(20回ぐらいと予想し、そう予告していた連載もとうとうその2倍の回数に。キリのいい数字ということもあるので少々長くなっても今回で完結とさせていただきますね。)
写真撮影後、免許証が出来上がるまで何か啓蒙用のビデオでも見せられるのかな、と思っていましたが、少し待っただけで一人ずつ名前が呼ばれ、ついに夢にまで見た(注)免許証を受け取りました。(注:それは冗談にせよ二人とも試験の夢は本当に見ました。)なおこちらには「免許証交付予定時刻」として「守山市 午前の学科試験合格者 午後3時30分頃」と表にありますね。何でそんなに待つ必要があるのか全く不可解ですが、実際に交付されたのは12時ちょっと過ぎでした。私の時はどうだったか憶えていませんが、こんなに早くはなかったはず。デジタル技術のお陰ですね。それから父の時代は後日警察署で受け取り(長いこと更新も同様)だったとのこと。
職場に戻り自室で記念撮影。この直後、Lindaは「これは半分以上あなたのものだ」と言いました。私の協力に感謝しての発言とは思いますが、そんなことはないですよ。誰よりも頑張ったのはあなたです。(以下余談ですが、この日と前回は有給休暇を取って受けに行きました。昨年4月から年5日の有給休暇取得が義務化され、雇用者側には罰則規定が設けられました。それで私も大手を振って休めるようになったのですが、有給は半日単位で取れるため10回までは大丈夫だな、と考えたことも。)
帰宅後、Lindaは教材の山を床に広げて撮影していました。いつか自身のFacebookに上げるつもりかもしれませんが、現物はどうするんでしょうかね?
そして私はノートパソコンのデスクトップに並べていた学習用サイトのブックマーク(画像左上)を全てゴミ箱へ。
こうして半年以上に及んだ悪戦苦闘の日々もようやく終わりを告げました。ずいぶん回り道をしたようですが、ネットのどこかで読んだ「免許の取得費用は年齢×1万円」という相場(目安)からすると(本来の意味で)「御の字」といえます。とはいえ、この2ヶ月(最初に本免に落ちてから5回目に合格するまでの間)というもの私はずっと足に棘が刺さったような気持ちでしたし、Lindaの辛さはその比ではなかったでしょう。初回受験であと一歩というところ(2点不足)まで来ていたので、もしかするとあそこまでやらなくても良かったのかもしれないという思いはあります。ちょっとぐらい待つことになってもそのまま米原で受け続けていれば、いつしか同じ問題に当たっただろうし、あるいは守山でも4月以降は受験回数が稼げそうだったので、遠からず実際に合格した55番、もしくはそれと同レベルの易しい問題が回ってきたはずです。(もし恣意的に難易度の高い問題をぶつけてくるということがなければ。)しかし何を言ったところで結果論。悔いを残すのは嫌だったので、Lindaも私もできそうなことは全てやりました。我慢の日々が延びた分だけ合格の喜びも大きくなりましたし、一昨年1月の帰国時に陥った大ピンチを乗り切った時と同様、私たちの結束が強くなったことも疑えません。
ところで合格後最初の日曜の夜、Lindaからこの本(上左)を見せられました。スペイン語版学科教本を買った時に「おまけ」としてもらったものですが、二人ともすっかり忘れていました。そしてページをめくっていた彼女が思わず声を上げました。あの「忌まわしきイラスト問題」があったからです。(ほぼ全てのページの上部に赤字で「この問題の一部又は全部の複製・転載を一切固く禁ず」と書かれているので、ぼかし掛けときますね。なお質問の中身はLindaが実際に解いた英語問題とは少し異なっているようでした。)
