
精密板金に文字印刷を施した加工例です。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
一般家庭のDVDプレーヤーやオーディオ機器など、操作パネルや本体の化粧に良く見かけるアルミの表面にヘアーライン加工をしてその上に文字印刷を施した加工例です。(ヘアーライン加工とは目の細かいサンドペーパーの様な物を使いアルミやステンレスの表面に細いキズを一定方向に付ける加工です)金属の表面などに文字や記号などを印刷する場合は一般的にシルクスクリーン印刷を用います。
家庭で作る年賀はがき、今はプリンターが主流ですが「プリントゴッコ」年賀はがき以外でも何かの機会に一度は使った事があると思います。
シルクスクリーン印刷はプリントゴッコをイメージしてもらえれば良いと思います。印刷したい文字が作られたスクリーンにインクを乗せて印刷する(印刷面にインクをのせる)プリントゴッコと違うのは自然乾燥させるのでは無く、印刷した物を窯に入れて焼き(熱を加える)インクを定着させる事によって少々印刷面を擦っても文字が消えたり滲んだりする様な事はありません。
また、ヘアーライン加工で板金の表面にキズが付いていると言っても影響無くかなり細かな文字まで綺麗にシルク印刷は出来ます。

▲ アルミの生地そのままのフラットな感じとは違いヘアーライン独特の風合いが出ています

▲ シルク印刷が完了したパネルです かなり細かな文字まで鮮明に印刷できます
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エキスパートから多能工へ多くのスキルを身につける。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
我々の業界特有とも言うべきなのでしょうか?加工機ごとに仕事が分かれ分業化が進んだ影響なのか自分が任された仕事以外は「分からない」「出来ない」と言う従業員が増えて来ていると聞きます。
中小企業は少数精鋭です。縁が有って入社してもらった従業員を一つの仕事の専任にしてしまうのでは無く、出来るだけ多くの仕事がこなせる様に教育や訓練の場を作り多能工に育てて行く事が結果として会社と従業員双方のメリットに繋がると考えます。
「多能工」と聞くと、どうも拒否反応を示す傾向にある様ですが、何を習うにしてもお金が掛かるこの時代、お金を貰って色々な仕事が覚えられるのにもったいない事だと思います。
お金や物といった財産は他人によって奪われる事はあっても自分が身に付けた能力や知識は奪われる事の無い唯一の財産です。まずはエキスパートそして多能工へ会社と従業員の良い関係が企業を伸ばしていくと考えます。

▲ イメージ写真です (加工機のオペレーター)
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切り起こし・曲げ・バーリング 製品加工例です。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
コストダウンや組立・配線の工数を減らす為に、やたらと曲げを多用したりきわどい場所にバーリングタップを加工したり特殊な切り起こしを使ったり、設計者がいろいろと工夫を凝らしているのが図面から伝わってきます。
しかし、せっかく時間を掛けて考えて部品の点数が減り見た目はシンプルな製品でも場合によっては加工が複雑になりコストアップになる場合も考えられます。精密板金加工業者ごとそれぞれ得手不得手もあり、または「こんな加工が出来るんだ」といった場合もあります。設計者と業者がお互いに出来るだけ多くの機会をもって情報交換出来る関係が望ましいですね。

▲ SPCC 0.8mm にニッケルメッキ処理をした製品例です

▲ 曲げ、切り起こし、バーリングタップなどが加工されています

▲ 切り起こしはプリント基板を乗せたり、隙間に板金を差し込むなど利用方はいろいろです
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要求に応じていろいろな形をしたケース(箱)を作っています。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
精密板金製品はお客様のご要望に合わせて作るオーダーメードです。一般的に箱と言えば四角い形をしたものが多いですが用途に合わせて形状を考えなければなりません。たとえば机に座って操作をする装置なら四角より斜めに傾斜している箱の方が良いとか、沢山の装置をコンパクトにまとめる為にラックに収納したいなどそれぞれ用途に合ったケースを作ります。
この製品例は溶接により組み立てられ塗装がされているので板金の繋ぎ目がわからない綺麗な仕上がりになっています。コストの関係や人の目に触れない部分だから繋ぎ目が見えても構わない製品であれば別の作り方で同じ様な形状の物を作る事も検討出来ます。

▲ この形状に作り上げる為に一番工数の掛らない最適な展開を考えます

▲ 溶接個所が少なければ出来上がりも綺麗でコストも抑えられます

▲ 置いたらピシッ!と安定する 当たり前ですよね

▲ 裏から見ても綺麗な仕上がりです
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ひと手間加えて信頼関係を築くについてです。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
お料理もそうですが「ひと手間」加える事によってグッと美味しさが引き立ったりします。
ご注文頂いた製品を作る為には図面から読み取れる作業を全て行えば完成する訳ですが、経験などにより作業の順番を入れ替えたり図面の中には出てこない作業を加える事によってより精度の高い(あるいは顧客の要求にあった)製品になる事もあるのです。
こんな製品を工場で見つけたので紹介します。アルミの網をアルミのケースに板金で挟み込みリベット止めする作業です。先に網の挟み込まれる部分を平らに潰す事により安定したリベット作業が行える事と、経年変化でアルミの網がなじんでリベットが緩む事などが無い様に配慮して図面には無い作業を追加しています。
自分本位のひと手間は過剰品質になる恐れがあります。あくまでも顧客が求める真の要求が何処にあるのかが重要です。それを知る為には図面を眺めていても分かりません。日々、営業担当者による徹底した顧客要求のリサーチが不可欠です。図面に出て無いからでは無く真の顧客要求を知る事によりお互いの信頼関係は深まると考えています。

▲ アルミの網です 全体が切り起こしの様になって厚みがあります

▲ 板金で挟む部分のみを平らに潰した状態です 中央部分は丸く潰されずに残っています

▲ 作業した部分は板金で隠れてしまいますが見えない部分にまで配慮した製品です
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