国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

旅を終えて2(反省点)

2019-02-20 | 帰省(2018〜19)
一方、私には責められるところが全くなかったのか、と問われたら、決してそうではないと答えざるしかありません。往復ともリマでの乗り継ぎを到着した日、それも数時間後に設定してしまったのが失敗でした。(これが同一もしくは同系列の航空会社による一続きの航空券を持っているのであれば、仮に前の便の到着が遅れても待ってくれるか代替の便を用意してくれるはずなので話は全く別です。3年前コチャバンバでの挙式のため渡航した時のリマでの乗り継ぎ (ユナイテッド航空とランチリ航空) はそうでした。)

それでも往路の場合は仮に国際線のフライトが大遅延したとしても軽傷(今回のように国内線に乗り損ねるだけ)で済みますが、復路で同じことになれば致命傷(最悪の場合は帰国便を正規運賃で購入する羽目)になりかねません。過去のインドネシアやナミビアへの出張を思い返せば、旅行代理店さんは行きも帰りも首都で1泊するように旅程を組んでいました。そうなると1年前の帰路、つまりボリビアーナ航空(コチャバンバ→サンパウロ)とエアチャイナ(サンパウロ→名古屋)でスムーズに乗り継ぎできたのも「たまたま」(運が良かっただけ)と考えた方が良いのかもしれません。ということで、次に自分で飛行機のチケットを取る場合には、この点を十分考慮するつもりです。ただし・・・・・・

成田に着いてのLindaの第一声は「飛行機はもういい!」でした。(よっぽど懲りたのでしょうね。)実は私も同じことを言おうと思っていたので笑ってしまいました。フライトに間に合うか間に合わないかで神経を磨り減らすのはもう真っ平御免です。(少なくとも次の年末年始にボリビアへ行くことはありません。残念ながらLindaが帰省する最大の理由も昨年12月になくなってしまいましたし。)パック旅行ならそういうリスクは負わなくて済むのでしょうが、長距離フライトそのものに嫌気がさしてしまいましたし、既に何度も書いてきたようにLindaがビザなしで入れる国は限られています。

ということで、今後しばらくは日本国内を(時にはちょっと贅沢に)旅してみたいと考えているところです。まだ私も知らない素敵な場所がいくらでもあるでしょうから。もちろんその場合は飛行機もOK。とはいえ利用するのは北海道と沖縄限定かも? やはり私には鉄道旅が一番性に合っています。
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旅を終えて1(敗因分析)

2019-02-19 | 帰省(2018〜19)
travelgenio travel2be 評判 トラブル
さて、今回の渡航における敗因(決して負けた訳ではないですけど)として、真っ先に「三流(以下)航空会社のチケットをお世辞にもネットでの評判が良いとはいえない旅行代理店から購入したこと」を挙げない訳にはいきません。

まず槍玉に挙げるのはTravelgenioですが、リマ〜ラパス便がなくなっていることを知らせなかった時点で「ダメダメ旅行社」の烙印を押されて然るべきです。帰国後直ちにカスタマーサービス宛(customer.service@travelgenio.com)に返金要求の英文メールを送りましたが未だに返事なし。

また上画像ページ記載の電話番号にかけても延々と音楽が流れるだけ。客をバカにするにも程があるというものです。


続いて糞Peruvianにはコパカバーナ到着後に経緯説明と苦情、返金および補償要求のメール(スペイン語の文面はLindaが作成)を上記(再掲)の返金担当および苦情処理担当宛に送り、さらに帰国後は余分にかかった経費の明細も添えた同趣旨の英文を私が作成&送信しました。その後ですが・・・・・


上のような自動返信メールが届いただけ。それぞれ30日、60日以内に連絡あるいは対応するとしか書かれていません。とくに下の返金係の方は英語で "email's saturation reason"(メールが飽和状態にあるため)とあることから、私たちと同じような被害に遭った人達からの「金返せ!」メールが殺到しているのでしょう。

