昔の板金工場のイメージについて
神奈川県 横浜市 丸井工業(株)専務の井手野です。
今から40年ぐらい前の板金工場は、中に入るとホコリと油のにおいがしていました。
汚れが目立たない色なのか、工場内には灰色や薄緑色、黒く鈍い金属の色がそのままといった加工機が並んでいて「子どもは工場に入るな!」と言われていたし、特に興味が沸く様な場所ではありませんでした。
当時の工場内は「カッツン、カッツン」と小さなプレスのカムの音に混ざり「ドン!」という“ケトバシ”の音が響き、独特なリズムの中で作業が進んでいた気がします。
▲ 並んだケトバシ
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なぜ、精密板金加工と言う言葉を使う様になったのか、についてです。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
板状の金属材料(板金)を使うのであれば板金加工と言う方が分かりやすいと思いますが、我々は自社の事業について紹介する際「精密板金加工」と言う言葉を使います。
異業種の方に「板金加工」とか「精密板金加工」と言うと大抵「車の修理ですか」と言った様な話の展開になります。まだまだ精密板金加工も含め板金加工全体の知名度は低いのでこのブログを通して多くの方に知って頂き少しでも知名度が上がって行けばと思います。
さて、これは諸説あるかと思いますが精密板金加工の語源について私が以前に聞いた情報としてお話します。
その当時、日本国内外でシェアーを誇る加工機メーカーが自社の持つ多種類の加工機を効率良く売って行く為の手段として加工機をそれぞれの性能により分類したところ3つのカテゴリーが出来それを便宜上分類した名称が製缶板金加工、一般板金加工、精密板金加工、だったそうです。
そこで、板金加工を事業としている会社が自分の会社の設備や得意な分野を手っ取り早くお客様に理解してもらう手段として自然発生的に製缶・一般・精密を板金加工の前につけて使う様になったと言う事です。
▲ 精密板金加工製品例です 精密板金加工で作られた板金部品を使い組立てた筺体(ケース)です
▲ 精密板金加工の薄くて小さいシンプルな製品例です これよりずっと小さくて複雑な物も加工します
▲ 精密板金加工の製品例です 手の平サイズの筺体(ケース)です
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精密板金と言う名称の由来についてです。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
これは諸説あるかと思いますが私が以前に聞いた情報としてお話します。
精密板金を総務省の業種分類で探してみても金属製品製造業の分類の中に精密板金と言う文字は出てきません。ではどうして精密板金と言っているのでしょうか。
日本国内外でシェアーを誇る加工機メーカーの営業戦略が発端となるのですが、その当時多くの種類の加工機を製作していた同社はそれらを効率良く売って行く為の手段として、加工機ごとの性能によりカテゴリー分けをしたところ3つに分かれたそうです。それを便宜上分類した名称が製缶板金加工、一般板金加工、精密板金加工、だったそうです。
製缶、一般、精密、3つのカテゴリーに分類された通りそれぞれ扱う製品の大きさや使う材料の板厚によって設備や精度も変わってくるので3者それぞれ自社の得意分野がお客様に分かりやすいと言う事で自然発生的に使われ始め現在に至っているのではないかと言いう事でした。業種名では無いので「精密板金加工業です」とは言えませんね。
▲ 精密板金加工製品のイメージ写真です。細かな加工が多いですね。
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おはようございます、神奈川県 精密板金の丸井工業です。
ISO9001の更新監査も今日が最終日です。
今振り返ってあの時頑張って認証取得にチャレンジして良かっ
たと思います。
3年前認証を取得した日、一人一人に「頑張ったねありがとう」
と声を掛けて回った事を思い出しました。
▲ISO9001認証書
これからも改善を重ねより良い企業を目指して頑張ります。
関連 丸井工業株式会社
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【 精密板金加工 】“当時の作業者” についてお話しします。
少し昔と言っても、30年前位の町工場の風景です・・・
数日に渡って私の見聞きした昔のお話をしてきましたがもう少し
おつきあいください。
前回は“ケトバシ”の説明をしましたが分りにくいと思います。
モーターや油圧では無く、人間の足が動力のプレス機と言った方
がわかりやすいかもしれません。
ケトバシに使う金型は金型屋さんに発注する場合もありますが
作業者が手作りで金型を作って板金加工をする場合もありました。
とにかく人間が動力、体力と気力の勝負!
人間だから段々と疲れてくるだろうし、集中力を切らさないなど
いったいどの様な精神力だったのでしょう?不思議に思います。
現在の様に工程計画にもとずいた作業指示書なんて無かったでし
ょうし、一元管理された情報を各端末で作業者が共有するなんて
事は夢の様な話だと思います。
ですから、その当時は作業者が使える情報は図面だけ
当然図面には載っていない、顧客の細かい要求事項などは伝わる
訳は無く、悪く言えば「すべて作業者の力量まかせ」品質が安定
するはずはありません。
今日の様な暑い夏、いったいどんな品質の製品だったのか?
それでもその当時の作業者は図面の要求に近づける様に努力
をしていたのだと思います。
凄いです。
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