけ行って、いつも、逃げるように帰ってきた。
「やっぱりそれじゃいけないよね」と思ったのはやっと昨年くらいからです。
だから偉そうなこと言えない。
でももう逃げないつもり。

同じ立場の親御さん、一緒に頑張りましょうね。

それからあさって一応区立の学区の「通常級」の学校に見学をして、そのときに、副校長先生とお話してくる。
アポどりしました。

特別支援教育がはじまり、今、現場は過渡期。
ネットで仕入れた、特別支援教育の崇高な理想(文部省のHPなど)とは違うであろう、現場の現実、を肌で感じて、いろいろ聞いてくるつもり。
共有した方がいい情報は、学校に迷惑がかからない範囲で公開しますね。

心理の先生と土曜に話すので、土曜の夜か日曜にはアップする予定。

いま、特別支援教育は、各自治体、学校、先生などの要素により、かなりばらつきがあるのが現状だと感じる。
崇高な理想、親のニーズとは裏腹に現場の先生の負担、悩みは大きい。

「現実を知ること」も「現実と折り合うこと」も大切。
でも
「より良い環境を追い求める」「法律上保障されている権利を主張する」
ことも必要だと私は思う。

そうそう、昨日、児童相談所でテストしたIQが思ったより低かったから、悩んで泣いてしまったことをここに白状します。

お陰で息子も泣くし、大騒ぎ。大反省です。自分に喝!

そんなことで一喜一憂しないで、もっと長いスパンで、広い視野で、前向きに。
マイペースで。

(写真は息子が書いた絵です)

自閉症には、TEACCHっぽいアプローチがいいみたい。

2007-09-26 20:34:56 | 明るく発達障害の子どもを育てる
TEACCHっていうのは、Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped CHildrenの略。

「自閉症及び近縁のコミュニケーション障害の子どものための治療と教育」
という意味です。

ノースカロライナ大学のショプラー教授が研究・開発し、実践。
厳密にはこれのみがTEACCHっていうだけど、
いろいろ調べて、うちの子には有効そうなことが判明したので、

「なんちゃってTEACCH」実践中。

ちなみに、うちの子は「自閉症的傾向のある子供」というファジーな立ち位置にいる。

まず、
■TEACCH基本理念
 ●プログラムの最終的目標は自立である。
 ●自閉症の人達の特性を文化ととらえ共に生きる。
 ●共同治療者として親の立場・意見を尊重し、連携する。
 ●個別教育計画(プログラム)を作成し、生涯にわたって継続する一貫した
  総合的・包括的な援助を行う。
 ●自閉症の人達の特性や機能に合せて環境の方を変更(構造化)し、
  構造化された教育を行なう。←あとで説明するね。
 ● 表に現われる問題行動よりも、根に有る認知障害を考慮した療育を行なう。
 ↓普通の親には無理だけど、一応書いておくね。
 ●自閉症の療育者は、特定の専門分野(医学、心理学、教育、社会福祉、
  行動療法、言語療法、作業療法 etc)に偏らず、
 ジェネラリストとして詳しい知識を持ち、自閉症の人達をとりまく
  すべての問題を理解し、
  多領域の役割(行動管理、コミュニケーションスキル、社会生活上のスキル、  余暇に関するスキル、職業訓練、自立訓練 etc)
  を果たせるスタッフであること。

■個別教育計画
正しい診断と詳細な評価に基づき 一人一人の個人 (低機能の人から高機能の人まで)に合った個別教育計画(プログラム) IEP(Individualized Education Program)を作成し、生涯にわたって継続する一貫した総合的・包括的な援助を行う。
* 『個別』=『マンツーマン』ではない。


■自閉症の人一人一人別々に学習能力の綿密な評価に基づいて、
「障害」ではなくて「潜在能力」の方を見極めて教育方針を立てる。
→この考え方はすごく勉強になった。

■プログラムは実践され 改良され、子どもの成熟度と伸び具合に応じて改訂される。担当が変われば方針も変わる ということはないし、親が子の一生を考えなくてもすむよう、単なる通過集団の一員とはしない。

