悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

100万PVカウントダウン・振り返り2012年度ブリード

2017年03月27日 00時00分00秒 | オオクワガタ関連の話題

 

 

 


大型血統挑戦2年目の2012年ブリード。


2012年は久留米産大型血統の所謂裏年。
種親ポテンシャルは、表年と比較して
正直なところ見劣りする。
実績よりも更に今後のブリードへ繋ぐ
検証をより重視した年となりました。


結果はともかく備忘録として記述する。
当時はそのように考えていたようです。

それでも本音の部分では、諸先輩方と
同じやり方ではけっして追いつけない。
ごぼう抜きを密かに目指してましたが。

なんでもそうだと思いますが中途半端
では得るものはない。


後から気がつくんです。
楽しめればいい。
目標を立てて挑むものとして、やはり
結果が伴わなければ、楽しみというか
やり甲斐といいますか。
心底からはやはり楽しめない。

逆にいえば結果が伴うからこそ、検証
にも説得力が生まれ見るものの心に届く。

悔しい気持ちがまた次へと。

 



検証重視で始まった2012年ブリード
中でも特に着目した点がインラインブリード
による遺伝子検証。


そもそも累代を重ねると血の濃さの影響が
表れるのではなく、対立する遺伝子の内
マイナス要因を含む遺伝子が発現しただけ
ではないか?
孵化不全、幼虫不全、成熟の成長等を検証
し、マイナス要因のある遺伝子を選定し、
取り込まぬことで、むしろ優秀な子孫のみ
残す累代が可能ではないか?



2012年度ブリード検証テーマ

shimaマツノ久留米還元率検証
※shimaマツノ久留米10-6番
最終体重26g→81.7ミリと還元率の良い種親
に複数♀を掛け合わせた比較検証。


同腹・同サイズ♀3頭によるインライン検証
メルリン10-5番♂81ミリ種親に対し、同じ
メルリン10-5番♀52ミリ×3頭をインライン
で掛け合わせる。同腹・同サイズであっても
雌雄の組み合せ、個体差により違いが明確に
表れるものか?

マツノ久留米インライン検証
マツノインセクトから直接購入した10-17番
ラインを同じくインラインブリード。
松野御大の反対を右から左へスルーし検証へ。


 




2012年度ブリード検証テーマその2

タンパク質後添加による6パターンの比較
これはターニングポイントさんに全面協力を
賜わり、添加剤配合量による幼虫成長比較を
実験的に行い取り組んだもの。

特に最も後添加の多いものには1ブロックに
100gのプロテインを投入。
流石に菌が廻らずこちらは断念しましたが。

 

 


そしてこれは検証というよりはバトルが
正しいか。

昨年に続き、ブリード環境比較として
実家ワインセラー
自宅マンションからは既に追いやられています。


ターニングポイント・レンタルスペース

同じ餌で、管理場所(管理方法)を変え飼育
した場合、どれだけの違いがあるのか?

まぁ誰しも興味のあるテーマではある。
がしかし飼育場所は、千葉県市川市と
愛知県江南市!
流石にブログネタとしてやり過ぎた感が・・・








そんな検証に力を入れ取り組んだブリード
とはまた別に、この趣味の持つ大きな魅力
のひとつ。それが趣味を通じた交流です。

個人的にも厄年を抜けて、運気が上昇し、
人生においても記憶に残る『転機の年』
になるという・・・

実際にはどんな年だったのだ?
後から振り返るにはこの備忘録ブログ。
実に有益な手段。

確かに当時を振り返ると、おそろしく活動
的で、エネルギッシュな年でした。 




2月:下町青砥で首都圏久留米党オフ会
なんとこちらにはあのkmatsさんも参加を
されていたようで。
果たして今もブリードをされているのか?


3月:中野で関東大鍬形研究会
こちらの会ではレルさんとお初でした。
妙に馬が合いましてね。
『塚田農場』・ここからでしょう。
オフ会会場とし認知され、オッさん憩い
の場としてブレイクしていくのでした。


4月:丸の内でメルリンさんとのオフ会
大型血統ブリードを確立し牽引して来られ
たトップブリーダー・メルリンさんと貴重
なオフ会でした。


5月:ポチさん合格祝いを。
レルさん、ちなさん、paxさんと。


6月:雅パパさんとのゴルフ対決!
私の友人を連れていきましたが、クワガタ
繋がりから他趣味へ。新たな展開でした。


そして伝説となった八重洲でのオフ会
はさんじゃうぜ!
アカデミックブリーダーアカモビさんとも
お初でしたね。


7月:Gullさんと品川で初のオフ会
このあたりで既に2012年オフ会王の称号を手にしています。



8月:ポチさんとマツノインセクト初訪問
おそらく羽化後のお披露目は初だと思います。
後に久留米血統の礎となる2011年8番86ミリ
を目の当たりに。



9月:愛知でターニングポイント・
バーベキューQオフ会
ここではB団・団長、ガッタさんとお初。
お二人も業界の有名人ですから。
BKダイヤさんも参加されました。
海斗パパの子供たちと思い切り遊びました。
皆元気にしとるかな?

翌日はメルリンさんブリードルーム訪問
こちらには主水さんとご一緒に。
そこで我が家の礎となるメルリン2011年2番
血統♀を入手することに。
我が家最大2014年87.5ミリ♀種親系統です。


11月、12月には、2013年首都圏久留米党で
取り組むこととなるAKVプロジェクト打ち
合わせのため数回首都圏久留米党オフ会を。

合間にクワガエルさんと神保町プチオフ会
もありましたね。


12月のブログ開設2周年には首都圏久留米
党にガッタさん、そしてクマモンさん等、
豪華協賛者によるプレ企画を実施。
この2012年プレ企画にご参加下さった
タケセイヨウさん、トシクワさん、masa
さん。このプレ企画をキッカケに繋がりが
生まれたように記憶しています。


そして締めは伝説の秋葉原・東オフ会
幹事よしくわさん、ワイドカウさん、
Gullさん、hizoさん、マサレッドさん、
camuzeさん、ミキハルさん、こちろさん。

現役ギネスブリーダーに伝説のブリーダー
そして最もギネスに近いブリーダーが集結し
ていました。
参加されるメンバーをお聞きしておらず、
オフ会王も流石に少しビビリましたが。


オオクワ業界を牽引するトップブリーダー
と過去のギネスホルダーさんが集結した
「座談会」を企画しマスコミを巻き込んで
クワガタブーム復活を叶えたい。

なんて当時のブログに熱く書き綴っていまし
たが、こちらはのちに実現させることに。









検証結果は長くなってしまうため、ここ
では割愛し、最後に2012年ブリード羽化
実績を。興味のある方は過去ブログの方を
ご覧下さい。

結果は期待していた実績に遠く及ばず。
なんとマツノインセクトから幼虫購入し、
ワインセラー飼育管理で三階松菌床で
育てた個体が最大羽化個体というオチに。

 

過ぎたるは猶及ばざるが如し・・・








生き物の飼育、素人では簡単に分からぬ
もの。特に添加剤による取り組みについて
は単年で結果に直結するものではない。
あらためてそれを痛感する結果に。
失敗からオオクワ、否多くを学ぶことが
出来ましたが・・・

ただその翌年に続くAKVプロジェクト。
高添加剤配合による検証と累代は、そちら
に引き継がれていくことに。


明日28日は振り返り2013年ブリードです。

 

 

コメント
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