この「乗ってはいけないペルビアン航空」というページはコチャバンバ到着後に見つけたページですが、それを知っていたら絶対にこの糞航空会社は利用しませんでした。なお、リンク先に「多くの割合を占める外国人旅行者は返金を受けることができないまま帰国することになりました」とありますが、このおそらく経営基盤も脆弱であろう三流(以下)の会社が返金要求の一つ一つに誠実に対応していたら潰れてしまうであろうことは容易に想像でき、それゆえにダンマリを決め込むという作戦を取り続けているということは十分考えられます。

そうなると私たちも泣き寝入りという結果に終わるかもしれませんが(もちろん先述の期限を過ぎたら催促メールを送るなど抵抗は続けるつもりですが)、「そういうこともあるだろう」と半ば達観しています。(ここまで悪評を撒き散らしている会社は早かれ遅かれ淘汰されるでしょうし。)

そうなれば決して安くはない授業料を払わされた格好となりますが、そこから何も得られなかったという訳ではありません。この苦難を耐え忍び、一致協力して乗り越えたことで二人の結束が一層強くなったのは確かです。

追記
 本文で触れたTravelgenioのカスタマーサービスのページでは、プルダウンによるオプションの選択でメッセージが送れることに気が付きました。そこで改めて「金返せ!」と送信したところ、翌日に返事が届きました。「航空会社に連絡して "authorization document"(承認書?)を発行してもらって下さい。それとともに請求すれば返金の用意はあります。」という内容でした。そこで糞Peruvianにそれを依頼するとともに「もし返金されたならば余分の経費だけ補償してもらえば良い」と書いて送りました。両社から「糞」が取れ、三流(以下)から格上げとなるのか見ものです。

追記2
 1月末たまたま見つけたTrustpilotというレビューサイトにTravelgenioについて日本語で書いたところ、その日の内に英語でレスが付き、本当に(英語とヘンテコな日本語による)メールを受け取りました。中身は「お問い合わせに関して、返金をリクエストするために航空会社に連絡する予定であることをお知らせします」というもの。その後はまるで音沙汰なし(そもそも本当にやり取りが行われているのか甚だ疑問)なので、3月に入って糞Peruvianの回答期限の60日を過ぎたら両社に進捗状況を問い合わせてみるつもりです。

3月1日追記(進展あり!)
 昨日Travelgenioに糞Peruvianから何か回答はあったのか問い合わせてみました。その2時間後に返事があり、2月14日に返金処理を行ったとのこと。

上はそのメールに添付されていた画像の一部です。フライトのキャンセルを知らせなかったために私たちが酷い目に遭ったという事実は消えませんが、とりあえず事後処理はきちんとしてくれたようなので、これ以上の糾弾は止めにします。ただし当方の銀行口座への返金はまだ。万が一にも口約束だったら法的手段に出るかはともかく、消費生活センターに訴えることぐらいは考えています。(これを機に同社の頭に付けていた漢字を削除し、表現も一部改めましましたが、あくまで暫定措置です。)

なお、これらのやり取りは全て英語で行いました。スペインの会社相手なので、やろうとおもえば西語でも可能でしたが、向こうの母国語ゆえ難しい表現が頻出すると解読に骨が折れるし、それ以上に交渉で不利になる(言い負かされる)のを懸念したからです。私は普段英語はあまり好みませんが、こういう時に役立つことは認めない訳にはいきません。(泣き寝入りはやはり良くないということですが、外国語ができないとどうしてもそのリスクは高くなりますね。)

一方の糞Peruvianですが、昨年12月27日に最初の苦情メールを送ってから60日以上経過しているにもかかわらず何の回答も寄こしませんので、今日再度の催促メールを出しました(そして例の自動返信)。今回はTravelgenioの返金手続きへの協力に一応礼を述べておきましたが、フリアカ行きのLATAM航空便などキャンセルによって生じたコストの弁済は改めて要求しておきました。ところで今回トータルの経費を計算してみたところ・・・・・(以下時系列で)