■評価は、 その人が「合格」している課題領域や、 技能をまだ獲得していない課題領域、 そして技能が芽生えつつある課題領域 を明らかにし、これらの課題領域をその人のための教育プログラムに取り込む。

■構造化
周囲の人達が自閉症の人達に歩み寄り、自閉症の人達が、
「 その場面で何をすればよいのか」
を理解し 安心し 自立して行動出来るように
「環境を視覚的に分かりやすく整理、再構成、 構造化=明確化」し、
自閉症の人達の「適応能力の不足を補完する」。

■自閉症の人達は、
「○○かも知れない」
という予測を立てて行動することが難しい。
これから起こる事も予測するのが難しい。

だから、不安で混乱する。

視覚優位の自閉症の人達が「目に見える形」(絵カードなど)で
分かりやすく提示し 今 「何をどうするのか」 という「予測」
が可能なようにする。

■いつ(When)=時間の構造化
予定表、時間割、スケジュール表(物や絵カード、写真、文字カードをレベルに応じて使う)
「始めと終わり」「何をどれだけやれば終わりか」「次にやるべきこと」
の明確化

■どこで(Where)=場所の構造化
場所と作業を1対1で固定し、何をするかがエリアで分かるようにする。
目的別に部屋を分ける[ 食べる所、勉強する所など ]
合理的な物の配置 、見ただけで分かる明解な表示 (色別のカーペット、マット、床にテープで区画、ついたて、カーテン etc)
■何を(What)=行動に対する構造化
予定表(物や絵カード、写真、文字カードをレベルに応じて使う) 。
「指示されて行動する」ということは 「相手のペース(待った無し)」で動く訳で相当のストレスがある。
「何をするのか見通しがつき」「自分のペースで動ける」(集団行動ではない)
ようになると楽になる。
(例) かごの中の課題(作業)をやると分かれば迷う事なし
■どのように(How)=方法の構造化
「手順表をつくる」「手を添える」「指を指す」「実物・写真・絵カード・文字カード・言葉 などで明確に伝える」。
言葉は 分かりやすい表現でシンプルに伝え、あいまいな言い方(抽象的表現)はしない。

そして、
■否定的な言葉は控える!!!
■日常使う言葉は統一する。
例えば「お箸」と「箸」は違う意味を持っていると思ってしまう。
■手順の示し方は ルーチンを 左から右、上から下 など一定にする。
■一方的に押し付けず、子どもの好きなことや興味があることを探す。
■まず 環境の方を自閉症の人達にとって理解しやすいようにすることで、不必要な不安が取り除かれると、逆にこだわりが薄れ、自分の方から外界に働きかけようとする自発性が芽生え、融通性が出て来るようになる。パターン化した生活で安定出来る。

■子供が嫌がる事を無理強いするような構造化は無効である。

■部分的に構造化された環境が用意されているだけではTEACCHではないし、絵カードを取入れているだけでは TEACCHとは言えない。

■行動療法

良くない negative 行動は無視し報酬を与えず、良い positive 行動には報酬を与える。
しかし、行動を無視していいのは、その行動の意味をよく分析した結果でなければならない。
行動の意味が分かればほとんどの問題行動は解決できる。

TEACCHでは「表に現われる問題行動」よりも、「根に有る認知障害」
を考慮した療育を行なう。

「表面化している問題行動」のみの解決策を性急に求めるのではなく、
理論(仮説)より実際の子どもの観察から自閉症を理解し、
「その人にとって そうせざるを得ない理由は何か?」
ということを、「 認知障害の面から追求」することによって
援助の方向性が見えてくる。

!!!古典的な行動療法では 問題行動に対して罰を与えるが、新しい行動療法では 問題行動でも行動の無視や、5分以内のタイムアウト(不適切行動をしたらすぐ楽しくない状況に置く)、再指示、そして断固たる ダメ! によって対処されている。

