国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

4年目

2018-09-30 | 日記
昨日はニューヨークで式を挙げてから丸3年、つまり結婚記念日でしたが、とくに盛大に祝うということもなく、夕食後にスパークリングワインと私の好物の生ハムで乾杯しただけでした。(いつもはグラス1杯のLindaが珍しくお代わりしたので酔っぱらってました。なお一瓶空けたので今日も開けることにします。)


今朝は見頃を迎えた休耕田のコスモスを見るため1時間ほど散歩。台風が来る前に、ということで急遽出かけました。

これからもよろしくね。

おまけ
 送信後に気が付きましたが、「現在」のカテゴリはちょうど400回目の投稿でした。
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気持ち悪い

2018-09-29 | 日記
今月メジャー大会で優勝したテニス選手の人気が沸騰しているようですね。私はこの競技には面白さが感じられず(見ていて退屈)、男子のK選手の勝ち負けにもさして興味が湧かなかったほどの人間ですが、彼女のアイデンティティに関する記事はついつい読んでしまいます。先日の朝刊に載っていたこれ(ネット版は有料)とか、その検索中に見つけたこれとか・・・・・・(ここまで前振り)

で、ここからはアイデンティティについていろいろ考えさせられることの多いエッセイについて。(実はそれを採り上げたいと前々から思っていました。)

それは某社(ある特集が世間の激しい怒りを買って事実上の廃刊に追い込まれた雑誌の出版社)のPR誌「波」に今年から連載されている「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で、筆者のブレイディみかこ(Brady Mikako)は英国在住、アイルランド人の夫との間に中学生の息子が一人います。連載の第1回では、その息子がカトリック校にはそのまま進まず「元・底辺中学校」へ通うことを自ら選ぶに至った経緯が綴られ、以降の回では人種差別的発言が飛び交い時には殴り合いの喧嘩にまで発展するといった学校の様子がたびたび紹介されています。(このように少々物騒な内容ながらユーモアもしっかり散りばめられ、決して湿っぽくならないのは作家の力量だと思います。)

その第4回(4月号)がたいへん面白かったので、いろいろ書いてみようと思い立ちました。(追記:とはいったものの自分の手には余ると思われたため、結局はほとんど引用になりました。下手にいじって筆者の主張をねじ曲げてしまうのは最悪ですしね。)

この回でも冒頭から中学校でのレイシズム発言やそれを巡るいざこざの数々について触れられ、その後息子が「多様性はいいことだと学校では教えているのに、どうして多様性があるとややこしくなるのか」と問いかけます。以下、親子の会話。

「多様性ってやつは物事をややこしくするし、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃない方が楽よ」
「楽じゃないものが、どうしていいの?」
「楽ばっかりしていると、無知になるから」
(中略)
「多様性はうんざりするほど大変だし、めんどうくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」

(なお「生物多様性が高いほど生態系の安定性が増す」という一般則には、それを実証するデータも多数提出されていますが、人間社会には当てはまらないように見える (少なくともそうは思われてれていない) のはなぜだろうと考え込んでしまいました。)

続いて登場したのは件の「元底辺中学校」の校長先生。筆者は彼に「この学校は英国的価値観の推進をポリシーにしているそうだが、近年は欧州的価値観を打ち出すのが教育機関の姿勢として好ましいと言われているのをどう思うか?」と尋ねます。(いかにもEUからの離脱ですったもんだしている国らしい質問です。)それに対する答えは「どうしてどっちかじゃないといけないんですかね?」で筆者は「は?」

「自分のアイデンティティはイングリッシュで、ブリティッシュで、ヨーロピアンであり、どれか一つということではない」と語る校長は、「無理やりどれか一つを選べという風潮が、ここ数年、なんだか強くなっていますが、それは物事を悪くしているとしか僕には思えません」と述べていました。以下はやり取りの続きと筆者のコメントです。

「うちの息子なんか、アイリッシュ&ジャパニーズ&ブリティッシュ&ヨーロピアン&アジアンとめちゃくちゃ長いアイデンティティになっちゃいますよ」
 わたしが言うと校長が答えた。
「でしょ? でも、よく考えてみれば、誰だってアイデンティティが一つしかないなんってことはないはずなんですよ」
 どれか一つを選べとか、そのうちのどれを名乗ったかでやたら揉めたりする世の中になってきたのは確かである。
(中略)
 分断とは、そのどれか一つを他者に身にまとわせ、自分の方が上にいるのだと思えるアイデンティティを選んで身にまとうときに起こるものかもしれない、と思った。