もはやその気は(必要も)ありませんが、捜せば他に本番と同じ問題が見つかるかもしれません。なので最初からこれをやっておけばもっと早く合格できた可能性は高いです。(滋賀県独自の問題は同じものをネットで探せないため、翻訳版作成の手間は生半可ではなかったでしょうけど。)何にせよ、日本語問題にも取り組む必要性に気が付いたのが遅かったし、本の存在自体を失念していたので、今更何を言っても無駄ではありますが・・・・・・ただし日本人の協力が得られない外国人にとってこの問題集は所詮「猫に小判」でしかなく、ここから出題するのは不公平じゃないかと言いたい気持ちはあります。
さて、父の車に付けられていた仮免許練習標識は、その日の内に初心運転者標識(いわゆる初心者マーク)に置き換わりました。(ここに書きましたが、一緒に買ったものです。同様にネオジム磁石で補強しました。)翌日からLindaは父の専属ドライバーとして活躍しています。
一方、こちらに書かれている通り私の車はアルミ素材のためマグネット式はダメ。教習所から卒業祝いでもらった2枚のうち吸盤式の方は使える(内側に貼れる)ため、最初はリアガラスに貼っておいたところ知らぬ間に脱落。それでフロントガラスにと思ったのですが、こちらによれば法に触れる可能性があり、警察官に見咎められたら最悪Lindaに反則金4000円と違反点数1点が課せられてしまう恐れも。
それで先日余呉湖へ行った時は、後部は強力な布テープで貼り付け、前面はネットで買ったアリゾナ州のプレートの上に置いて運転してもらいました。ただこれも本当はルール的にダメのような気が。さらに貼りっぱなしにするつもりだったリアの方も翌日帰宅時に落っこちていました。直射日光で加熱されて粘着剤が溶けてしまった模様。ということでこちらもペケ。検索で見つけた非粘着静電気シールタイプ(これなど)なら大丈夫かとも思ったのですが、「強風で飛んでいった」とか、「貼ったり剥がしたりを繰り返していたら付かなくなった」といったレビューを読むと躊躇してしまいます。どこかに決定打はないものか? これが最後に残った悩みです(完)。
後日追記
百均ショップのセリアへ行って2枚買ってきました。(ネット情報通り、ダイソーやドン・キホーテにはマグネットタイプしか置いていませんでした。)本文にリンクを貼ったアマゾンで販売されている品とは別物のようですが、とにかく安上がり(半額程度)になりました。Lindaが私の車を運転する機会はそうないと思いますが、その日まで封を切らず温存しておきます。下手に貼って吸着力が落ちても困るので。
写真撮影後、免許証が出来上がるまで何か啓蒙用のビデオでも見せられるのかな、と思っていましたが、少し待っただけで一人ずつ名前が呼ばれ、ついに夢にまで見た(注)免許証を受け取りました。(注:それは冗談にせよ二人とも試験の夢は本当に見ました。)なおこちらには「免許証交付予定時刻」として「守山市 午前の学科試験合格者 午後3時30分頃」と表にありますね。何でそんなに待つ必要があるのか全く不可解ですが、実際に交付されたのは12時ちょっと過ぎでした。私の時はどうだったか憶えていませんが、こんなに早くはなかったはず。デジタル技術のお陰ですね。それから父の時代は後日警察署で受け取り(長いこと更新も同様)だったとのこと。
職場に戻り自室で記念撮影。この直後、Lindaは「これは半分以上あなたのものだ」と言いました。私の協力に感謝しての発言とは思いますが、そんなことはないですよ。誰よりも頑張ったのはあなたです。(以下余談ですが、この日と前回は有給休暇を取って受けに行きました。昨年4月から年5日の有給休暇取得が義務化され、雇用者側には罰則規定が設けられました。それで私も大手を振って休めるようになったのですが、有給は半日単位で取れるため10回までは大丈夫だな、と考えたことも。)
帰宅後、Lindaは教材の山を床に広げて撮影していました。いつか自身のFacebookに上げるつもりかもしれませんが、現物はどうするんでしょうかね?
