Let’s Challenge!!

人生で大切なことは、失敗してもいい、チャレンジすること!! 楽しみながら・・・
 Let’s Challenge!!

雪の大谷ウォーク!立山黒部アルペンルート

2010年05月13日 | お出かけ
今年のお味噌の仕込みも滞りなく終わりました。
冬には、美味しいお味噌になっているはずです =*^-^*=

今年の春に転勤になった妹は部活動の顧問にならなかったため、例年このGWは春の大会の真っ最中で
お味噌造りも不在のことが多かったのですが今年は余裕です
じっとしていることがない妹は、仕事の他に畑で作物も作り、旅行にもよく出かける
時間の使い方が上手と言えば言い過ぎかもしれないけれども、一人で動けるというメリットを最大限に活かしているように思う
私はたぶん一人だったら、じっと家に閉じこもっているように思う

そんなことで、今年は早々に妹から『雪を見に行かない?』との電話が入りました 『???』
母が生きていたら叱られたと思うのんきな姉妹です
“立山黒部アルペンルート”に行こうということだったのです

夫が帰ってきたので聞くと、力なく『勘弁してヨ~』
そんな弱々しい夫を見ると今まで気乗りしていなかったのですが、俄然行く気になります
私も誰かが言い出さないと出かけない“出不精”なので極力出るように努力しています
そして義父母が若い時から出かけることが嫌いで今では車で誘っても全く外に出ないように夫がなってしまったら大変と思っているのです

確かに強行軍です
土曜日も仕事の関係で出勤が多く、渋滞やら、お味噌作りも早朝からの仕事を考えると・・・立山も5:30に集合です
『勘弁してヨ~』って私も思いました
でも、妹との旅は本当に楽しいのです
教師をしているというのもあるのかもしれませんが、“ハズレ”がありません

夫が仕事で疲れていることも、体力がないことも、考えると休ませてあげたい気持ちと、今回はバスのツアーです
バスで休んでいけばいいと考えることも・・・参加を決め、妹にすぐ参加の旨を伝えました
その時の夫の気持ちは・・・“付き合いきれない!”と思ったかもしれません

アルペンルートに行くには、長野側から入る方法と富山側からの2通りあります
環境保護の為にマイカーの乗り入れはできません
長野⇔富山間約90km、標高差2,450mを、ケーブルカー・トロリーバス・ロープウェイ・高原バスなど多彩な交通機関を利用して移動します
そこで車を回送することになるのですが、その料金が3万円前後になります
そんなことで今回はバスツアーにしたと連絡がありました

佐久ICを出たところからスタートです
長野市まで17か所でツアー客を乗せ、上信越・北陸道を通り、富山県の立山駅に向かいます
最初の休憩所でバスを降りたところ、はるか遠くにピンクの並木・・・もしやと思い近づくと桜が満開でした
この日は、雪山を歩くというのでカメラはコンパクトカメラにしました
そのカメラは、マクロ撮影を主に考えて買ったので望遠の機能がありません
走るしかありません! 最大に近づいてこちらですが・・・最盛期の桜、とてもきれいでした
<

富山県立山駅に到着です
大勢の人たちがくつろいでいるように見受けられます
実はくつろいでいるのではなく、ケーブルカーに乗る順番を待っている人たちでした
バスツアーということで私たちは事前にバスの中でガイドさんから“待つ”ことを知らされていました
ガイドさんの説明によると、5月4日はツアー客だけで富山側から2000人、長野側から2500人入るので1時間半待ちとのこと
昨日は両方で6000人だったので2時間待ちだったと聞きました
その人数に一般客がプラスされますからものすごい数になります
そこで“立山カルデラ砂防博物館”を見学しました
<

定員120名のケーブルカー、その日は何人くらい乗っていたのでしょう・・・すし詰め状態でした
           立山ケーブルカー 立山駅⇒美女平 《1.3km・所用時間7分・標高差502m》
<

こちらも満席です ゆっくりしている私たち3人は補助席になり、雪の山が見えてきても思うように写真も撮れませんでした
             立山高原バス 美女平⇒室堂 《23km・所用時間50分・標高差1473m》
<

室堂に到着です
車窓からの立山連峰の雪景色に釘づけになりました
途中、森の巨人百選に選ばれた“立山杉”や雪の壁の間を通りました
<

ここで約1時間半の雪の散策を楽しみました 一面が銀世界です
まだスキーを楽しんでいる人もたくさん見受けられました
豪雪地帯の立山、毎年4月中旬の立山黒部アルペンルート開業に伴っての40日間にも及ぶ除雪作業
昔はコンパスを使っての作業、今は道路測位システム(GPS)を使いより早く正確に道路の位置を測定出来るようになったそうです
大型ブルドーザーで雪の壁を少しづつ削り取る職人技ともいえる除雪作業が行われるのです
ロータリー除雪車の名前は、“立山 熊太郎”
今年は14mの壁ができました
< < < < <

“雪のカレンダー”を興味深く見ました  面白い!!
雪質によって層ができ、層になった雪質ごとに名前があり、特徴が書かれていました
  
            売店で売られていたスナック菓子の袋はパンパンです


         立山トンネルトロリーバス 室堂⇒大観峰 《3.7km・所用時間10分・標高差1473m》
日本で最高所を走るトロリーバスです
立山山頂直下ですれ違う場所をつくっていてすれ違います
大観峰へ200m進んだ所に“破砕帯”があります

眼下に黒部湖、立山連峰が広がるビューポイント 絶景です!
山頂近くから黒部に向かい一気に下るダイナミックなロープウェイ、“動く展望台”と言われているそうです
ダイナミックなのはそれだけではなく、1.7kmもの間支柱が1本もない!
4本のワイヤーのみです
ワンスパン方式のロープウェイとしたら、日本一の長さだそうです
           立山ロープウェイ 大観峰⇒黒部平 《1.7km・所用時間7分・標高差488m》
<

自然景観保護と雪害防止のため全線地下を走る、日本で唯一のケーブルカーです
           黒部ロープウェイ 黒部湖⇒黒部ダム 《0.8km・所用時間5分・標高差373m》
ケーブルカーを降り徒歩で黒部ダムに向かいます  トンネルを抜けると目を見張るような絶景です
石原裕次郎が出演した【黒部の太陽】で有名な黒部ダムです  20世紀の大事業と称賛されています
戦後の深刻な電力不足を解消するために建設された黒部ダムです
語り継がれる数々のエピソードや建設に関わった人々の情熱が織り込まれた黒部ダム建設はあまりにも有名です

アーチ式の黒部ダムがこれほど美しいとは感動しました
貯蔵水量2億立方m以上、ダムの高さは186m、堤長492m日本一のダムです
そしてその壮大さに、多くの犠牲者がいたことを納得せざるおえませんでした
毎秒10立方メートル以上もの水量を吹き出す観光放水は6月26日~10月15日の期間です
< < < < <

         立山トンネルトロリーバス 黒部ダム⇒扇沢 《6.1km・所用時間16分・標高差37m》
このトロリーバスは関電トンネルと立山トンネルでしか運行されていない日本唯一の存在です
ガソリンではなく電気で走り、鉄道の一種として区分されているのも面白い
最後のトロリーバスに乗って感動の旅が終わりました
<

   ☆字数の関係で記しませんが、ほとんどの画像は2枚づつ重ねています  マウスオンしてご覧ください☆