 リマからフリアカへの航空券購入費:154.2 × 2 = 354.4USドル
 フリアカからプーノへのタクシー代:30ソル
 プーノからコパカバーナへのバス代:40 × 2 = 80ソル
 コパカバーナのホテル代:80ソル
 コパカバーナからコチャバンバへのバス代:73 × 2= 146ボリビアーノ
 コチャバンバからラパスへの航空券の日付変更手数料:30 × 2= 60ボリビアーノ
 クスコのバスターミナルからホテルまでのタクシー代:7USドル

ソルとボリビアーノについてはネットの通貨換算ツールを利用し、合計すると444.391USドルになりました。返金予定額が44,711円(ほぼ400USドル)なので差額は約44USドル。つい笑ってしまいました。

これくらいなら許してやってもいいか、という気分になっても不思議ではないかもしれませんが、これまでの不誠実な対応を考えるとそうもいきません。(慰謝料を要求しても罰は当たらんでしょう。直接経費ではないものの下痢の診察費や薬代がかかったし、時間的にも大きな損失を被りましたから。)そこでメールの追伸にこのブログ記事のURLを貼るとともにその概要を説明し、さらに「INDECOPIのオフィスには行けなくともこのページを通して訴えることはできる」としたためておきました。(ちなみにその追伸だけは西語で書きました。)今回もどうなるか見ものですが、せめて文字だけでも誠意を示してくれたら水に流してやってもいいかな、とは思っています。

さらに追記
 相手に重い腰を上げさせるにはやはり「外圧」があった方が良いだろうと考え、上記INDECOPIのサイトから苦情申し立てをしておきました。40ドルぽっちが惜しいからではなく、連中がこのまま尻拭いもせず、のうのうと過ごしていると想像しただけで気分が悪くなってくるからです。

3月2日追記(誠意なし)
 翌日servicioalcliente@peruvian.peから例の自動返信が届きました。まったく誠意の欠片も感じられません。今回の「30日以内に・・・・」というのもどうせ口から出任せでしょう。一方、INDECOPIからは長大な返信を受け取りました。実際に訴えるとなるとめんどくさそう(読むだけでも大変)ですが、今後どうするかをLindaと協議します。

3月8日追記
 その後動きがありましたが、だいぶ長くなったので新規投稿として上げることにしました。
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スルメか?

2019-01-21 | 帰省(2018〜19)

あちらのスーパーで買ってきた生ハムです。"JAMON"(ハモン)はもちろんハム、そして "AHUMADO" (アウマード)は "humo"(煙)の派生語ですから、要はハムの燻製ということです。薄く(厚さ1mm未満に)スライスしてあります。

昨日は大相撲中継を見ながらこれを肴にしてビールを飲んだのですが、ずっと違和感がありました。味は決して悪くないけれども妙に食べにくい。やはり燻したことで固くなっているせいかな、と考えたのですが、どうもそれだけではなさそう。しばらくして原因に思い当たりました。

画像下の方が分かりやすいですが、肉の繊維に沿って(平行に)カットされています。薄切り肉は通常こういう切り方はしませんし、私がブロック肉でトンカツやポークソテーなどを作る際にも必ず繊維に対して直角方向に包丁を入れます。はっきり確かめた訳ではないものの、これまで食べた日本、スペイン、イタリア製の生ハムも同様だったと思います。

ということで、何でわざわざこんな切り方をしているのか謎ですが、もしかすると口内の残留時間を長くして「噛めば噛むほど・・・・」になるように、という配慮なのでしょうか?
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とりあえず報告

2019-01-08 | 帰省(2018〜19)
昨晩遅くに帰宅し、今日から出勤しています。(本当は昨日の午前中に帰宅し、午後から出勤のはずでした。)往路も十分「茨の道」でしたが、帰路の過酷さはそれをはるかに上回り、まさに「地獄からの帰還」とでも形容したくなるようなものでした。(本気で「詰んだ」と思った時もありました。)今はとてもそんな気になれませんが、気が向いた時にボチボチ文字に起こしてみようと思っています。