■TEACCHの実践
[自閉症の理解]
予期に反したら・・
相手の言葉が全然 理解出来なかったら・・
知らない人が全面に出て仕切られたら・・
誰だってパニくるはず。

■いつまで待てばよいという見通しがなく、ただ待たされるだけという事態に置かれれば、誰だって イライラするはず。

■「頑張れ!」 と彼らの側にのみ努力を求めたり、
事情を語れない彼らに「私たちの側の常識」を押しつけてしまいがち。

■怒らない--でも 譲らない--が大切。
見て覚えてしまうことが得意な子どもが多い。
興味のあるものや得意なところは皆違う。

■新しい試みをするときは、スケジュールの一こまを「?」にしておくと「?」のところでは、自分にとって不慣れで助けを必要とすることが起きるということが 予め教えられていることになる (が、?=『その試み』で固定化される恐れ)

■話し言葉は消えて行くから一旦覚えなくてはならずエネルギーを必要とするが、絵カードなどで視覚情報が与えられればその情報はすぐには消えず、覚えなくても何度でも見て確認する事が出来る。

■適応
社会的スキルの獲得によって自身の自信となれば良し、
「納得出来ない社会的ルール」を「外側から強制」されたら、「機械的な反応」
しかできない、
非常に緊張の高い、結局は非社会的な人になってしまう。

ほとんど自分のノート状態。

なんか、これまで心理の先生からアドバイスいただいた内容、効果があったやり方に非常に近いぞ。

興味深いのでもう少し勉強してみるね。

息子は「自閉症かも?」だけど、弟(36歳)は診断が「自閉症」だから、この視点は凄く役立ちそう。

ユニセフ・ラブウォーク

2007-09-26 19:17:10 | 私らしく生きる。気づきと学び
ユニセフ・ラブウォーク」というのを発見。

詳細は、HPに書いてあるけれど、お散歩イベンドを開催して、募金集めもしましょ、という、肩の凝らない企画。
あんまり縛りのない、はりきりすぎない、ゆる~いかんじが何ともいい。

町内会でもお友達でも同窓会でもなんでもいいみたい。

やっぱり主催者があんまり気合が入っていると、ひいてしまうから、ゆる~くが、
いいんじゃないかと思うこの頃。

あと、あんまり人のことは言えないけど「女性の品格」の「良いことは隠れてする」はあたっているな~、としみじみ思う。自戒をこめて。

と思っていたら長男が
「あっるこー、あるこー」♪と歌ってた。

「オンライン音楽ストア立ち上げ」で、アマゾンのビジネスモデルをどう生かすか?

2007-09-26 12:48:58 | メディア・通信・IT・イベント
インターネット通販大手の米アマゾン・ドット・コムがいよいよオンライン音楽ストアを立ち上げた。230万曲近くを擁する楽曲はどれも複製からは守られておらず、米アップルiTunesストアを下回る価格が設定されている。

同音楽ストアは「アマゾンMP3」で買った曲は、当然のことながら、アップルの「iPod」や米マイクロソフトの「ズーン」を含む、大半のパソコンや携帯端末を通じて聴いたり加工することが出来る。

同社の販売価格は一曲当たり89-99セント、アルバム1枚につき5.99-9.99ドルと、iTunesストアの同1.29ドル、同(大半)11.99ドルをそれぞれ下回る。
iTunesストアでも、いわゆるデジタル著作権管理DRM)技術の付加がない楽曲を提供する策を講じており、同価格はDRMの付かない楽曲、コピー規制のないアルバムを対象とする。

ユニバーサル・ミュージック・グループEMIミュージック・パブリッシングの大手音楽会社2社も、何千もの独立系音楽会社と同様にアマゾンで楽曲を販売する契約を結んだ。アマゾンによると、ラウンダーやトロジャンなど小規模な音楽会社数社にとっては、複製保護のない楽曲販売はアマゾン・ストアが初とのこと。

