寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

四十にして惑わず…13

2011年12月06日 08時57分34秒 | 日記
金沢さんの笑った顔で河田部長も少し解れていました♪
気が緩めば腹もほぐれます(笑)
二人は笑い…食べました。
ビールも少し飲んだのでしょう(笑) 河田部長はいつもの饒舌(じょうぜつ)なおっさんに戻っていました(笑)
「…今夜は楽しかったです♪」
「そうだね、俺も愉(たの)しかったよ」
二人はすっかり打ち解けていました。
しかし愉しい時間は早く過ぎるのですね…
「あら、もうこんな時間だわ」
10時を過ぎていました。
「電車大丈夫かな…」
「ええまだ間に合いますから…」ここから急げば最終電車に間に合うはずでした。
「そうだ…」
河田部長は手を鳴らしました。
「タクシーで帰ったら!!」
「タクシー?」
「任(まか)せなさい(笑)」
ダメダメよ(笑)
ちょっと前に流行りましたが、金沢さんは指を振りました。
「だめですよ、会社のチケットでしょ(苦笑)」
「わかった!?」
「そりゃあ、わかりますよ」
「ダメかなぁ…(笑)」「お客様用でしょう…それとも私もお客様かしら(微笑)」
「そお!お客様だよ♪それもとっても大切な…」
「あら!部長お上手ですね…」
誉められて悪い気になる人はいません(笑)
「お世辞じゃあないよ、ホントだよ♪ 」
「まぁ…」
さすが営業部長ですね… 先ほどまでのぎこちなさからは想像出来ません(笑)
…この人本気かしら♪…
「私がどうして大切なのですか……」
言いたいのはわかりますが、言葉で欲しいのが女性の性(さが)でしょうか(笑)
「どうしてって…」
頭を掻く仕種は腕白坊主がイタズラを見とがめられたみたいで、金沢さんはプッと吹いていました(笑)
「へへへ♪」
「あハハハ♪」
二人はお互いの顔を見合わせて笑っていました(笑)
…………
「やっぱり送ろうか…」焼肉屋を出て祇園の町屋を歩いていました。
「さっきのチケットですか…(笑)」
ビールで火照った顔が夜風に気持ちよく感じていました。
「ハハハ♪あれは叱られるから…(笑)」
「じゃあ…どうするのですか」
ここから茨木まで五千円を超えるでしょう~「カードがあるからね♪」
「カードですか…!?」金沢さんの金銭感覚ではあり得ない話です。 普通のOLなら例え一流企業であってもたかが知れていました。「うん、それに今夜は愉しませてもらったから…」
「それは私も同じですけど…」
「私を送っていただいて部長は帰りはどうするんですか?」
茨木を往復すれば倍では済まないはずです。 「帰りか…」
考えてなかったのか、河田部長が言葉に詰まっています。
「私の所に泊まりますか!?」
金沢さんはからかうように河田部長の顔を見ました。
「え!?…」
ビックリの河田部長…(笑)
「冗談ですよ♪」
…こんなに驚くなんて 以外とかわいいね♪
コメント
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