そういえば私が愛読しているお坊さんの著書には「ナショナリズムが甘い誘惑となりやすいのは努力がいらないからです。日本人であることは『生まれもったアイデンティティー』だからです。」という一節がありました。ということで、言いたかったのは「楽をしつつ優越感に浸ろうとする人間が(少なくともネット上には)ウヨウヨしているような国はちょっと気持ち悪い」ということでした。

さて、私の国籍は日本人だしアイデンティティを訊かれたらそう答える他はありません。(さすがに南米やアフリカを加えるのは無理というものです。チョイ住みしただけですから。)しかしながら、高2の頃からうすうす自覚していた「アウトサイダー感(場違い感)」は歳を重ねるにつれて増すばかり。もしそれが閾値を超えることになったら・・・・・いろいろあるんでしょうが、結局は住みやすいところに落ち着くことになると思います。国は関係なしです。(あそこは面白そうだけど台風がなあ。)

おまけ
 実はこの第4回で最も読み応えがあったのは後半部(母ちゃんのデジャヴ)でした。わが国に根強く残る差別問題に関するエピソードで、幼き日の筆者が当事者の一人であったと告白する最後の一文にはガーンとやられました。これ以上の大量引用は気が引けるため詳しくは書きませんが、バックナンバーが入手できるなら一読をお薦めしたいです。いずれ単行本化されるでしょうけど。

おまけ2
 気が変わったので上の「母ちゃんのデジャヴ」から少しだけ。二人の生徒による大喧嘩(自分の家の貧困を嘲笑われた生徒が相手の出自を挙げて言い返したのが原因)を諫める際に先生が喧嘩両成敗にした理由を訊かれた筆者が自身の見解を示すところから。(補足:その女性教師は周囲の猛反対を押し切って (家出までして) 最初に貧困をからかった生徒と同じ被差別コミュニティに嫁いでいました。)

「差別はいけないと教えることが大事なのはもちろんなんだけど、あの先生はちょっと違ってた。どの差別がいけない、っていう前に、人を傷つけることはどんなことでもよくないっていつも言っていた。だから2人を平等に叱ったんだと思う」
「・・・・・・・それは真理だよね」と息子がしみじみ言うのでわたしも答えた。
「うん。世の中をうまく回す意味でも、それが有効だと思う」

本文で括弧書きの注とした雑誌の件ですが、「言論の自由」を理由に編集部や特集記事の執筆者を擁護する人間が少なくないそうです。他人を傷つけることへの思いが至らなさすぎじゃありませんか? ブレイディ親子の爪の垢でも煎じて飲んでほしい。
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自分はOK

2018-09-27 | 日記
この前ワイドショーで大阪の名物カレーが紹介されていました。(私はテレビでもう数え切れないほど見ていますが実際に食べたことはなし。)これですね。

その映像を観るなりLindaの顔が歪みました。(「オエー」とでも言いたかったんでしょうか?)でも自分はカレーを食べる前によく混ぜるんですよね。(猫舌体質ということもあるでしょうけど。)たぶん他人の手で混ぜるというのが受け入れられないんだと思います。でもあれはご飯をカレーソースなどと炒めて作るので、そうしない訳にはいかないんですけど。
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このくらいなら

2018-09-26 | 日記

帰省時に乗る予定のラパス〜コチャバンバ便が値下がりしていました。購入価格は8122円/人でしたからちょっとショック。為替レートの影響でしょうか? それとも捌けないので値崩れが始まっているとか? どっちにしても早まりました。

ただし実際に搭乗する便で比較すると差額は400円(二人で800円)ほど。キャンセル可能な航空券なので買い直す手もありますが、下手に動いて墓穴を掘ってもつまらないのでこのままにします。十分安いし。

追記

先ほど検索してみたらこの通り。訳がわかりませんが、少なくとも上の「値崩れ」はしていない模様。
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「キ」だけ

2018-09-25 | 日記
昨日の朝味噌汁を作る時に(まだ少し残っていたはずなのに)油揚げが見つからなかったので、Lindaに尋ねてみたところ「キムチに入れました」との返事に目を白黒。

