国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

大晦日→元旦

2015-12-31 | 結婚@Bolivia〜来日

リマのホルヘ・チャベス国際空港にて。


先にサンタクルスに行ってそれからラパスへ向かうんですね。知りませんでした。

"Servicios Higienicos" は直訳すると「衛生的なサービス」ですがトイレのことです。そういう言い方も知りませんでした。(スペインでは単に "Servicio"、中南米では "Baño" を使うと思っていました。)


たぶんチチカカ湖だと思います。

サンタクルス到着。3ヶ月ぶりにLindaと再会。そして父とLindaはもちろん初対面です。上から2番目のお姉さん(Elmaさん)、そしてサンタクルス在住の親戚の男性(たぶん甥御さん)も迎えに来てくれていました。コチャバンバ行きのフライトまで少し時間があったので、甥御さんの車に乗って市の中心部を案内してもらうことに。






サンタクルスはJICAボランティア時代に訪れたことがありますが、何せ25年前のことなのでほとんど憶えていません。(ここには来ているはずですが。)隊員連絡所(宿舎)で3日間寝泊まりしましたが、同期隊員に連れて行ってもらった屋台の焼餃子が美味しかったことと連絡所のペットの犬のために冷蔵庫に取ってあった肉を私が全部食べてしまって呆れられたことを思い出しました。


遂にコチャバンバ到着。後で計算してみたところ、家を出てから45時間経っていました。



私たち二人と父のために立派な部屋を用意してくれていました。(ホテルではありません。)


軽い夕食の後しばらく休んで新年を迎えるためご家族の住居へ移動しました。なお、ここから下の写真のファイル名は "th_WP_20151231_048.jpg" などとなっていますが、実際には日付が、そして年が変わっているはずです。





このスープに入っていた肉は3種類(牛、豚、鶏)でした。何であれ美味であれば言うことはありません。

食事後に私が(Lindaに頼まれて)持ってきた日本のお菓子(煎餅、饅頭、黒飴)を配りましたが、そのうち煎餅の袋がパンパンになっていました。後で GPSを見たら標高2500m超だったので納得。私たちは疲れていたので中座させてもらいましたが、皆さんはその後2時間ほど歓談されていたそうです。

ちなみにこの画像のファイル名は "WP_20160101_001.jpg" でした。
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どこ行くんや?

2015-12-31 | 結婚@Bolivia〜来日
ヒューストンからいよいよ離陸というところでうたた寝したのですが、目が覚めてもまだ地上。予定時刻から30分ほど経って「Cargo area(荷物室?)に異常が見つかったのでチェックしている」という説明がありました。「おいおい冗談じゃないぞ」と思いましたが、間もなく「直ったので離陸します」とのアナウンスが入り、ようやく飛び立ちました。

それと直接関係はないと思うのですが、フライトマップがヘン。出発地ヒューストンと目的地の時差が6時間っていったい・・・・・?

航路を示す緑の線を辿っていくとアフリカへ。(離陸前はちゃんとリマの方へ向かっていたのに。)地図がないので正確な場所は判りませんが、赤道ギニア辺りでしょうか? 一応ペルーと同じスペイン語圏ではありますが・・・・・(ちなみに「IATAの空港コードにYYYなんてあるわけないじゃん」と思ったのですが、今調べてみたらカナダ、ケベック州のモン=ジョリ空港がそうでした。)

その後機長から「目的地が間違った場所に設定されていますが修正できません。ご不便をお掛けして申し訳ありませんがご理解下さい。」というお詫びがありました。そして南半球に入っても飛ぶべき方向は東を向いたままでした。

もちろん飛行機はちゃんとリマに着いています。いま空港近くのホテルで休憩中。結局宿を取りました。サンタクルスへのフライトは7時間半後です。
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まだまだあった

2015-12-31 | 結婚@Bolivia〜来日


ヒューストンのジョージブッシュ国際空港に着きました。現地は30日の午後2時45分です。当地ではアナウンスも表示も英語とスペイン語。ラテンアメリカに着実に近づいていることを実感できます。