なお滞在記はその出来事があった時の日付でアップロードします。(現地発信を1回しかしなかったため、1年前のように時系列の整合性には気を使わなくて済みそうです。)

追記
 帰宅翌日がLindaの定期診察(甲状腺の薬を処方してもらうため)だったので、その前に車のタイヤを冬用に替えようとしたのですが、とにかくしんどくて仕方がありませんでした。タイヤ1本を運んだだけで息が上がる始末。それで病院での待ち時間に血圧を測ってみたところ・・・・・・

最高が二桁だったのはちょっとビックリ。だいたい110〜120の間ですから。(太ると130を超えることもありますが、そうなったら朝のランニングの強度を上げて減らすようにしています。)これと体のだるさとの間に因果関係があるのかは判りませんが、低血圧で朝起きられないという人の気持ちがちょっとだけ分かったような気がします。
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完結編

2019-01-07 | 帰省(2018〜19)
チェックイン不要のため10時(フライトの90分前)に出ても十分間に合うとは思いましたが、せっかくここまで来てまた何かのトラブル(交通事故など)に巻き込まれたらシャレにならないということで(疑心暗鬼状態継続中)、9時前にチェックアウトすることになりました。空港までのタクシーのクーポンは持っていますが、車を呼ぶための通話料は自腹。しかも現地通貨(メキシコペソ)は持ってない。それでちょっと困りましたが、無料のリムジンバスが10分おきに出ている(さすがは一流ホテル)ということで一件落着。もちろんクーポンはボツにしました。

以後、何事もなく搭乗完了。機内で「(午後)4時には着けるかも」という話し声が聞こえました。たしかに飛行時間と時差(マイナス15時間)をもとに計算すると、成田には16時台、あるいはもっと早く到着できても不思議はない。それで期待したのですが・・・・滑走路が渋滞していたため飛び立つまでに1時間以上かかりました。

Lindaはフライト中ほとんど眠っていました。それも爆睡でした。

房総半島が見えました。帰って来たんだなぁ・・・・

着陸後もなぜかターミナルを1周以上したため時間をロス。結局空港に降り立ったのは17時半頃でした。しかしながら、その後の再入国審査→預け荷物受け取り(私たちのスーツケースが出てくるまで不安でしたが)→税関通過はスムーズそのもの。


それで18時20分発の京成本線、20時過ぎに東京発新大阪行きの新幹線(ひかり)と順調に乗ることができました。


父との旅行ではホームの売店で缶ビールとつまみを買って乗り込み、無事帰国を祝して乾杯していましたが、この日はアイスクリームで ¡Salud! 向こうでたまたまこの記事を見て無性に食べたくなったからです。売り子のお姉さんに「10分ぐらい待つんですよね?」と訊いたところ、「この気温ですから20分」という返事でした。

米原到着はホテルでの路線検索で「このくらいの時間になるだろう」と予想していた22時36分でした。(その次だと23:59でした。それが普通に考える終電ですが、のぞみ21:23東京発で京都まで行き、琵琶湖線快速で戻るという裏技を使えば米原に1時6分に着けます。遠回りの分だけ高くつきますが。)迎えに来てくれた父の車で自宅に着いたのは23時の少し前。この壮絶な長旅もようやくにして幕を閉じました。

ここで帰路の時間を計算してみることにします。コチャバンバの家を出たのが金曜日の(この際、端数は切り捨てるとして)4時、長浜の自宅到着は月曜日の23時(先に同じ)ですから、「(23 - 4)+ 24 × 3 = 91」というのが見かけの所要時間です。ただし日本とボリビアとの間に13時間の時差がありますので、それを引いて正味78時間(丸3日と6時間)となります。過去の記憶を辿るまでもなく、これはダントツで(2位以下を大きく引き離して)人生最長です。願わくば、この記録を更新する日が永久に来ませんように・・・・・・・・