上は彼女が作ったヒジキの煮物。(イカが入っているのがユニークですが、味は文句なし。)ということで思い返してみれば「ヒジキ」と「キムチ」がゴッチャになっていたのでした。実は前からそうです。(以前紹介した「おふろ」「ふくろ」と一緒ですね。)

おまけ
 Lindaのどうしても直らない言い間違いに「サトマイモ」があります。(スペイン語にない「ツ」が言いにくいためでしょうか?)言うまでもなく芋類2種のハイブリッドですが、その度にどっちなのか聞き返さなければなりません。
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気に食わない

2018-09-24 | 日記
昨日元NHKの有名ジャーナリストさん(出ずっぱり)がソビエト連邦について紹介する番組をちょっとだけ視聴しました。それはどうでもいいのですが、少し前に放送されたベトナム編で気になることがありました。

現地の農民が出してくれた昼食を摂るシーンにて、彼は口にした「タロイモ」の味をジャガイモのようだと評していました。(こちらに載っています。)タロイモは日本のサトイモの仲間(同属)で食感はネットリですから、これはあり得ません。その直前まで音声だけ聴いていたのですが、驚いて映像を観たら案の定キャッサバでした。(私が計7回出張したインドネシアのスマトラ島南部の主食でした。)どうしてこんな基本的過ちをそのまま放送してしまうのか? これでは彼がどんなに尤もらしいことを語っても「そんなことも知らない人間が・・・・」と白けるだけです。

次に槍玉に挙げるのは今月観た他局の番組ですが、アマゾンでの体当たりレポートで一躍人気者になったディレクター(TV局社員)が1年ぶりに再訪した村で「魚の干物が主食のタロイモとものすごく合う」などと言っていました。しかし、熱帯アジア原産のタロイモが先住民の主食であるはずはなく、こちらも南米(それも熱帯気候の低地)が起源のキャッサバしかあり得ません。(南米ではマイナークロップのサトイモが栽培されているとしたら日系人の居住地ぐらいでしょう。)ということで、やはり一遍に興醒めしてしまったのでした。

ダメ押しながら「どっちも芋なんだから目くじら立てなくても」というのは却下。同じイモでもタロイモは塊茎(茎が肥大)でキャッサバは塊根(サツマイモと同じく根が肥大)だし、前者は草本植物で後者は木本植物ですから、これは「みんな飛ぶ生き物だから鳥もコウモリも昆虫も一緒」と同レベルの暴論です。(言うまでもなく、それらの羽根や翅は全く異なる器官から変化したものです。)

もちろんテレビに出る人があらゆる分野に精通している訳はありませんから、責められるべきはチェックを怠った制作者でしょう。(この執筆中に検索したところ「マンジョカ芋(タロイモ)」「タロイモを粉末状にしたファリーニャ」といったトンデモ表記をあちこちで見ました。そういう無責任サイトが元凶なのかも。)何にしても誤りが訂正されないままに放送され、広まってしまうとしたら非常に由々しきことです。

(なお「気に食わない」のパート2のアイデアもあります。いつか執筆&公開するかも?)

おまけ(ひつこい)
 食べるところにしか関心がないからこういう間違いをしでかすんでしょうね。なぜ栽培中の畑や作物にも目を向けようとしないのか? まあサトイモの植物を知らなければ話になりませんけど。
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上達

2018-09-22 | 日記



相変わらずネタ切れなのでLinda's Little Gardenの写真でも。





画伯の絵には明らかに上達が見られます。(以前と同じくほとんどコピーですけど、タッチが細かくなりました。)
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10日遅れ

2018-09-20 | 日記
今年秋の台風と長雨には本当に参りました。とっくに済んでいるはずの家の稲刈りが完了したのはようやくにして一昨日。土日祝日にできなかった場合に備えて夏季休暇(7〜9月に取得可能)を残しているのですが、今年はそれもギリギリまで使いました。こんなことは初めてです。にもかかわらず、何のために取ったのかわからないような日も。

