まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

「仰げば尊し」 修正情報

2010-03-24 15:37:51 | 人間文化論
昨日 「仰げば尊し」 について書きましたが、またウソを書いてしまいました。
修正させていただきます。
このところこんなことばかりやっています。
この調子で間違えたことを書いてはそれを修正するということを繰り返していれば、
無限にブログを書き続けていくことはできるでしょうが、
読者は呆れてだれも読んでくれなくなってしまうでしょう。
いかん、いかん。

さて、3月に入ってずっと続いていた送別会のシリーズもやっと一段落したので、
昨日は5時過ぎに附属小学校での会議を終えたあと、そのまま直帰すればよかったんですが、
なぜかご近所の高校の先生を呼び出して、また飲みに行ってしまいました
飲み放題でビールとワインをしこたま飲み、
さらにスナックでカラオケというダメオヤジの王道を歩みました。
彼が尾崎豊の 「卒業」 を歌ったのに触発されて、昨日のブログのことを思い出し、
初めてカラオケで 「仰げば尊し」 を歌ってしまいました。
カラオケで初めてっていうことは、
高校の卒業式以来久しぶりに歌ったということではないでしょうか?
で、昨日のブログの中でこんなこと↓を書いたんですが、

 「仰げば尊し」 の歌詞は古い日本語で書かれていて、
 小中学生くらいだとそもそも意味がわからないし、
 したがって歌詞が覚えられないということもあるようです。

久しぶりに歌ってみて、この部分がウソっぱち情報だったということに気づきました。
誠に申しわけありません。
自分は 「仰げば尊し」 の歌詞を覚えていると思っていたんですが、
覚えていたのは1番だけでした。
2番以降はまったく覚えておりませんでしたし、
小中学校のときにちゃんと覚えていたのかどうかも怪しい感じです。
それになんといってもショックだったのは、
画面に映し出される歌詞を見ても、意味がわからないのです。
小中学生どころか、48歳のオッサンが歌詞の意味を理解できていなかったのです。
全国の小中学生の皆さん、バカにした物言いをしてしまい、
本当に申しわけありませんでした。

「わかれめ」 って何なんでしょうか?
「やよ」 って何なんでしょうか?
「まぞなき」 って何なんでしょうか?

最後の 「まぞなき」 はウィキペディアに漢字で書かれていたので、
それでやっと意味がわかりましたが、
カラオケでひらがなで映し出されたときには、
「マゾ (ヒスト)」 というよく知っている単語のことしか思い浮かびませんでした。
これは 「忘るる 間ぞなき」 ということだそうで、
「忘れるときはない」 という文に、
昔覚えた 「ぞ・なむ・や・か・こそ」 の係り結びが付加されているんですね。

漢字で書いてあるとわかるという意味では、
1番に出てくる 「思えばいととし」 の 「いととし」 って、
なんとなく 「愛しい」 という意味かと思い込んでいたんですが、
昨日のカラオケ画面でこれは 「いと疾し」 だったということを初めて知りました。
なるほど、「とても速く」 という意味だったんですか。
ずっと勘違いしていたなあ。

「わかれめ」 は 「別れ目」 ではないそうですし、
「やよ」 は 「ヤーヨ」(志村けん) ではないそうです。
うーん、難しい
わかった気になっているというのが一番恥ずかしいことですね。
「仰げば尊し」 を伝えていきたいのであれば、
きちんと自分なりに歌詞の意味ぐらいは調べてみる必要があるでしょうし、
いくらなんでもこれは日本語が難しすぎて子どもたちには無理と判断するなら、
新たに文化として伝え残していけるようなものを見つけ出すか、
作り出すかしなければいけないのでしょう。
フーム、文化の伝承は骨が折れるな。