DRMは違法コピーの阻止には役立つが、消費者にとっては機器の種類や音楽を聴くパソコンの数が限られ、使い勝手が悪くなる。iTunesからダウンロードした複製保護付きの楽曲は、通常iPod以外の機器では聴くことができず、iPodでは同業他社で購入したDRM技術付き楽曲を聴くことはできないとのこと。

一方、ソニーBMGミュージック・エンターテインメントは、アマゾンMP3での楽曲販売には合意していない。また、ユニバーサルとEMIも複製保護なしで利用可能とするのは一部の楽曲のみに制限している模様。

待ち望まれた音楽配信ではあるが、音楽ダウンロードサービスは、競争激化により
決して利益率は高くない。
アマゾンの主力が書籍であることはこれまでどおり変わらないだろう。

ところで、アマゾンが「本好き」人間にとって、極めて便利な書店であることは言うまでもない。
そして、マイページでは、自分が過去にチェックした商品、好むジャンルからお奨め商品をピックアップしてくれたり、ない本が中古で入荷すると教えてくれるし、
商品知識が豊富で気が利く「親切な店員さん」が自分専用に常駐しているようなものだ。

これが、音楽でもあったらどうだろう。

モチロン、iTunesストアにも、アマゾン同様「親切な店員さん」はいる。
でも私の使い勝手でいうと、私がアマゾンにはなれていて、iTunesストアに慣れて
いないということを差し引いても、このコンピューター上の店員さんの実力はアマゾンの方が上にみえる。

「何でみんなこれやらないのお?」
と思って調べたら、

この「親切な店員さん」はレコメンデーション機能といい、特許を申請しているそう。ということは企業秘密なのね。

で、このバーチャル親切店員さん(レコメンデーション機能)は実用レベルで世界のトップを走っているそう。

音楽ダウンロードサービスと書籍販売の大きな共通点は「超多品種商品」であること。したがって「検索」「データ蓄積」「分析」「提案」といった「親切な店員さん」機能が、勝敗をわけるだろう。

アマゾンが、そのビジネスモデルを、音楽配信にどう生かすのか?
これは見ものだ。

日本上陸に関しては、現在問い合わせ中。
わかり次第お知らせしますね。

福田内閣ネーミング、個人的ベスト10

2007-09-26 12:20:31 | 政治
自らは「背水の陣内閣」と名づけた。これはこれなりに、福田総理らしいバランス感覚あるネーミングだと思う。

10位 「背水の陣内閣」(総理)
9位 「ディフェンス重視内閣(作者不明)
8位 「尻拭い内閣(荻原博子氏)
7位 「上書き保存内閣」(作者不明、たぶん朝日新聞)
6位 「骨密度が気になる内閣」(丸山和也参院議員)
5位 「再留スプレー内閣」(催涙スプレーの駄洒落)(デーブ・スペクター氏)
4位 「幕の内弁当内閣」(田原総一朗氏)
3位 「貧乏くじおすそ分け内閣」(やくみつる氏)
2位 「大勢復古内閣」「注目は大政奉還があるかどうか」(荒俣宏)
1位 「ネズミの嫁入り内閣」(土屋彰久氏)

*順位は面白いのをみつけたら変動します。

おはようございます。中秋の名月を見そびれた方へ

2007-09-26 08:08:40 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
おはようございます。
中秋の名月はご覧になりましたか?

私はベランダでちらりと見ましたが、長男の就学関連で、イライラしてしまって、月をゆっくり楽しむことが出来ず、そんな自分の余裕の無さを反省です。

物事がうまくいかないときは、立ち止まって気分転換が必要だと痛感しました。

忙しくてご覧になっていたい方に、お写真をご用意しました!

中秋の名月
中秋の名月

photo by Purity


http://photofriend.jp/photod/42692/

フォトフレンドのPurityさんの作品です。
綺麗ですね~。

週の半ばでお忙しいかと思いますが、ときには気分転換して下さいね。

では、今日も良い一日をお過ごし下さい。

WIND BENEATH MY WINGS くま

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