そして私はノートパソコンのデスクトップに並べていた学習用サイトのブックマーク(画像左上)を全てゴミ箱へ。
こうして半年以上に及んだ悪戦苦闘の日々もようやく終わりを告げました。ずいぶん回り道をしたようですが、ネットのどこかで読んだ「免許の取得費用は年齢×1万円」という相場(目安)からすると(本来の意味で)「御の字」といえます。とはいえ、この2ヶ月(最初に本免に落ちてから5回目に合格するまでの間)というもの私はずっと足に棘が刺さったような気持ちでしたし、Lindaの辛さはその比ではなかったでしょう。初回受験であと一歩というところ(2点不足)まで来ていたので、もしかするとあそこまでやらなくても良かったのかもしれないという思いはあります。ちょっとぐらい待つことになってもそのまま米原で受け続けていれば、いつしか同じ問題に当たっただろうし、あるいは守山でも4月以降は受験回数が稼げそうだったので、遠からず実際に合格した55番、もしくはそれと同レベルの易しい問題が回ってきたはずです。(もし恣意的に難易度の高い問題をぶつけてくるということがなければ。)しかし何を言ったところで結果論。悔いを残すのは嫌だったので、Lindaも私もできそうなことは全てやりました。我慢の日々が延びた分だけ合格の喜びも大きくなりましたし、一昨年1月の帰国時に陥った大ピンチを乗り切った時と同様、私たちの結束が強くなったことも疑えません。
ところで合格後最初の日曜の夜、Lindaからこの本(上左)を見せられました。スペイン語版学科教本を買った時に「おまけ」としてもらったものですが、二人ともすっかり忘れていました。そしてページをめくっていた彼女が思わず声を上げました。あの「忌まわしきイラスト問題」があったからです。(ほぼ全てのページの上部に赤字で「この問題の一部又は全部の複製・転載を一切固く禁ず」と書かれているので、ぼかし掛けときますね。なお質問の中身はLindaが実際に解いた英語問題とは少し異なっているようでした。)
もはやその気は(必要も)ありませんが、捜せば他に本番と同じ問題が見つかるかもしれません。なので最初からこれをやっておけばもっと早く合格できた可能性は高いです。(滋賀県独自の問題は同じものをネットで探せないため、翻訳版作成の手間は生半可ではなかったでしょうけど。)何にせよ、日本語問題にも取り組む必要性に気が付いたのが遅かったし、本の存在自体を失念していたので、今更何を言っても無駄ではありますが・・・・・・ただし日本人の協力が得られない外国人にとってこの問題集は所詮「猫に小判」でしかなく、ここから出題するのは不公平じゃないかと言いたい気持ちはあります。
さて、父の車に付けられていた仮免許練習標識は、その日の内に初心運転者標識(いわゆる初心者マーク)に置き換わりました。(ここに書きましたが、一緒に買ったものです。同様にネオジム磁石で補強しました。)翌日からLindaは父の専属ドライバーとして活躍しています。
一方、こちらに書かれている通り私の車はアルミ素材のためマグネット式はダメ。教習所から卒業祝いでもらった2枚のうち吸盤式の方は使える(内側に貼れる)ため、最初はリアガラスに貼っておいたところ知らぬ間に脱落。それでフロントガラスにと思ったのですが、こちらによれば法に触れる可能性があり、警察官に見咎められたら最悪Lindaに反則金4000円と違反点数1点が課せられてしまう恐れも。
それで先日余呉湖へ行った時は、後部は強力な布テープで貼り付け、前面はネットで買ったアリゾナ州のプレートの上に置いて運転してもらいました。ただこれも本当はルール的にダメのような気が。さらに貼りっぱなしにするつもりだったリアの方も翌日帰宅時に落っこちていました。直射日光で加熱されて粘着剤が溶けてしまった模様。ということでこちらもペケ。検索で見つけた非粘着静電気シールタイプ(これなど)なら大丈夫かとも思ったのですが、「強風で飛んでいった」とか、「貼ったり剥がしたりを繰り返していたら付かなくなった」といったレビューを読むと躊躇してしまいます。どこかに決定打はないものか? これが最後に残った悩みです(完)。
後日追記
百均ショップのセリアへ行って2枚買ってきました。(ネット情報通り、ダイソーやドン・キホーテにはマグネットタイプしか置いていませんでした。)本文にリンクを貼ったアマゾンで販売されている品とは別物のようですが、とにかく安上がり(半額程度)になりました。Lindaが私の車を運転する機会はそうないと思いますが、その日まで封を切らず温存しておきます。下手に貼って吸着力が落ちても困るので。
合格発表直後に撮影したディスプレイです。(これまで4度にわたりその瞬間を収めるべくカメラを構え、そして落胆とともに下ろしてきました。)140までが日本人オンリーの受験室。(なお、縦方向に見ると奇数だけ、偶数だけになっているのはコロナ対策で二人掛けの机に一人だけ着席させているためです。)そして156の周りはまさに真空地帯!