ところでボリビアでは現地通貨ボリビアーノ以外に米ドルも普通に使えるという話ですが、折れたりしわくちゃになったりした紙幣は受け取りを拒否されるそうなので、ここで使ってしまうつもりでした。私がヒューストンで真っ先に連想するのはやはりテキサンズ。ということでプロスポーツのグッズを扱っている店へ行ったところ、NFLのコーナーでは人気選手J・J・ワットのジャージが目立つところに飾ってありました。(「オードリーのNFL倶楽部」でMCの若林正恭さんが着ているのがたぶんそれです。)値段を見たら100ドル(税抜)。値段も値段だし私はこのチームのファンという訳ではないのでパス。そして代わりに買ったのがこれ。

12.99ドルに8%の税を乗せて14.04ドル。96セントの釣銭をもらってもしゃーないな、と思ったのですが、デイパックのポケットの中を探ってみたら前回のNY訪問時に残った1セント硬貨がジャスト4枚! うまい具合に汚損紙幣も14ドル分あったのできれいサッパリ捌けました。あとはこれを割らずに持って帰れるかが問題です。(たぶん使わずに職場自室の飾りにします。)

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まだあった

2015-12-30 | 結婚@Bolivia〜来日

今成田ですが出国のピークを過ぎているので空港は閑散としています。

ついでながら来る時の新幹線(米原→品川)もガラガラでした。上りは空いているだろうと思っていましたが、予想通り。豊橋で少し乗客が増えましたが、みな余裕で座れました。

フライトまであと2時間半。案の定というか危惧した通りというか、預け荷物はリマまでしか運んでもらえず(ユナイテッド航空からチリのランチレ航空に変わるため)、そこで受け取って再チェックインが必要ですが、乗り継ぎ時間がほとんど11時間もあるので先が思いやられます。
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今年最後かも?(なのに暴走)

2015-12-30 | 番外
今月最高裁判決が出た夫婦別姓問題と同じ時期にネットを賑わしていたのが「同性愛は異常」発言ですね。どっかの県の職員さんがツイッターに書き、別の議員さんが議場でそのことについてヤジを飛ばしたのだとか。私は自分がLGBTにならなかったのはそのような環境が与えられなかったからに過ぎないとも考たりすることもあるので、その種の人達のことを悪く言う気には全くなりません。一方、プロテスタントの中でもかなり保守系の宗派に属していると思しきLindaは、この7月に米国全ての州で同性婚を合法とすることが決まった時に明らかな嫌悪感を示していましたので、この点では二人の見解が一致することはありませんでした。(ついでながら夫婦別姓の件についても少し前に話してみましたが、彼女はその必要性をまるで感じていない様子でした。)

私らのことはさておいて、自分と違う思考や言動パターンの持ち主、それもマイノリティに「異常」というレッテルを貼ることによって自らが「正常」「まとも」であると確認&安心したいという人間の心理はいつの時代でも普遍的なものでしょう。しかしながら、この件について調べてみると同性愛は人間以外の動物にも広く見られるという話ですし(こちら参照)、古代ギリシャやローマ時代ではごく当たり前で現在のようにタブー視されることもなかったそうです(こちら参照)。また日本でも平安時代から存在し江戸時代には結構お盛んだったようで、「同性愛を『異常』とする現在こそが『異常』ともとれます」という記述もありました(こちら参照)。要は事実認識が正確でなければ主張に正当性も説得力も付与することはできないということです。自分の感情(好き嫌い)を喚き散らしているだけと受け取られても仕方ないでしょう。

そういえば「自然(の摂理)に反する」というコメントも結構目にしましたが、野生の動植物を飼い慣らすに留まらず自分の望むように「奇形化」させて好き放題に利用するようになった(その結果地球が本来持っている扶養力の200倍まで増えてしまった)人間という存在そのものが地球上では不自然の象徴であるといっても過言ではないでしょう。年がら年中新鮮なトマトやキュウリが食べられるような国に暮らしていて何を今さら、とも思いますし。そんなに「自然(の摂理)」が好きなら今すぐナミビアの東部とかベネズエラのオリノコ川上流地域などへ行って自給自足の ─それも牧畜・農耕ではなく狩猟・採取による─ 生活を始めてみたらどうですか、と嫌味の一つも言いたくなりました。(明らかに暴論なので話を戻します。)