追記
 1月4日の日記(おまけ)にはブラジルで計24時間超のバス旅を経験した女性タレントについて書きましたが、3年前にタリハでお会いした岡野真幸さんご自身のブログでそれに言及されています。その投稿によると、件の番組の岡野さんが出演された回では俳優の村田雄浩が日本出発からタリハで対面を果たすまでに88時間(番組最長?)を要したそうです。(日本国内の移動を入れたら90時間を超えるでしょう。)つまり「上には上があった」ということです。またJICAボランティアでも超僻地在住の隊員は任地から首都まで3日かかるという話を聞くことがありますので、私たちの78時間という移動時間もそんなに大したことではないのかもしれません。
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まともな1日

2019-01-07 | 帰省(2018〜19)
結局7時に目が覚めてしまいました。(普段早起きしている人間が急に寝坊をしたいと思っても無理です。)睡眠時間は4時間ほどですが、ぐっすり寝られました。

1階に下りてレストランで朝食。既に他のテーブルでは複数の日本人グループが食事中でしたが、ツアー旅行の団体さんと思われます。そのうちの何人かとちょっとだけ仲良しになりました。

訊いてみたら私も名前だけは聞いたことがあるU社の企画で、ニカラグア・コスタリカ・パナマの中米3ヶ国を巡って帰るところなのだとか。世界のメジャーな観光地はあらかた行き尽くしたので、こういうちょっとマニアックなツアーに参加する気になったのかもしれません。(ナミビアでも同国のみに10日以上滞在するというツアーの日本人団体と遭遇しましたが、それと同種の人達でしょうね。)先ほど調べてみましたが、たぶんこれですね。既に終了したツアーゆえ価格は不明ですが、成田行きの機内では男女1名ずつの添乗員がその人達に話しかけていたのを見ており、たかだか十数名に二人が付くということから考えるに、これは結構値も張るはず。普段なら私とはまず接点のないセレブの方々だったのでしょう。

その団体さんは私たちより1時間ほど早くホテルに来たそうですが(注)、やはりフロントでの大渋滞に閉口したとのこと。(注:さすがに添乗員はこういう遅延トラブルにも慣れており、速やかにホテルの手配等の行動を取ったと思われます。)ところで、朝食はビュッフェではなく個別オーダーでした。カットフルーツまたはジュース、スクランブルエッグまたはその他、コーヒーまたは紅茶というように。ところがウエイターには英語がほとんど通じず、難儀されていたのを見て私が通訳を買って出ました。前夜空港でLindaが米国人に助け船を出したのを見習ってのことです。

一仕事を終えて席に着いた私に彼女は「言葉が話せるだけで人の役に立てるというのは素晴らしいことね」としみじみ言いましたが全く同感です。そして、それは外国語を学ぶ大きな動機にもなります(つづく)。
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人生最長の日9(怪我の功名?)

2019-01-06 | 帰省(2018〜19)
サービスカウンターの職員さんは手際よく対応し、ホテルの宿泊、夕食および朝食、そしてホテルまでの往復タクシーのクーポンを発行してくれました。(糞Peruvianとは月とスッポンです。)

思うに私たちが荷物をちゃんと預け直していたらここには来ていなかった訳で、あるいは搭乗口付近で空しく夜を過ごしていた可能性はありました。(実際、翌朝には椅子に寝っ転がっている人達を少なからず見ました。)

その後、Lindaは手荷物検査員と話し合い、裏口から通してもらいました。その際、スペイン語が全くできないアフリカ系米国人男性が同様の問題で困っていたらしく、(たぶん英語が解らない)係員から「あんたがたは英語が話せるか?」と訊いてきました。それでLindaが急遽通訳を買って出ることになりました。