外国語受験者用の部屋で一番若い番号は141ですが、その机に着席していたのはおそらく日本人男性。「外国語で試験を受ける人?」と尋ねられても挙手しなかったので、たしか大型か何かを受けに来ていたと記憶しています。また169番も(その日は数少ない)隣の部屋からあふれてきた日本人だったはず。ということで、外国人受験者はほぼ(Lindaを除いて)全滅。過去2回も同様でしたから、これは旧司法試験(新制度に移行する前の合格率は1〜2%台だったとか)ほどではないにしても、スペイン語技能検定の1級(同じく約6〜7%とのこと)に匹敵する「狭き門」なのは間違いないでしょう。(後日追記:再度リンクを貼りますが、ここでも英語受験での合格者が「絶海の孤島」状態なのを見て、その思いをますます強くしました。)
Lindaは例の御婦人のことを気に懸けており、私から不合格だったと聞いて心を痛めていました。また自分が合格したらそれまで勉強に使ってきた各種教材の一部(注)を譲るつもりで持って来ていたのですが、この日も姿が消えてしまい、そして私たちは免許交付手続きのため隣の本館へ行かなければならなかったため果たせず。(注:彦根から来られていたということで、もし彦根自動車学校なら導入している学習システムは「満点様」ゆえ、MUSASIの問題は有用だったかもしれません。)とはいえ、2度続けて89点を取れるだけの実力があれば早かれ遅かれ合格したことでしょう。日本人受験者が目に見えて減っており、日を措かずに受け続けることも可能になっていましたからね。けれど言いたいことがあるので続けてみます。
前にも述べた通り、不合格になってもどこが間違っていたのか確かめようのない試験というのは、どう考えても間違っています。冊子の持ち帰りを認めると問題が知れ渡ってしまい、対策が立てられやすくなる。法令の理解が不十分でも丸暗記すれば合格できてしまう。そういう事情は理解できなくもありません。しかし、問題を例えば2000とか、あるいはそれ以上ストックしておき、各分野から万遍なく選んで日ごとに複数の試験問題を作るのは、パソコンとプリンタがあれば決して難しくありません。(言い回しを少し変えるだけでバリエーションはいくらでも作れるはずです。)現に数百〜千数百の問題からランダムに出題している民間サイトだって複数ありますから。印刷と製本は前日に、あるいは前の週にまとめて月〜金の5日分済ませておけばいいだけの話です。(後日追記:一度はこのように書きましたが、問題冊子はそれでいいとしてもマークシートの自動採点も柔軟に変更できるシステムが構築されていないと無理ですね。)
そうなったところで、どんな問題が出ても90点以上取ろうとすれば周到な準備が必要となることに変わりはないでしょう。教材を山ほど積み上げていったLinda、学科教本の余白を書き込みで埋め尽くしていた御婦人。そういった受験者の努力が正当に報われないような試験は1日も早く改めるべきです。
おまけ
もう一つついでに書くと、実際に乗る訳でもないのにバイクに関係する問題が普通自動車免許の学科試験にいくつも(イラストでも)出題されるのもおかしい。そういえば教習所で学科教習が終わった後、教官に「二輪の問題も勉強しなければならないのですか?」と質問したところ、「自動二輪の学科試験も兼ねているので・・・・」という説明でしたが、とても納得のいく答えとはいえません。二輪免許を取る必要が生じたらその時に改めて試験を受ければ十分でしょうに。
おまけ2
