木乃伊(ミイラ)取りが木乃伊になる…
諺(ことわざ)通り若宮本部長は円山事業部長に取り込められました。
「じゃあ、乾杯だ!」「うん」「何に乾杯だい!?」
「え~と…取り敢えず♪」
「取り敢えず…か(苦笑)まぁいいか♪」
「じゃあ改めて!」
亀田部長はウズウズしていました。
もっとも嬉しいはずもなく、嫌みな若宮本部長と握手しなければなりません。
「改めてこれからよろしく。」「こちらこそ…」
二人がグラスを交わすのを円山事業部長はニコニコ見ていましす♪
チッ、さっき乾杯したんだっけ!
亀田部長は内心舌打ちしていました。
確かに数時間前に如何銀(おでんの懐石料理店)で一杯やったところでした。
ああ~如何銀じゃあえらく恥をかかされたからな…
顔は笑っても目は笑ってもいない(笑苦)
典型でした。
方や若宮本部長もよく似た事を考えていました。
…こいつ円山に媚びているからえらく強気だなぁ…
自分をさておいて(笑) 若宮本部長は苦いビールを煽っていました。
「まあまあお二人とも仲良く飲んでくださいな♪」
異様な雰囲気を察してmadamが取り持ちます♪
「いや~俺は楽しく飲んでるよ」
「俺だって…」
口を尖らせ亀田部長が抗議します。
「ハイハイ…わかりましたよ」
madamはさすがに扱いに慣れていました。あやすように訊きながらビールを注いでいます(笑)
「今に見てろよ…」
横目で睨みながら亀田部長は注がれたビールを飲み干しました。
「やっぱりmadamにお酌してもらったビールは美味いよ♪」
「ふん」何を言ってやがるんだ、この田舎者め…
おかきを頬張った若宮本部長も 毒づいていました(笑)
「ところでママさん…」
「違いますよ、事業部長…」
「え?何が…」
「ママさんじゃないですよ…」
「あっ、そうなの…」「ここはmadamですよ」亀田部長が口を尖らせて言います。
「どっちだっていいじゃあないの」
「ホホホ…おっしゃる通りですよ♪」
「でも…」
「亀ちゃん♪」
madamはウィンクして亀田部長を制します。それを見て若宮本部長が「 お~!!」奇声を上げました。
「ずるいや、亀田部長にだけウィンクして(怒)」
「そんなのじゃあないわよ♪」
「いや!違ったね!!妖しいぞ」
〓若宮本部長あんたはいくつになったのよ(笑)
「ホホホ…私こんなに持てたの久々だわ…」madamは余裕綽々で笑っていますが、若宮本部長は納得できない顔つきです(笑)
「まぁまぁ…」
堪らず円山事業部長が中に入りようやく収まりましたが…
「さあ、もう一度乾杯のやり直しね♪」
madamも雰囲気を壊したのが自分のせいとわかって必死でした。
〓こんな上客は逃がしてなるものか(苦笑)
会員制の超高級キャバクラでオープンしていましたが、土地柄…新参者に冷たい風土が災いして苦戦中でした。 隠れ家をイメージした戦略もぼったくと悪評がついていたからなかなか売り上げが上がりません。
京都には隠れ家的なお店は掃いて捨てるくらいありましたから…
さて…madamにこ゛熱心なお二人は円山事業部長の前では大人しくしていましたが…
諺(ことわざ)通り若宮本部長は円山事業部長に取り込められました。
「じゃあ、乾杯だ!」「うん」「何に乾杯だい!?」
「え~と…取り敢えず♪」
「取り敢えず…か(苦笑)まぁいいか♪」
「じゃあ改めて!」
亀田部長はウズウズしていました。
もっとも嬉しいはずもなく、嫌みな若宮本部長と握手しなければなりません。
「改めてこれからよろしく。」「こちらこそ…」
二人がグラスを交わすのを円山事業部長はニコニコ見ていましす♪
チッ、さっき乾杯したんだっけ!
亀田部長は内心舌打ちしていました。
確かに数時間前に如何銀(おでんの懐石料理店)で一杯やったところでした。
ああ~如何銀じゃあえらく恥をかかされたからな…
顔は笑っても目は笑ってもいない(笑苦)
典型でした。
方や若宮本部長もよく似た事を考えていました。
…こいつ円山に媚びているからえらく強気だなぁ…
自分をさておいて(笑) 若宮本部長は苦いビールを煽っていました。
「まあまあお二人とも仲良く飲んでくださいな♪」
異様な雰囲気を察してmadamが取り持ちます♪
「いや~俺は楽しく飲んでるよ」
「俺だって…」
口を尖らせ亀田部長が抗議します。
「ハイハイ…わかりましたよ」
madamはさすがに扱いに慣れていました。あやすように訊きながらビールを注いでいます(笑)
「今に見てろよ…」
横目で睨みながら亀田部長は注がれたビールを飲み干しました。
「やっぱりmadamにお酌してもらったビールは美味いよ♪」
「ふん」何を言ってやがるんだ、この田舎者め…
おかきを頬張った若宮本部長も 毒づいていました(笑)
「ところでママさん…」
「違いますよ、事業部長…」
「え?何が…」
「ママさんじゃないですよ…」
「あっ、そうなの…」「ここはmadamですよ」亀田部長が口を尖らせて言います。
「どっちだっていいじゃあないの」
「ホホホ…おっしゃる通りですよ♪」
「でも…」
「亀ちゃん♪」
madamはウィンクして亀田部長を制します。それを見て若宮本部長が「 お~!!」奇声を上げました。
「ずるいや、亀田部長にだけウィンクして(怒)」
「そんなのじゃあないわよ♪」
「いや!違ったね!!妖しいぞ」
〓若宮本部長あんたはいくつになったのよ(笑)
「ホホホ…私こんなに持てたの久々だわ…」madamは余裕綽々で笑っていますが、若宮本部長は納得できない顔つきです(笑)
「まぁまぁ…」
堪らず円山事業部長が中に入りようやく収まりましたが…
「さあ、もう一度乾杯のやり直しね♪」
madamも雰囲気を壊したのが自分のせいとわかって必死でした。
〓こんな上客は逃がしてなるものか(苦笑)
会員制の超高級キャバクラでオープンしていましたが、土地柄…新参者に冷たい風土が災いして苦戦中でした。 隠れ家をイメージした戦略もぼったくと悪評がついていたからなかなか売り上げが上がりません。
京都には隠れ家的なお店は掃いて捨てるくらいありましたから…
さて…madamにこ゛熱心なお二人は円山事業部長の前では大人しくしていましたが…