荷物受取所のカウンターで事情を説明したところ、職員は荷物タグの控えのバーコードを読み取ってからトランシーバでどこかに連絡してくれました。時間はかなりかかりましたが、荷物の受け出しに成功。続いて乗り継ぎ用の荷物預けカウンターへ足を運びました。ここでも最初は「他の乗客の荷物のチェックインからだいぶ時間が経ってるし」などと渋られましたが、新しく成田までのタグを付け直すことで受け入れてもらいました。

ただし、この手続きは本当に必要だったのでしょうか? というのも、空港内で日本人数名が雑談しているのを見つけたので、この件について尋ねてみたところ、口々に「自分は何もしていない」と答えて平然としていましたから。ということで真相は謎です。

何にしてもこれでようやく空港から出られます。タクシーに乗り5分ほどでホテルに到着。

中庭から撮りましたが、ここは正真正銘の高級ホテルでした。

ただしフロントが明らかに人数不足でこの行列。チェックインまで20分近く待たされました。



遅い遅い夕食(ビュッフェ形式)です。時刻は午前2時20分頃。翌朝会った日本人グループ客は「肉がどれもこれも硬くて参った」とぼやいていましたが、私はそうは思いませんでした。けれども、胃腸の具合がまた悪くなったら困るので肉料理は自粛。ほとんどパエリアばっかし食べていました。部屋に入ったのは3時10分前。

こうなるのは当然です。すぐにでも眠りに就きたいところですが、私はWi-Fiに接続して職場へ送るメール文書を作成しなければなりません。月曜の朝6時過ぎに成田到着という当初の予定では午前中に米原へ着けるため、いったん帰宅して昼食を摂ってからでも出勤して4限目(14:50〜)の講義に間に合うという算段でしたが、それが不可能となったので、月曜日の有給休暇取得と授業の休講を伝えました。

11時半のフライトまで8時間ちょっとですが、既にチェックイン済みで搭乗券も確保しているため、空港入りは少し遅くなっても大丈夫。つまり、ちょっとぐらいなら寝坊もできます。

こうして本当に本当に長い1日が終わりました。クスコのホテルでの起床は午前4時、ここでの就寝は午前3時ですが、ペルーとメキシコの時差1時間を足すとピッタリ24時間でした。これは物理的にも心理的にも文句なしに人生最長の1日であったと断言できます。

おまけ(箸休め)

帰国後にメールソフトのログイン履歴をチェックしてみましたが、なぜかメキシコはありませんでした。この日はメールソフトを使わずブラウザ経由で送信したからでしょうかね?
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人生最長の日8(記録更新)

2019-01-05 | 帰省(2018〜19)
それで人が来ない理由(ピックアップと預け直しに時間を食われていたため)が判りました。何にしてもこれは拙い! 空港や航空会社のミスで荷物が積み忘れられた、あるいは違う空港へ運ばれた場合には日数がかかっても自宅まで届けてもらえます。ところが、こちらに落ち度がある場合には・・・・・届けてもらうにしても安くはない配送料がかかるかもしれません。

それで近くのサービスカウンターに行って事情を説明することにしました。ところが私たちの直前で相談中の御婦人は深刻なトラブルだったらしく、一向に終わる気配がありません。そこでLindaから「ここでは私が説明するから、あなたは手荷物検査場へ行って戻れるか訊いてきて」と言われました。で、そちらの係員に搭乗券を見せて説明しましたが・・・・・

「あんたは乗り遅れたのか?」と訊かれて「そうじゃない」とは答えたものの、「でも他の荷物は全部積み込みが終わってるはずだからたぶん無理だよ」と言われました。それ以上粘って交渉する気力も語学力もなし。それでスゴスゴと引き返しました。

カウンターに戻ってみると、ちょうどLindaの番が来たところ。そして彼女の説明を聞いた女性職員が言うには・・・・

「ああ、あなたたちのフライトは11時半になったから戻って取りに行く時間は十分あるわね。」

え? じゅ、じゅういちじはん?!