交付手続きについても少し。Lindaは写真撮影を終えていったん席に戻ったのですが、その後呼び出されて撮り直しになりました。目をしっかり開けていなかったためです。それから窓口では交付手数料とともに交通安全協会(財団法人)の会費徴収もありました。その日の合格者のほとんど全てが(そして更新手続きで来た人の多くも同様に)何も考えずに払っているとは想像しましたが、強制でなく協力金(任意加入)なので「これまで散々受験料を払ってきたんだから勘弁して下さい」と言って断りました。ちなみに父は「警察の天下り先に払うくらいならもっと役に立つところへ寄付する」と言ってそれを実行しています。そして私が拒否する理由は「ここ(滋賀県)にいつまで住むか分からないから」で半分本音です。以前は他大学に移る可能性が第一でしたが、ボリビアに親戚ができたことはより強力な根拠となり得ます。
おまけ3
某匿名掲示板への10年以上前の書き込みですが、こういうのを読むとホンマ胸糞悪いですわ。陰謀論を鵜呑みにしてヘイトスピーチをする輩にも反吐は出ますが、何も知らないクセに「正論」を述べていると錯覚し、そして悦に入っている連中の方が何倍もアホです。仕事で(職場から求められて)、あるいはLindaにように誰かの送り迎えのため免許が必要になる外国人はいくらでもいるでしょうに・・・・自分と境遇の異なる人間のことをこれっぽっちも考えようとしない。このブログで何度か触れたエンパシーは「他人の感情や経験などを理解する能力」であり「知的に考える作業」ということですから、それが欠如している人間を「無知無能」呼ばわりしても罰は当たらんでしょう。
これまでも待ち時間用に文庫本を持ってきてはいましたが、気が気ではなかったため結局スマホでメールやニュースをチェックするだけでした。けれどもこの日は数十ページ読み進むことができました。
そして降りてきたLindaも「やり切った」という感じの清々しい表情を浮かべていました。一つ意外だったのは、55番でも米原で解いた問題とは別物だったとのこと。少し心配になりましたが、迷ったのも2〜3問程度だったと聞いて安堵。それどころか「普通免許でも3年の経験があれば準中型自動車を運転できる」のような「アホみたい」というか、「舐めとんのか」とすら言いたくなるような質問(もちろん誤り)まであったとのこと。(まさかとは思いますが、サービス問題でしょうか? 後日Lindaは「易しすぎて逆にガッカリした」と言ってました。)
それでもLindaは合格発表を見るのが恐いと言ったので、彼女は車の中で待機し、私が見届けることに。
ロビーで待っていたのはここで初めて受けた時の半分くらいの受験者だったので、免許用写真の撮影に必要な登録カードの作成もスムーズに。発表までの時間も早かったように思います。
既に読者の皆さんも結果はご存知でしょうけど、アナウンスに続けてLindaの受験番号「156」がディスプレイに表示されました。(下一桁とはいいながら、ここでもLindaのラッキーナンバー「6」は生きていました。こちらは「二度あることは」でした。)感無量でした。早速合格を伝えに外へ。
気付かれないよう後から忍び寄り、助手席のドアを開けて「頑張ったね。おめでとう。」と言いました。(追記:「取材交渉のため建物に入った芸能人が最初は断られたかのごとくションボリした表情で出てきて、突如笑顔に変わって両手で○のゼスチャーをする」というのを自分も真似てみたかったんですが、気の毒なので止めました。後で恨まれても困りますしね。)それを聞いた途端、彼女はボロボロ涙をこぼし始めました。(それまで彼女は不合格と知っても努めて冷静さを保つようにしていました。そして帰路の車の中で、あるいは温泉旅館で私と二人だけになった時に悔しさが堪えきれず泣いていたのですが。)これまでの辛い日々を思い返し、堰を切ったように感情があふれ出したのでしょう。それが伝染して私も次の言葉が出てこなくなりました。松山英樹選手がマスターズでウイニングパットを沈めた後の放送席(アナウンサーと解説者2名による55秒間の沈黙)を想像してもらっても結構です。あの大偉業と一緒にすんなと怒られてしまうかもしれませんが、感動の大きさでは決して負けていないと思います(つづく)。