閑話休題。何かというと体制寄りの発言をする人にも似たような傾向が認められますね。「それが常識」「あたりまえ」というのは思考停止に他なりません。情報を自分で集めてそれを分析・吟味するという作業にはある程度の知力が要求されますが、それを持ち合わせていないということでしょうか。あるいは単に自分の頭で考えるのが面倒なだけなのかもしれませんが。以下は宗教関係の本からの引用ですが、とても含蓄に富む言葉であり憶えておいて損はないでしょう。

正統派が結束するのは、同じ純粋さのまわりに集まって結束するのではなく、特定の「異端」を追い出すためにのみ結束するのである。自分達の内部には、時にはその「異端」と自分達の間の距離よりもっと大きな相違をかかえていても、そんなことは一向に構わないのだ(田川建三著「書物としての新約聖書」から)。

ネットに蔓延しつつあるようですが(そしてテレビでも時々見ますが)、お上の意向に従わない人を「非国民」「売国奴」呼ばわりしても構わないとする風潮にはつくづく嫌気がさしています。(数学者の故森毅さんは「非国民が住みやすい国ほどええ国ということや」とエッセイに書かれていましたけど全く同感ですね。)そういう連中のお決まりのフレーズが「そんなに嫌なら日本から出て行け」だったりするのですが・・・・さて、どうしましょうかね? 私はかねてから(今のところは半分冗談ながら)「日本がものすごく住み心地の悪い国になったら南米にでも逃げる」と(ついでながら「この職場の居心地がものすごく悪くなったらサッサと辞める」とも)言い続けてきたような人間ですが、今年になってその「避難先」が一つ確保できましたからね。(母国語以外にも日常会話に困らない言語が二つあるからこそこんなことが言えてしまうと考えたら、やはり外国語はできた方が絶対得だと思います。)

最後はちょっと過激なことを書きましたけど、今日出国してそのまま戻ってこないということはなく、来月11日に帰国する予定です。さて、どうなりますか?(←まだ言ってる。)

向こうにももちろんネットはありますが、いろいろ忙しいでしょうし利用環境も限られると思われます。それゆえ現地発信が難しいようなら戻ってから「過去」のカテゴリにまとめて投稿します。
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ちゅうとはんぱやなぁ

2015-12-29 | 日記
明日の出発に備えて頭を刈りました。何事につけ不精な私は年に3回(ここ数年は2、6、10月)しか散髪しないのですが、Lindaから「できるだけ短くしてきて」と頼まれたので今回だけでなくニューヨーク行き(9月)の直前にも切りました。できればFacebookなどで使っている画像のようなスキンヘッドにしてほしいとのことですが、一人で剃るのは結構大変なので勘弁してもらいました。バリカンではこれが限界です。

Lindaの要望に最初は「この人はいったい何を考えているんだろう?」と訝しく思っていましたが、少しでも白髪が目立たないように、ということなら、その気持ちはわからないでもありません。

前髪から始めて頭頂部→側面→後頭部という順に刈っていくのですが、上画像左が前半部、右が後半部の髪です。最初に落ちる塊は99%白髪なので愕然とします。こんなことならサッサと全部白くなってしまえばいいのに、と思わなくもありません。
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イラッと来る

2015-12-27 | 番外
無料版のgooブログを使ってるので広告が表示されるのは納得してますけど時に鬱陶しい。

左には何をイマサラと言いたい気分ですが、たぶんブログタイトルからの連想でしょう。何と短絡的な。そして右は・・・・・・管理者の顔写真見て選んでんのかオマエら、と言いがかりの一つも付けたくなりますわ。
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ついにキター!!

2015-12-26 | 結婚@Bolivia〜来日
今日は朝から家の大掃除をしていました。昼食後テレビを観ていたら玄関のチャイムが鳴ったので見に行くと郵便屋さん。そして受け取ったのは自分の書いた返信用封筒。

中身は十中八九待ちに待ったアレだろうと思いつつも、「残念ながら・・・・」の可能性もないことはないので緊張しながら開封しました。

幸いなことに確率の低い目ではありませんでした。私の出発日を勘案してくれたのかもしれません。そうだとしたらこの場を借りてお礼申し上げます。あとはLindaの鼻の治療さえ順調に終われば2月13日(土)に来日です。

追記
 改めて証明書を見たら在留資格の欄に括弧書きで "3years" と印字されていました。てっきり1年間だと思っていたので嬉しい誤算です。こうなると永住権も意外と早く取得できたりして、というのは期待しすぎかな? 何にしても最高のクリスマスプレゼントとなりました。
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困ったなあ