雨が降っていないというだけではダメなんですね。稲が濡れていると脱穀後に塵や埃がうまく排出されず、コンバイン内のあちこちが詰まってしまい、最後には黒煙を噴き出して停止。そのせいで農機具メーカーさんを2度も呼ぶ羽目になりました。もちろん分解清掃の間は作業が一切できません。また強風で稲株の大半が倒伏しましたが、(ただでさえそれで刈り取り速度を落とさなければならないというのに)晴れないのと倒れているのが災いしてなかなか乾かないため、ようやく午後になって開始という日もありました。そんな訳で先の3連休もまともに刈れたのは敬老の日だけでした。

順延となった日曜日はLindaのお気に入りの場所、余呉湖へ。自転車で1周した後、少し散歩もしました。帰ってから写真を見た彼女が ¡Qué lindo!(すてきー!)と声を上げました。


たしかに。対岸の山だけでなく雲も湖面に映っています。ちょっとウユニっぽいですね。もし無風だったらどんなに素晴らしかったことか?

カメラの向きを変えて取りました。私たちの腕が伸びているのは一人がスマホを持ち、もう一人がシャッターを押しているからですが、ちょっと不自然ですね。自撮り棒買った方がいいかな?(最近大きなネタが全くありません。こんなもんで勘弁して下さい。)
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またしても雨

2018-09-10 | 日記


今年もこのイベントの季節がやってきました。が、場所はいつものお寺の駐車場ではなくて・・・・・・・


その隣の町会館前広場(神社の境内)でした。雨が予想されていたのでテントを固めて設置することになったためです。例年より1ヶ月早い開催となったのですが、そのせいで秋雨とモロに被ってしまいました。そして私は役員なので準備から参加しましたが、前日も当日もかなり濡れました。本当に今年は雨に泣かされ通しです。(実は家の稲刈りも中断したままです。)が、今月に入ってから立て続けに発生した自然災害と比べればどうってことはないので、愚痴は止めときましょう。

マジックショーも会館内に変更。私が担当した輪投げゲームも同様でした。




午後から雨が強くなるという予報でしたが、最後まで大崩れしなかったのはラッキーでした。なお、会場がコンパクトになったためごった返しているように見えるだけでなく、実際にも来場者が100人近く増えていたそうです。300枚用意していたビンゴカードがなくなり、去年の残りを出して何とか凌ぎました。ただし、先に帰った家族の分といって一人で3枚も4枚も持っていた強欲な熱心なおばちゃんが複数いたのは残念でした。(そういう人に限って目が血走っていたりするんですよね。来年は2枚以上持っていたら没収といった対策を打たないと。)
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最後までヘマ

2018-09-09 | 日記
11時44分定刻に金沢到着。そのまま市内循環バスに乗ってひがし茶屋街へ。

メインストリートは国内外の観光客でごった返していました。(先月の倉敷と一緒ですが、やはり人気スポットは朝早くに来るべきですね。)Lindaも私もこういう人混みはあまり好きではありません。



それで写真を何枚か撮り土産物を物色したらそそくさと移動。その後カレー屋でちょっと遅い昼食(なぜか先割れスプーンで食べる金沢カレー)。










その後訪れた主計町(かずえまち)、金沢城公園、長町武家屋敷跡でも同じことの繰り返しでした。(高松で栗林公園を鑑賞してから日が浅かったため兼六園はパスしました。)半日たっぷりあるので、時にお茶でも飲んでゆったり過ごしても良かったはずですが・・・・・もしかすると一泊二日の鉄道旅では必然的に移動時間の比率が高くなり、心理的余裕がなくなってしまうということかもしれません。(今回は往路途中での運転見合わせがそれに輪をかけたかも。)これはちょっと考えないといけないなあ、と思いました。

自然物(木)に合わせて塀を作っているのが面白いとLindaが指摘しましたが、私はそれも見逃していました。

国内の金箔生産量の99%を占める街ゆえ金箔ソフトクリームもあちこちで売っていました。1000円近くしたかな? が、栄養にならないものに金を払うのはアホらしい(合理主義)。ということで、ここでも普通のソフトとかき氷を頼んでミックス&シェアしました。

近江町市場には16時台に来るつもりでした。17時には店を閉めるので、その少し前に行けば安くしてくれると父から聞いていたからですが、1時間前倒しになりました。

しかし、それが幸いしました。着いてみれば既に片付けが始まっています。中にはシャッターを下ろしてしまった店も。それで魚屋のおっちゃんに「どうして?」と訊いたら「日曜日はいつもより早く閉める」ということでした。