そして降りてきたLindaも「やり切った」という感じの清々しい表情を浮かべていました。一つ意外だったのは、55番でも米原で解いた問題とは別物だったとのこと。少し心配になりましたが、迷ったのも2〜3問程度だったと聞いて安堵。それどころか「普通免許でも3年の経験があれば準中型自動車を運転できる」のような「アホみたい」というか、「舐めとんのか」とすら言いたくなるような質問(もちろん誤り)まであったとのこと。(まさかとは思いますが、サービス問題でしょうか? 後日Lindaは「易しすぎて逆にガッカリした」と言ってました。)
それでもLindaは合格発表を見るのが恐いと言ったので、彼女は車の中で待機し、私が見届けることに。
ロビーで待っていたのはここで初めて受けた時の半分くらいの受験者だったので、免許用写真の撮影に必要な登録カードの作成もスムーズに。発表までの時間も早かったように思います。
既に読者の皆さんも結果はご存知でしょうけど、アナウンスに続けてLindaの受験番号「156」がディスプレイに表示されました。(下一桁とはいいながら、ここでもLindaのラッキーナンバー「6」は生きていました。こちらは「二度あることは」でした。)感無量でした。早速合格を伝えに外へ。
気付かれないよう後から忍び寄り、助手席のドアを開けて「頑張ったね。おめでとう。」と言いました。(追記:「取材交渉のため建物に入った芸能人が最初は断られたかのごとくションボリした表情で出てきて、突如笑顔に変わって両手で○のゼスチャーをする」というのを自分も真似てみたかったんですが、気の毒なので止めました。後で恨まれても困りますしね。)それを聞いた途端、彼女はボロボロ涙をこぼし始めました。(それまで彼女は不合格と知っても努めて冷静さを保つようにしていました。そして帰路の車の中で、あるいは温泉旅館で私と二人だけになった時に悔しさが堪えきれず泣いていたのですが。)これまでの辛い日々を思い返し、堰を切ったように感情があふれ出したのでしょう。それが伝染して私も次の言葉が出てこなくなりました。松山英樹選手がマスターズでウイニングパットを沈めた後の放送席(アナウンサーと解説者2名による55秒間の沈黙)を想像してもらっても結構です。あの大偉業と一緒にすんなと怒られてしまうかもしれませんが、感動の大きさでは決して負けていないと思います(つづく)。
今回もその御婦人と雑談。Lindaが知りたがっていた前回の英語問題の番号を尋ねてみたら、59ではありませんでした。(何番だったかは忘れました。)そして「5X番と5Y番はやさしかった」とのこと。(これまた忘却。合格の嬉しさで記憶が飛んでしまったのかも?)ちなみに、その申請書の裏面がチラッと見えた時に判ったことですが、たしかLindaと同じく5回目の受験でした。なお前回、前々回と89点だったそうで、やはり非常に悔しい思いをされたはずです。
何はともあれ、この時点で受験者全員に同じ問題を配布している(注)という可能性が消滅。どうやら一人一人に違う問題を割り当てているようだと分かりました。(注:そうだとすれば、さらに問題番号が毎日一つずつ増えるというローテーションが組まれているならば、「次に魔の59が来るのは何日後?」と私はカレンダーを眺めつつ、それを回避できる日の受験を検討したりもしていたのですが。)
さて、その日は先述した通り受験者総数は少なかったのですが、外国人に限ってはそうでもありませんでした。というか守山3回目の私たちにとっては過去最多。たしか英語5名、ポルトガル語3名、中国語1名でした。例の御婦人は二つ離れた机、そして両サイドと真後ろにも英語受験者が座りました。ちなみに左隣もアジア系女性でパートナーさんが付き添いで来ていました。私の見立てはフィリピン人でしたがLindaのそれはインド人。それはともかく、その申請書の裏面にも過去4〜5回の受験(不合格)歴が記されていました。
