Let’s Challenge!!

人生で大切なことは、失敗してもいい、チャレンジすること!! 楽しみながら・・・
 Let’s Challenge!!

親孝行、したい時には・・・

2009年07月16日 | お出かけ
母は7人兄弟、その内姉妹は3人です
母が亡くなって久しいのですが、私たち兄弟は変わらずお世話になっています
以前にも ブログの中に登場した伯母 です
『この伯母は、生まれつき体が不自由で今ではほぼ寝たきりのような状態
でも、電話ではとても元気にみえる
私が、義父母と暮らしているということで
すでにいない両親の代わりに贈り物を年に4回ほどしてくれる
この時期は、新茶が出回るので美味しい新茶とおばあちゃんとお茶でも飲むようにとの配慮で、
おばあちゃんが好きなお菓子も一緒に贈ってくれる』 と書いた伯母です
伯母は健常者ではない体で、義父母の面倒を18年間も看て
現在は、夫である伯父さんと茅ヶ崎で暮らしています
介護認定は当然受けられる状態ですが、自分が介護をした経験から人の世話にならないようにしたいとの思いから
あさは4時ごろから起きて、伯父との生活でやるべきことをこなしている
未だに、伯母は昆布やカツオから出汁を取るところから料理を始める
冷蔵庫の中にはその出汁がストックされていました

そんなふうに暮らしている伯母夫婦も時々入退院を繰り返しているとの便りが届く
ずっと妹とお見舞いに行きたいと思いながら、伯母に言うと私たちのために大変な準備を始めてしまうので
今回は全く内緒で出かける計画をしました
そして、実家の近くに住むもう一人の叔母も妹が連れて行きたいということで車で一緒に来る予定でした
その叔母も、70歳を過ぎてから若い時に痛めたところを十分治療しなかったために歩行が困難で車以外では外出は困難です

突然の訪問に伯母は私が誰なのか一瞬わからないようでした
それから私は自分の家のようにお茶を入れ伯母と、妹たちの到着を待ちました
伯父さんは、月に一回の男の料理教室の日で不在だとか
伯父は大きな電機メーカーに勤め、退職後は大学の講師を続けていた学者タイプの人
そんな伯父が料理教室に通っているなんて ・・・勝手に想像して気の毒に思っていました
私が思っていたのは間違いで、家では伯父の出る幕はなさそうです
喜んでいいのか?・・・
二人でそんなとりとめのない話をしていると、急に伯母は私たちの土産物の手配を始めた
電話をかけて注文をし始めました
止めようにもとまらない伯母です
やはり突然来てもお土産をたくさんいただきました

叔母と妹が到着し、伯母たちも嬉しそうに再会を喜んでいるようです
そして、伯母は泊まる準備を始めようとします
私たちは伯母たちを見舞うのが目的なのに迷惑をかけてしまうので、あらかじめ妹が宿を予約していました
伯母たちと別れがたく6時ころまでお邪魔して宿に向かいました

叔母を置いてこようかずいぶん悩んだ末、私たちと一緒に旅館に泊まることにしました
叔母には未婚の一人息子がいますが、仕事が忙しいのと男ということで
旅行に行ったりすることはもちろんないようです
そして歩行が困難な叔母が、まだその息子の身の回りの世話もしている状態です
そんな叔母に私たちからのささやかなプレゼントです

突然だったのですが妹が取ってくれた宿は真鶴の鯛納屋旅館
“魚屋直営ならではの新鮮さと、やすさで好評”がうたい文句らしい

海の幸が食べきれないほど出てきました
こんなにゆっくりと話すチャンスがなかった叔母と食べながら、布団に入ってからも話は尽きませんでした
翌朝は、4時に起きて真鶴を散策するという
歩行困難の叔母を残して、早朝妹と真鶴を見て回りました
実は、足の悪い叔母に真鶴をどのように楽しんでもらえるかを確認するためのものでした
妹の優しさには敬服します
まだ薄暗い夜明け前、車で岬の方へ向かいました
 
暗いので少し怖い気持ちでお林遊歩道を抜け三石海岸に出ました
カメラを持っていかなかった私も妹のカメラを借りて日の出を撮ってみました
厚い雲の間から見えてきた時には感動しました
 
この三石海岸は初日の出のころにはその三つの岩の間から陽が出るということで初日の出の名所として有名だそうです
 
岬まで約3~40分の散歩コースでしたが、楽しめました

叔母が起きる前に帰り、温泉に入り朝食です
昨夜食べきれなかった刺身類は、『漬け』にして出してくれると夕べ説明がありました
が、朝食もたくさんのご馳走にやはり残してしまいました

いよいよ下見も済ませて叔母が楽しめそうなところをピックアップしたので出発!
どこに行っても妹がかかせないところは美術館
車いすを借りて中川一政美術館を見て回り
遊覧船に乗って、朝散策した真鶴岬を海側から楽しみました

温暖な地、ハイビスカスも素敵でした

遊覧船の中で大切にされていたつばめ

新鮮な海の幸を使ったかまぼこの専門店の前で見かけたワイヤー・フォックス・テリア


叔母は疲れたと思いますが、妹と私の計画は、まずまず成功したように感じます
しかし、だんだん体の自由が利かなくなっている伯母たちは、私たちに申し訳ないと思っているようです
私たちは、すでに両親がいないので親孝行のまねごとをさせてもらえて嬉しく思っているのですが・・・