2015-12-26 | 結婚@Bolivia〜来日
普段使っているデスクトップ型パソコン(iMac G5)はOSのバージョンが10.6.8と少々古いため、Skypeを最新版にアップデートすることができません。それゆえ共有機能による画像の読み込みができず、ブラウザ経由で見るしかなかったのですが・・・・・最近それすらサポートされなくなったようです。(NOKIAの没落後に同社の端末で使われていたSymbian版をアッサリ切ってしまった時もそうでしたが、ここらあたりはドライというか冷淡ですね。) 仕方なくOS 10.10.5を積んだノートパソコン(MacBook Air)をその都度立ち上げて画像をダウンロードし、それを転送しなくてはいけません。さらに、自動的に付けられる(例えば "134EAB8ABBE236CF9B163A74AE86DCB413589AD3353DB19F43pimgpsh_fullsize_distr.jpg" のような)異常に長いファイル名のままではgooブログの画像フォルダに上げることができないため(全角30文字以下の制限あり)、いちいち付け直さなければならない。めんどくさー。けれどもOSを上げてしまうと使えなくなるアプリがいくつもあるため我慢せざるを得ません。

さて、毎年のことながら我が家では何事もなく「聖夜」は過ぎていきました。(録画したNFLのゲームでもあればそれを再生したところですが、前の晩に観てしまっていたし、とくに興味を引いたテレビ番組もなかったので「哀愁の町に霧が降るのだ」の上巻を読み終えてからサッサと寝ました。)ただしLindaには昨日の午前中にメッセージとこのカードを送っておきました。



上の画像は水曜日に送られてきたものですが、聞いたところによると、このケーキは私たちの結婚に祈りと祝福を捧げるという目的でご家族が作ってくれたものらしく、クリスマスとは全く関係がないみたいです。


そして翌日からはクリスマス用に販売するケーキ作りが始まったとのことでLindaも手伝いに駆り出されていました。(完成品の写真はありませんでしたが、"rosca" と言ってましたからもしかするとこういうのでしょうか?)そういえば23日夕方のニュースで見ましたが(こちらでも紹介されていますが)、生クリームタップリでイチゴや各種飾りの乗った「クリスマスケーキ」は日本だけ(不二家の発案)だそうです。




その後送られてきた写真です。来週木曜日(日本は金曜日)にはこの人達と一緒に居るはずです。スープがとても美味しそうですが、クリスマス用には必ず4種類の肉を使うとのこと。何なのか訊いてみたら牛、豚、鶏、子羊で意外とオーソドックスでした。ところで25日は当然教会へ行くだろうと思いつつ尋ねてみたところ、カトリックの人はそうだけど自分達は家で静かに過ごすとのことでした。(なお先述の "rosca" は500個ほど売れたそうです。お疲れ様でした。)
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試写会

2015-12-25 | 結婚@Bolivia〜来日
いよいよ出発があと5日後に迫ってきました。どうも在留許可は間に合いそうにない雰囲気です。ちょっとガッカリ。

ここでいきなりですが、1月3日上映予定のスライドショーを特別にお見せすることとしましょう。こういうのは私の性に合わないのですが、家族・親族に見せたいのでどうしてもとLindaから頼まれたもので。これまで本ブログに貼った画像以外には一部恥ずかしいのも混じっていますが・・・・・今回もYoutubeへのリンクを貼っておきます。

当初は写真の選定だけすればいい(以後は業者に委託する)はずだったのに、結局自分で作成することになってしまいました。厳密には二人の合作、つまりYasuhiro制作、Linda監修(スペイン語校閲ほか)です。音楽も彼女が選びましたが、編集時にはiPhotoのテーマミュージックとして組み込まれているドビュッシーのピアノ曲「月の光」(ベルガマスク組曲第3曲)を使っていました。私の好みは断然そちらなのですが・・・・ここは譲歩することにしました。(一応それが流れている未完成バージョンも上げておきますね。音楽はかなりゆっくりですが、トータルタイムはあまり変わりません。なおウッカリで式の日付を翌日 (帰国日) にしていたため「憶えてないの?」と呆れられ&叱られてしまいました。)
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