今回は(話が)長くなりましたね(苦笑)
まず異動はサラリーマンにとって最大の関心事でしょう。
異動…職場を離れるだけでなく昇進や左遷も含まれていますから…一大事であります(苦笑)
今回の話しは新任役員さん(円山事業部長)が入って複雑化しましたから流れを説明するだけでも大変です。(言い訳)
さて、工場の部課長クラスのお見送りを尻目に私はクルマを進めました。
行き先は…予定は京都の営業所ですが!?
果たしてクルマがゆっくりと工場の敷地を出るや、円山事業部長が開口一番。
「高村さん、ミナミわかる?」
いきなり核心にきましたね(笑)
「ミナミ…ですか?」
「そう、ミナミで得意先と会食があってね…」
「はい、ミナミは高島屋辺りならわかりますけど」
「ああ…そこでいいよ」
実際社用車で夜のミナミに行くのは気が進みません(苦笑)
ミナミはキタ(梅田周辺)と違って一種独特の雰囲気があります。他の同業者(運転士仲間)に訊いても「ミナミはできたら行きたくないあ…」そをな具合ですが…
苦笑交じりに話すのには訳があります。
まず゛ガラ"(風紀と言いますか、要するにお客の質が良くないのです)が悪いのです !
そりゃあ大阪ですから、どこに行ってもお上品な場所はありませんが(苦笑)
中でもミナミは品の悪さでは上位でしょうね(けっして一番ではありませんが…苦笑)
夜間、待機に道路脇に停めていたら必ずイタズラされます。
イタズラどころか、因縁をつけられることすら珍しくありません。 だから私達運転士はミナミ(繁華街)から道路一本外れた幹線道路に停めています。
役員さんにもその旨を伝えてここまで足を運んでいただくのです(笑)」
そんな訳でミナミには出来たら近づきたくないのですが、この場合時間が早いのでまだ大丈夫かな?
と恐る恐る走りました。
4時半を過ぎたころミナミに入りました。
この時刻つまり三月初めですが日がながくなりはじめで街は夕暮れの出前の様子です。
街は夜の賑わいには早くてビジネスマンや商売人たちが忙しく行き来していました。
「ああ…この辺りで停まれるとこでいいよ」円山事業部長はのんびしした口調でおっしゃいます。御堂筋を南下していた私は高島屋を目指していましたが
円山事業部長が声を掛けられたのをきっかけに側道にクルマを停車しました。
「帰りはどうされますか?」
役員さんの仕事が終了するまで、或いは帰っていいよ、と指示いただくまで私達運転士はお供するのです。
アッシー君とガードマンを兼ねたようなものですね。
役員さんは公用…つまり就業中は一般の電車、タクシーやバスなどは乗られません。だから会食を済ませたら自宅まで送り届けるのが私の仕事になります 。
それで訊いたのでした。 すると「ああ…明日関空に行くのでこの辺りで泊まるから帰って下さい。」
「はい、わかりました」
わかりました…はいいけど、どうもクサイねぇ♪
え!何がって?
皆さんおかしいと思いませんか!?
私が秘書から受け取った予定表には会食なんてありませんでしたよ(苦笑)それに明日関空でも自宅からでも行けますよ。
そりゃあミナミからなら尚更近いし電車一本ですがね(微笑)
おかしい…おかしい…おかしい…と思いましたが私は運転士、黒子に徹しないといけません。
どこに行くんですか…と訊きたいのを我慢して私はクルマをもと来た方へ回り帰っていきました。
まず異動はサラリーマンにとって最大の関心事でしょう。
異動…職場を離れるだけでなく昇進や左遷も含まれていますから…一大事であります(苦笑)
今回の話しは新任役員さん(円山事業部長)が入って複雑化しましたから流れを説明するだけでも大変です。(言い訳)
さて、工場の部課長クラスのお見送りを尻目に私はクルマを進めました。
行き先は…予定は京都の営業所ですが!?
果たしてクルマがゆっくりと工場の敷地を出るや、円山事業部長が開口一番。
「高村さん、ミナミわかる?」
いきなり核心にきましたね(笑)
「ミナミ…ですか?」
「そう、ミナミで得意先と会食があってね…」
「はい、ミナミは高島屋辺りならわかりますけど」
「ああ…そこでいいよ」
実際社用車で夜のミナミに行くのは気が進みません(苦笑)
ミナミはキタ(梅田周辺)と違って一種独特の雰囲気があります。他の同業者(運転士仲間)に訊いても「ミナミはできたら行きたくないあ…」そをな具合ですが…
苦笑交じりに話すのには訳があります。
まず゛ガラ"(風紀と言いますか、要するにお客の質が良くないのです)が悪いのです !
そりゃあ大阪ですから、どこに行ってもお上品な場所はありませんが(苦笑)
中でもミナミは品の悪さでは上位でしょうね(けっして一番ではありませんが…苦笑)
夜間、待機に道路脇に停めていたら必ずイタズラされます。
イタズラどころか、因縁をつけられることすら珍しくありません。 だから私達運転士はミナミ(繁華街)から道路一本外れた幹線道路に停めています。
役員さんにもその旨を伝えてここまで足を運んでいただくのです(笑)」
そんな訳でミナミには出来たら近づきたくないのですが、この場合時間が早いのでまだ大丈夫かな?
と恐る恐る走りました。
4時半を過ぎたころミナミに入りました。
この時刻つまり三月初めですが日がながくなりはじめで街は夕暮れの出前の様子です。
街は夜の賑わいには早くてビジネスマンや商売人たちが忙しく行き来していました。
「ああ…この辺りで停まれるとこでいいよ」円山事業部長はのんびしした口調でおっしゃいます。御堂筋を南下していた私は高島屋を目指していましたが
円山事業部長が声を掛けられたのをきっかけに側道にクルマを停車しました。
「帰りはどうされますか?」
役員さんの仕事が終了するまで、或いは帰っていいよ、と指示いただくまで私達運転士はお供するのです。
アッシー君とガードマンを兼ねたようなものですね。
役員さんは公用…つまり就業中は一般の電車、タクシーやバスなどは乗られません。だから会食を済ませたら自宅まで送り届けるのが私の仕事になります 。
それで訊いたのでした。 すると「ああ…明日関空に行くのでこの辺りで泊まるから帰って下さい。」
「はい、わかりました」
わかりました…はいいけど、どうもクサイねぇ♪
え!何がって?
皆さんおかしいと思いませんか!?
私が秘書から受け取った予定表には会食なんてありませんでしたよ(苦笑)それに明日関空でも自宅からでも行けますよ。
そりゃあミナミからなら尚更近いし電車一本ですがね(微笑)
おかしい…おかしい…おかしい…と思いましたが私は運転士、黒子に徹しないといけません。
どこに行くんですか…と訊きたいのを我慢して私はクルマをもと来た方へ回り帰っていきました。