悠久の時を経て

「美しく大きく丈夫なオオクワガタ」このテーマを担う血統作出目指した飼育記録をメインに、気儘な話題を書いていきます。

2020年振り返り

2020年12月30日 11時21分00秒 | 2020年度・オオクワガタ
毎年恒例の振り返り記事。
激動2020年が終わろうとしています。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の事態に陥り、非常に大きな変化のあった1年でした。

緊急事態宣言の発令や外出自粛要請を受け皆さんの生活にも大きな変化が訪れたと思います。私も既に今年の1月末から仕事の方で一足先にコロナ危機に直面しています。

具体的には中国江蘇省の自動車部品生産拠点が、コロナウィルスの影響で春節が明けても出稼ぎ労働者が戻ることが出来ずに工場は閉鎖状態。国内在庫にも限りがあるため売れ筋車種欠品危機に。
しかも当時新車販売台数トップの新型SUV車を含め欠品予測は数万台規模に及ぶといった事態に陥りました。

そのため製造メーカーとして欠品回避に向けた凡ゆる施策と、代替案の社内打ち合わせ、資料作成の対応に追われ毎日終電前まで続きました。仕方ないといった選択肢は無くどうにかしなければなりません。

ライン欠品リスクと製造メーカーの重み。このブログにも当時の状況を書き綴っていますが、このことを頭ではなく実際経験したことはある意味コロナ禍の以上でした。

そのリカバリー対応が落ち着いた直後新型コロナウィルスが世界的に広がると今度は一気に生産調整が入り稼働率がダウン。
特に北米向けのメーカーは現行の1割に満たない生産数に激減しています。



そんな生産から納品までといった自動車部品生産部門に携わる職務からは一転、海外勤務もあり得ましたが、色々とあって7月から横浜営業所で古巣インテリア営業職に復帰、単身赴任生活を終え家族の元へ。まさに任務を終えた帰還兵のようでした。

横浜での数字はコロナ禍で苦戦中ですが、新たなビジネスモデル構築はやりがいある仕事。特に今は新規開拓に注力一昨年定年を迎えた方と一緒に進めていますが、先輩から学ぶべき点は大きいです。ビジョンを掲げ、計画を立て、一度決めたら行動(アション)を起こす際は一切躊躇せす、特攻隊の如く攻めまくる。そこに言い訳や愚痴は一切ありませんから当然私とは馬が合う訳です。^^

人間には向き不向きがあります。"攻めと守り" 私には戦略を立てた行動が向いているようです。組織とは自信が持てて一体化できる環境でなければポテンシャルを発揮できない。心の部分含めて。そんな職場環や生活環境の変化は、悠久ブログやKLBブログでも"理性と感性"   "モチベーション維持" "新たなチャレンジ"  そんな話題を多く取りげていたのも本業における環境の変化に自ずと"オンオフ"のバランスを取っていたようです。



異動の件の他には、歴史的遺産を歩い巡った近畿歴史探索ができたことですね。
近畿地方の世界文化遺産は全て制覇。
悠久ブログに相応しく、また単身赴任の特権をフルに活用した貴重な経験。異動が1年ズレていたら不可能でした。

また今年は久留米大型血統のブリード開始から10年目の年。これもなにかの縁か、僭越ながらビークワ75号・76号"ゼロからはじめる巨大オオクワの育て方"の記事を担当させていただくことに。

コロナ禍テレワーク中に執筆したことも含め10年の節目の良い記念になりました。







そして2019年ブリード。こちらは最後の仕上げとなる最終羽化ステージの途中に引っ越しが重なり完品羽化を優先。
90ミリクラスの特大サイズは作出出来ませんでしたが、不全が少なく美形個体も多く羽化、特に羽パカはゼロの羽化実績には満足しています。これは虫蔵さん、かっちゃんさん、杢目さんと優秀な個体をお譲りいただいたことが大きいです。

その中で祖となる個体に相応しいシンボリックな羽化個体19-KU-1508 88ミリ作出は次世代に楽しみが繋がりました。






最後にKLBについて
2020KLBですが正月休みから事務局メンバーによる電話会議からスタート。
重要案件としてKLB参加者がもしも血統偽装、サイズ改ざん等が発生した場合とヘビーな議論からでした。
オンとオフの捉え方ですとルールを司る事務局は理性でありオンである。お金の絡まぬボランティアとはいえ自ずとシビアに成らざるを得ず。されど打ちなど頻繁に出来るわけにもいかず、温度差も生まれる。

度重なるKLBルール変更で参加者の皆様にはご迷惑をお掛けしましたが事務局内の負担軽減故理解下さい。
それでも課題であったKLB認知度アップ、更新頻度を上げる目的から、ツイッター上において意欲的且つ業界の盛り上げ役に相応しい方を人選。

9名の方にKLB宣伝部として毎月ブログ記事担当含め協力いただき、楽しく運営しています。自分のスタイルで突き詰めた楽しみ方もあれば、知恵を絞って協力して新しい何かを生み出す楽しみ方もあるわけです。



人の足を引っ張るだけでは寂しいので、どうせならより多くの方が楽しめるよう盛り上げていきたいですね。


最後になりますが、今年1年間お付き合いただきありがとうございました。
来年が皆さまにとってより良き年となりますよう心よりお祈り申し上げます。良いお年をお迎えください。🙇‍♂️
コメント
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