スロッティング金型を使用した二ブリング跡(繋ぎ目)の無い切断加工の紹介です。
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「精密板金について」「精密板金加工とは」など、精密板金加工全般について丸井工業の事例などを含めて紹介致します。
NCT加工機は交換金型を58種類(58本)装着することが出来きます。いろいろな金型を組み合わせて穴あけや切断(カット)を行います。一つの金型で打ち抜けるサイズ以上の大きな穴や切断距離が長い場合はニブリングを行います。ニブリングとは金型を少しずつずらしながら打ち抜いて行く工法を行います。二ブリング加工を行うと材料の切り口にニブリング跡と呼ばれる金型による継ぎ目の跡が残ってしまいます。継ぎ目の跡が残らない加工をする場合はスロッテイング金型を使います。
▲ 通常のニブリング加工による切断面です 金型をずらして打った後が表面に残ります
▲ 切り口にも金型をずらして打ち抜いた跡が出っ張りとして残ってしまいます
▲ スロッティング金型を使用すればニブリング加工をしているのにニブリング跡は残りません
▲ 切り口にもニブリングによるつなぎ目は無く綺麗な状態です
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板金材料を折りたたむ様に曲げる「ヘミング曲げ(あざ折)」について紹介します。
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精密板金加工は板金材料(鉄板・アルミ板・ステンレス板・銅板・など)を直角・鋭角・鈍角・R曲げ(曲線)といろいろな角度で自由に曲げることができます。その中でもヘミング曲げは板金材料を一度鋭角に曲た後、さらにそれを押し込んで平らに潰してしまう(折りたたむ様に曲げる)曲げ方です。この曲げ方は折り曲げた部分の板厚が倍になるのでその部分の強度が増します。また、薄いステンレス板は切り口の周囲がカミソリに似た様になり怪我をする場合があるので、ヘミング曲げを使い切り口を内側に向けて折り込んでしまえば手に触れることが無くなるので安全です。
▲ 板厚0.5mmの材料を使ったカバーです カバーの外周をヘミング曲げしてあります
▲ カバーの内側です 穴の空いた曲げ部分と右側の曲げ部分がヘミング曲げです
▲ 穴の空いた曲げ部分を横から拡大 折りたたむ様に曲がっているのがわかります
▲ ボールペン先端部分の曲げはヘミング曲げ後に段曲げ加工もしています
▲ 切り口はカバーの内側を向き 折曲げた部分が曲線になるのでさらに安全です
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材料に加工傷を傷を付けない工夫について。
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多くのプロセスにおいて加工傷を付けない工夫をしています。何事も最初が肝心、もともと材料にキズが付いていたらどんな工夫をしても意味がありません。そこでまずは加工する前に板金材料(鉄板・ステンレス板・アルミ板・銅板・など)に傷が付いていないか確認することから始めます。それから先もプロセスごとにキズ防止と確認を行いながら完成品になります。加工中の材料裏面は金型や工具などが接触する率が高いので比較的傷が付きやすい場所です。そこで材料の裏面が製品の内側に来る様に加工を進めるのが一般的な加工方法です。丸井工業で扱う製品は内側のキズも最少に(キズ無し)なる様な方法を用いて加工を行っています。
▲ NCT 加工テーブル上には裏傷防止のブラシが付いています
▲メッキ(三価青)の製品例(シャーシ) 内側も傷が無く綺麗です
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金属板・材料(資源)はムダ無く使います。
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丸井工業は、2007年に国際規格ISO14001(環境)を認証取得し約10年間の維持・管理を経て2016年JISQ9100航空・宇宙・防衛の認証取得を機にISO1400の外部認証を行わず自主管理に移行しました。我が社は環境に配慮し資源を無駄なく使うことをいつも意識しています。世の中で使われる材料の多くは地球の限られたエネルギーを使って作られているので決して無駄にはできません。精密板金加工で使う金属板・材料(鉄板・アルミ板・ステンレス板・銅板など)はリサイクル可能な資源です。加工後の残材は不純物やそれぞれの材料が混ざり合わない様にきっちり分別を行い専門業者に依頼してリサイクルしています。下の写真は材料の歩留まりを良くする為のネスティングと言うNCTの加工方法です。個別に作った大きさがバラバラの部品をネスティングのプログラムに掛けて一枚の材料上に出来るだけ隙間が出来ない様に配置を行います。これにより無駄に材料を使わずに残材も減らすと言うことを同時に行う事が可能です。ECO(エコ)な取り組みはコストダウンにも繋がる活動です。
▲ 1枚の材料に対して部品を1個だけ配置した状態です(CAD図)
(ネスティングが使えない場合であっても材料はギリギリまで使います)
▲ 1枚の材料にネスティング処理を行った状態です 色々な種類の部品が無駄無く配置されています(CAD図)
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NCT加工機の金型交換について。
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NC(数値制御)T(ターレットパンチプレス)=通称「タレパン」 数値制御(位置決め制御)により材料を決められた位置へ移動させ、ターレット内から必要な金型を選択してパンチでプレスする機械です。NCTは精密板金加工で一番最初の工程(穴あけ、切取り、絞り、など)を行います。NCTについて紹介した他のブログ 材料から必要な形状を切り取るNCT加工機 パンチが金型を押している写真やNCTの外観が見れますのでこちらもご覧ください。プログラムにより金型が選ばれるとターレットと言う金型を装着した大きな円盤が回転し、NCTが金型をパンチする位置で停止します。この作業を繰り返し色々な金型を組み合わせて加工を行います。特殊な形状の穴加工や絞り加工がある場合などは必要に応じて金型交換をしますが、ターレットには58種類の金型を装着できるので通常の加工であれば金型の交換は不要です。NCTに使用する金型は円柱状で上型・下型の二つに分かれ上型はパンチで押されると筒の中から刃物が飛び出しそれが下型に入り板金材料に穴をあけます。上型は上方に引き抜けば簡単に交換(サイズが大型の物は別)できますが下型については丸井工業の設備(VIPROS IIIとEM-25)を例に装着状態と交換共に紹介します。
▲ VIPROS III 銀色のぶ厚い円盤がターレット 下型を装着した状態です(緑矢印の先)
▲ VIPROS III 上下のターレットの大きさが違うので、金型は下から上に向ってワンタッチで取り外せます
▲ VIPROS III 下型をターレットから取り外した状態です
▲ EM-25 上下のターレットの大きさが同じなので金型が入っているホルダーを取り出します
▲ EM-25 手前の黒いボールねじを外すとホルダーが外れます
▲ EM-25 ホルダーから金型を取り出している様子です
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