どうやら何らかのトラブルが発生したお陰で助かる見込みが出てきたようですが、それにしても11時間超(00:05→11:30で正確には11時間25分)の遅延というのはいったい?(後で聞いたところでは機体整備のためとのことでした。そんなに時間かかるか?)

私の最後(たぶん9回目)のナミビア出張(2016年11〜12月)でも往路の国内線が11時間弱の遅れでしたから、ここでもその記録を更新して人生最長となりました。
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人生最長の日7(やらかしちまった?)

2019-01-05 | 帰省(2018〜19)
メキシコシティ国際空港(ベニート・フアレス国際空港)に到着。入国審査後、私はそのまま国際線乗り継ぎへ向かおうとしましたが、Lindaが荷物のことを不安がったので空港職員2者に尋ねたところ、ともに「取らなくても大丈夫」という返事。それで彼女も納得し、手荷物検査を通って搭乗ゲート近くで待機していたのですが・・・・・

やがて何か変だと思い始めました。搭乗開始予定時刻の1時間前になってもあまり人がいない。私たち以外では個人旅行と思しき日本人数名、外国人も数名。それが30分前でも同じ。チェックイン時に私たちには隣同士ではなく前後の席が割り当てられましたから、満席に近いはずです。さらに搭乗口カウンターの職員も姿を見せません。さすがにこれはおかしい。

しばらくしてリマでLindaと雑談していた日本在住のペルー人2名がやって来ました。彼女たちに荷物をピックアップしたのか尋ねたところ・・・・・・二人とも「取って預けた」と言うではありませんか!

それを聞いて私もLindaも真っ青になりました。あー、またやっちゃったかも?
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人生最長の日6(思い込み)

2019-01-05 | 帰省(2018〜19)
ここで時計の針を日本を発つ少し前まで戻し、その「試練」を受ける羽目に陥った原因(背景)について説明したいと思います。

日本人の私はメキシコ入国に際してノービザでOKですが、ボリビア人のLindaは乗り継ぎだけでも必要。ただしTWOV (Transit Without Visa)という制度があり、チェックイン時に25USドルを支払い(当然ながら往復だと倍の50USドル必要)、メキシコ到着後はパスポートを預けて次の便の搭乗まで待合室で過ごせば良いという情報は得ていました。それについては既にこちらに記していますが、待ち時間が長かったこともあってアエロメヒコを候補から外した経緯があります。今回は乗り継ぎ時間も短いし、往復50ドルを払っても十分ペイするので利用することにした訳ですが・・・・・その手数料の記述がまちまち。アエロメヒコのサイトでも統一されていませんでした。なお "$25USD ($50USD round trip)" と書かれていたはずのページは消されてしまったらしく、こちらのみが出てきます。おいおい、倍以上に跳ね上がってるじゃないか! またこちらの記事はホンジュラス人の乗り継ぎ客が屈辱的状況に置かれたという内容で見過ごせません。さらには、この手数料が一気に138ドルまで跳ね上がるというFacebookの投稿までも。ふざけるな、いい加減にしろ!

ということで、アエロメヒコの東京事務所に電話で尋ねてみることにしました。その答えは「日本の在留カードを持っている方であればそのような手続きは必要ありません」というもの。ビザ免除の要件が永住権から在留許可へと拡大されていたようです。これはラッキー。また同航空会社ではメキシコシティ国際空港でいったん荷物をピックアップし、預け直すことが必要でしたが、「2ヶ月前から試験的に最終目的地まで運ぶようにしています」とのことでまたまたラッキー。

それで実際に成田でのチェックイン時にもLindaは在留カードを提示しただけで何も求められず、預け荷物には "LIM" のタグが付けられるとともに、メキシコシティで何もしなくともリマで受け取ることができました。なので私は帰りも一緒だろうと頭から信じ込んでいました。さらにリマでのチェックイン時も成田と同様でしたから、すっかり安心しきっていました。(長いのでここでいったん切ります。)

おまけ
 やはりこちらには "a fee of $25 USD" とありますが、もう古い情報でしょうね。
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