悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

ビークワ55号・添加剤その1

2015年04月06日 18時00分00秒 | オオクワガタ検証等

 

 

ひとまずご報告を。

昨日某昆虫スレ掲示板におきまして、カネクワさん87.4mm

羽化個体画像について、ノギスのアナログとデジタルの数値が

合っていないのでは?

加工画像ではないか?といった指摘があるとの報告が入りました。

また同腹♀について増幅の指摘がありました。

 我が家もカネクワさん同腹♀個体を所有しております。

 

問題の指摘について、昨日カネクワさんと直接メールにて

確認を行いました。

カネクワさんからは直ぐに連絡を頂き、再計測した画像を送って

いただきました。

当時計測したノギスの精度なども合わせて確認して貰っております。

 

ただ他のブリーダーさんとも相談し、一度燻った問題は完全

に検証したほうが最善と考え、出来るなら現物を確認させて

いただきたい旨を説明。

カネクワさん本人の意向もあり、ペアリング時期を終えた

6月~7月、当方宛に個体を発送いただくことを承諾頂きました。

ノギス計測の際、久留米ブリーダー以外の第三者も含めた立会いのもと

に実施する予定です。

また同腹♀については、そもそも増幅した事実が存在しておりません。

 

 

 

 

 


 日本最高記録へのチャレンジ                   

 

先日陸上男子100mで19歳の桐生選手が、米国の大会で

追い風参考の非公式ながら9.87秒の日本最速記録を樹立。

いよいよ日本人9秒台突入へ

できるだけ近いうちに、公式記録での日本人未踏ステージ到達

の吉報を期待したいものです

私も中学生時代、短距離100mの市内大会に出場した経験があり。

決勝にも残れませんでしたが。 



本当凄い事なんです。

日本人が、これまでこの世の中にどれくらい誕生してきたか。

年齢別1位でも、日本1位でもなく、日本歴代史上最速という栄光。

小山ゆうさんの漫画にスプリンターという名作がありましたね。

「史上最強」を追い求める格闘漫画刃牙のようですが・・・



しかもマイナー種目ではなく、誰でも1度は経験する。

ある意味スポーツ最大のメジャー種目100m走ですから。

その歴史に名を刻む。 

限界への挑戦。

大いなる夢があります。

 

 

 競技的ブリード                       


この趣味「クワガタブリード」もシンプルな競技として楽しめば良い。

例えるならば、スポーツ競技的に・・・


スポーツの魅力とは?

「スポーツ」の魅力とは?と問われたとき

「楽しいから、勝ちたいから」など単純な理由が大半でしょう。

この単純な理由だけであれば、今の「スポーツ」を続けている

のにも魅力があるとは言えず。

それだけではなく、その「スポーツ」で自分が一番嬉しかった出来事、

それに纒わる楽しかった出来事について、

熱く語れることや、もっと簡単に言うならば、「スポーツ」経験して

いない人に対して、どうすれば自分が続けてきた「スポーツ」に

興味を持ってもらえるか。

これを伝えることも「スポーツ」の魅力ではないでしょうか。

スポーツの魅力についてこれからも追及していきたい。


「スポーツ」を「ブリード」に変えてみる。

 



 

 ビークワ55号と今年の大規模オフ会!              


4月21日発売予定のビークワ55号の話題。

メルリンさんブログにもありましたが、昨年秋に開催された

「品川オフ会&座談会」が前編後編に分かれて掲載の予定です。

気になるオフ会の特集記事は56号・夏号に掲載との事。

その中でGullさんが競技ブリードについて少し触れておられます。

私も同じような考えがあり、上の記事に繋がっています。

スポーツ競技のようにシンプルに競い合えば。

 

今はまだ構想中でして、タイミング的にも時期尚早と考え、

アナウンスはまだ先になりますが、

「シンプルに大きさを競う」に焦点を当てたオフ会。 

今年も秋になるかな。 

企画しております。

土屋さんも参加いただける予定。

 自慢の個体、計測して貰いたくありませんか?

 

そして華がないと。

ゆかりちゃん、呼びます。 ジャーマネ抑えました。

これだけでも来る価値モハメドでしょ!

少し落ち着きましたらアナウンスしたいと思います。

お楽しみに。

 



 

 添加剤について・その①                     

 

さて本題の添加剤について

その前にそもそも論「オオクワガタ幼虫は何を喰べるのか?」

から備忘録としての復習。

※ネットから抽出している情報をまとめております。

間違いがあるかもしれません。

その際はご指摘下さい。


一般的に「クヌギ・コナラ」などの広葉樹。

自然界に朽ちた立ち枯れ木や倒木。

そこにカワラタケやニクウスバタケなどの白色腐朽菌に

侵された白腐れ状態の木材を喰べている。

 

木材は細胞が集結した植物の骨格を成す細胞壁の集合体。

細胞壁の主成分はセルロース約50%、リグニン、ヘミセルロース

がそれぞれ20~30%で構成される。

(それ以外の残りがタンパク質、脂質、ビタミン・ミネラルなどの無機質)

※菌類の細胞壁主成分はキチン。

 

リグニンは主成分セルロースの細胞と細胞の間に存在し

リグニンの分子構造は複雑で非常に分解されにくい。

このリグニンを分解するキノコは白色腐朽菌と呼ばれ、

リグニン分解酵素を持っている。

 

白色腐朽菌によりリグニンから分解されたセルロース。

幼虫の腸の中はそのセルロースを分解する酵素(セルラーゼ)を

分泌する腸内微生物(共生菌)が存在する。

クワガタの幼虫はまず、咀嚼によって朽ち木を体内に取入れ、

その後この木屑をセルラーゼによって分解。

セルロースを→単糖であるグルコース(ブドウ糖)に分解。

それを栄養源とし消化吸収している。

 

木材を食べていることは理解できるが、糖質だけでは特に育成期の

栄養源として十分ではない。

おそらくオオクワガタは材食者として多様な共生菌を持ち消化吸収

すると同時に、菌食者としても腐朽材中の菌糸から栄養補給を行って

いるようだ。

 

そして土壌の環境つくりに学ぶ、炭素と窒素のバランス値である

C/N値の比率。  

これが菌糸ボトル内の環境作りのヒントに。

続く・・・

 

コメント (53)
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