父からの「お土産には魚の干物を」とのリクエストに応えて赤魚の一夜干しを2匹。おっちゃんは2割引いてくれました。(次の日早速食べました。)

バスで金沢駅に戻り、あとは帰るだけです。夕食は駅弁2個の予定でしたが、運悪く(?)パン屋がLindaの目に入ってしまいました(苦笑)。3個選んで店内で食べました。続いて入った土産物屋で有名な富山の「ますのすし」を発見。実は最初からこれを(もしあれば「ぶりのすし」も)買うつもりでした。即座にカゴに入れても良かったのですが、先にお土産を買ってからと思ったのが仇(ここでもミス)。レジに並ぶ前に行ったら売り切れでやむなくコンビニ弁当となりました。


先述したように帰路は普通列車にはこだわりませんから特急に乗ることにしました。17時54分発のサンダーバード42号は大阪行き(湖西線経由)なので敦賀で乗り換えないと酷い(京都まで行ってしまう)ことになりますし、その普通列車との接続(38分待ち)もよろしくない。(1時間以上待たされる小浜線への乗り換えよりはマシですが。)反対側ホームに止まっているしらさぎ64号(名古屋行き)が長浜にも止まってくれたらなぁ、と思いましたが仕方ありません。(1時間5分後の16号は停車するんですが、わざわざそれを待つ訳にも。)

買ったのは自由席特急券でしたが、判ってみれば指定席の方が混んでいました。写真はこれで終わりです。

発車してからまたしても「小ミス」に気が付きました。どうせ敦賀駅で待たされるのであればそこまで急ぐ必要はなく、特急券は福井までで十分でした。あーあ。そんな訳で敦賀駅での待ち時間中「この旅は失敗続きだったなぁ」とクヨクヨし通しでした。が、先に着いていたお陰で(入線と同時に乗り込めたため)座れました。その普通電車はとても混んでいて後から乗ってきた人の多くは最後まで立ちっぱなしでしたから、余計に払った特急料金(二人分で1300円)は座席指定券の分だったと考えることにします。

さて、今回は筒石(もしくは能生)を断念せざるを得なかったのですが、そのリベンジをもう考えています。実はこの計画中に一度訪れたいと願っていた(のに忘れていた)別の場所があったのを思い出しました。それは私が一時期傾倒していた仏教学者(故人)の著書数冊に出てくる居多ヶ浜。(なお私はその方の本を可能な限り入手していますし、講話を聴くためにも3度足を運びました。)けれども、親鸞聖人ゆかりの地を訪れるのにクリスチャンのLindaを付き合わせるのも悪い。ということで行くとしたら一人旅、それも泊まりだと彼女がいい顔をするはずがないので日帰りをまず考えました。もちろん北陸おでかけパス利用で。

ただし、今回と同様に長浜を朝早く発っても直江津着は14時過ぎ。帰りにライナーや特急を使ったとしても居られるのは3時間ちょっと(終電は17時33分)。加えてバスとのうまい接続がないため浜との往復約4kmは徒歩になりそう。そうなるとほとんど行って帰ってくるだけになりかねません。いくら何でもこれは慌ただしすぎる。ということで諦めかけたのですが、Lindaが同行してもいいと言ってくれたので計画を練り直してみました。

初日は直江津で降りて居多ヶ浜を訪問。少し戻って筒石(もしバスがあるなら駅まで戻らず直接能生へ)、そして糸魚川のどこかで1泊。翌日は富山まで戻って市内観光&宿泊。(先日の金沢みたいなドタバタはなしにします。)3日目はまず城端線に乗って(注)終着駅からバスで世界遺産2〜3箇所を巡る。(注:このトンデモ経路はその路線検索時のものです。ただし出発地と到着地を逆にしていました。)その日のうちに余裕で帰宅できます。

2日目の移動距離が短いため(運賃1520円)、北陸おでかけパスは初日と最終日だけ購入すればよい訳ですが、どっちにしても3連休に限定されます。しかしながら、今年みたいに集中豪雨や台風がいつ襲ってくるかわからないようでは2泊3日の予定を組むのも腰が引けてしまいますね。ギリギリまでキャンセルが可能な宿泊施設を予約するというのがせめてもの自衛策でしょうか。この前利用したホテルは私が、それ以上にLindaが気に入ったのですけど。
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