まちとも こころのおもむくままに

==ボランティア時々写真撮影==
日々の暮らしの中で感じたこと、時々撮る写真などを綴っていきます。

5月の薬草園 その2

2020-05-16 17:22:51 | 写真
朝から雨の一日。
気温も上がらず、冷たい日になりました。
先日訪ねた薬草園の続きです。

表題の写真はヤクヨウサルビア。
葉が咽喉炎等に薬効があるとのこと。

ジギタリス
長く延びた花房が目を引きます。
毒草ですから栽培には注意が必要。
以前は葉を強心利尿薬として利用していたとのことです。



一つ一つの花に、「毒があるから注意」と言っているような独特の模様がついています。



ジャケツイバラ
種子は下痢止め、根は腰痛に薬効があるとのこと。




ユキノシタ
葉を煎じて解熱、解毒、利尿、消炎、鎮咳などに使用されるとのこと。




マツヨイグサ
根に薬効があり、感冒、咽喉炎に使用されるとのこと。




スイレン
日本に自生する唯一のスイレンでヒツジグサと呼ばれています。
暑気や酒酔いをさます薬効があるとのこと。



キダチオトリギ
特に薬効は表示されず、鑑賞用とされています。



薬草園に来ると、普段は目にすることのない植物があり、時間をかけて観察することができます。
平日の昼は開放されていて自由に見ることができますが、今まで何回か行った時にも観察している方はほとんどいなかったです。
いつも貸し切り状態で利用しています。


大崩海岸探検

2020-05-15 20:27:02 | 写真
大崩海岸は、静岡市から焼津市にかけた4キロほどの海岸です。
海岸から標高300メートル前後の急峻な山がそそり立ち、焼津から静岡に向かって走ると、途中で富士山が見え隠れして景色のよいところです。
海上橋の駐車場で静岡側から焼津側を見る。



名前のとおり急峻な山は台風などのたびに崩落を繰り返します。
山肌をぬうように道路が通っていますが、崩落のつど長期にわたって通行止めになります。
それでも、海上橋をかけたりトンネルを掘ったりして道路が維持されています。
かつて使われていた洞門ですが崩落で使えなくなり、海上橋が架けられました。



そんな大崩海岸に旧東海道線のトンネルが見られるとの新聞記事があり、好奇心に駆られて探検してきました。
鉄道の廃線マニアにはよく知られた場所のようで、道路脇に道案内の表示が出ていました。
また、商売根性のある人なのか、道路脇の空き地に有料の駐車場まで設けられています。



トンネル跡まではこんな所を下っていきます。
こんなに草が茂っているのを見て、来る時期を間違えたと思いましたが、好奇心が勝って下りていきました。



数十メートル下ると見えてきました。
旧石部トンネル坑門跡。上下2本のトンネル入口がそのまま残っています。
このトンネルは、1944年に廃止されたので、すでに76年が経過していますが入口は崩落することなく当時のままです。



トンネルの手前に橋脚跡が残っていました。



崩落した橋脚は、海上橋の駐車場からも見えます。



トンネル入口から反対側に目を転じると、かつての護岸が浸食されたままの状態におかれています。
駿河湾の湾口方面に開けた海には水平線がくっきりと見え、わずかに弧を描いているのがわかります。
こんなにきれいな水平線は、こころも平らにしてくれました。



海岸まで下りるためのはしごが設置されていましたが、今回は下りるのをやめました。
草が茂っていない時期に、写真を撮影するための光線状態が良い時間にもう一度来てみます。

降りてきた道を登ります。
草の踏み跡がしっかりついているので、ここを訪ねる人がそれなりにいるのは確実です。
海上橋の駐車場に寄り、富士山の撮影に挑戦。
かなり霞んでいたのでコントラストの調整など画像加工してみました。
海上橋の橋脚には補修作業の足場が組まれていました。



今回は下見のつもりで行きました。
草が茂っていない春先にでも改めて撮影に来てみたいですね。
市内にこのような遺構があるのを初めて知りました。
崩落が繰り返される場所で、ほぼ無傷でトンネルが残っているのに驚きです。
また、撮影に向いた光線の状況で、富士山の撮影にも挑戦してみます。


遊水地にカキツバタが咲きました

2020-05-14 20:18:23 | 遊水地
遊水地の山野草シリーズNo.11。

カキツバタ
遊水地のカキツバタは、ミズアオイの保護育成地の隣に自生しています。



そろそろ咲く時期と思い、行ってみると何本か花が咲いていました。




イボタノキ
林の中に白い花をつけた木が目に留まりました。
ちょっとわかりにくいですが、全体に花がついています。



遊水地の中に生えている木は少ないようです。
ボケてしまいましたが、花を拡大してみました。




ハス
ハス池にハスの葉が見えてきました。
土手のハルジオンのむこうに若い葉が見えます。



特に手入れがされているわけではないので、昨年の枯れた茎や花托が所々に見えます。



今日は最高気温が23度台。
昨日の暑さとは変わって乾燥していて、さわやかな散策日和でした。


初真夏日

2020-05-13 21:06:50 | 写真
30度を超え、今年初の真夏日になりました。
定点観測地も夏の空。



近くの公園のポプラの木も、強い日差しに照っている感じ。



夏を呼ぶタチアオイが咲いています。



ポプラの下でカルミアがきれいに咲いていました。




こんな日にマスクして歩くと熱が身体にこもる感じです。
毎日、屋外を歩いているので身体を暑さに慣らすには問題ないですが、暑い時にマスクをしていたことはないので、他人と交わらないところではマスクを外した方がいいですね。
今年の夏は、熱中症予防も今まで以上に気をつけなければなりません。


5月の薬草園

2020-05-12 20:09:35 | 写真
県立美術館駐車場が閉鎖されていましたが、再開にあわせて駐車場も利用できるようになり、さっそく県立大学薬草園に行ってきました。

ヘンルーダ
ミカン科の植物で、草全体に様々な薬効があるとのこと。




ヒレハリソウ
ムラサキ科の植物で、根や葉に薬効があるとのこと。




ナガバハマユウ
ヒガンバナ科の植物で、根を捻挫や腫れものに外用するとのこと。



マリアアザミ
キク科の植物で、果実が胆石や肝臓病などに薬効があるとのこと。




ベニバナ
キク科の植物で、花が更年期障害等に薬効があるとのこと。
ベニバナは染料としてだけではなく、生薬としても使われているのですね。




こちらは、美術館前の巨木。
黄色の点々が見えますが、花が咲いていました。



葉の形からポプラかと思いましたが、花の形が違うので調べたら、ユリノキ(チューリップポプラ)でした。この花、初めて見ました。



知らない草や木がいっぱいあります。
撮影していると、知らないものに出合い、それを知ることがおもしろくなります。