9時を少し回って試験官が入ってきました。なぜか最初は一人だけでしたが、持ってきた英語の問題冊子では数が足らなかったらしく、電話で追加を頼んでいました。その追加分を携えてもう一人(応援要員)が入室。
注意事項の説明、続いてマークシートの記入があらかた終わり、机上にLindaと後の受験者のため英語の問題冊子が2冊重ねて置かれました。もし目に入った数字が「59」だったら、私は発作的にそれを掴んで後ろに回した(押し付けた)かもしれません。もちろんそうしていたら試験官に咎められて私は即刻退場。そしてLindaも1年間の受験資格停止処分を喰らうことになったかも。字が小さくて読めなかったのが幸いでした(笑)。
さてさて、問題番号を記入・マークするよう指示があり、それを確認すべく冊子を手に取ったら「55」でした。この時もLindaと目が合いましたが、前回とは対照的というか、彼女には私が目の奥から笑っているように見えたことでしょう。米原での2度目の受験(89点)と同じ問題番号でしたから。「もうこれはもらった!」と心が躍ったとしても無理はありません。「勝負は下駄を履くまでわからない」とはよく言われますけどね(つづく)。
何はともあれ、この時点で受験者全員に同じ問題を配布している(注)という可能性が消滅。どうやら一人一人に違う問題を割り当てているようだと分かりました。(注:そうだとすれば、さらに問題番号が毎日一つずつ増えるというローテーションが組まれているならば、「次に魔の59が来るのは何日後?」と私はカレンダーを眺めつつ、それを回避できる日の受験を検討したりもしていたのですが。)
さて、その日は先述した通り受験者総数は少なかったのですが、外国人に限ってはそうでもありませんでした。というか守山3回目の私たちにとっては過去最多。たしか英語5名、ポルトガル語3名、中国語1名でした。例の御婦人は二つ離れた机、そして両サイドと真後ろにも英語受験者が座りました。ちなみに左隣もアジア系女性でパートナーさんが付き添いで来ていました。私の見立てはフィリピン人でしたがLindaのそれはインド人。それはともかく、その申請書の裏面にも過去4〜5回の受験(不合格)歴が記されていました。
9時を少し回って試験官が入ってきました。なぜか最初は一人だけでしたが、持ってきた英語の問題冊子では数が足らなかったらしく、電話で追加を頼んでいました。その追加分を携えてもう一人(応援要員)が入室。
注意事項の説明、続いてマークシートの記入があらかた終わり、机上にLindaと後の受験者のため英語の問題冊子が2冊重ねて置かれました。もし目に入った数字が「59」だったら、私は発作的にそれを掴んで後ろに回した(押し付けた)かもしれません。もちろんそうしていたら試験官に咎められて私は即刻退場。そしてLindaも1年間の受験資格停止処分を喰らうことになったかも。字が小さくて読めなかったのが幸いでした(笑)。
さてさて、問題番号を記入・マークするよう指示があり、それを確認すべく冊子を手に取ったら「55」でした。この時もLindaと目が合いましたが、前回とは対照的というか、彼女には私が目の奥から笑っているように見えたことでしょう。米原での2度目の受験(89点)と同じ問題番号でしたから。「もうこれはもらった!」と心が躍ったとしても無理はありません。「勝負は下駄を履くまでわからない」とはよく言われますけどね(つづく)。
守山3回目、通算5回目の本免試験も午前中。前回より15分遅く出ましたが、やはり道は空いていたので所要時間はほぼ同じでした。前回と異なっていたのは、受付が始まっても入ってくる受験者があまり増えなかったことです。それよりも何よりも・・・・・・申請窓口に例の職員の姿はありませんでした。(もしかして非番だったのでしょうか? 失礼ながら「こりゃ縁起がいい」と思ってしまいました。)
最初は最も短かった7番窓口へ向かう列に並んだものの、今回はLindaにとってラッキーナンバーだった6番にしようかと一瞬考えたのですが・・・・・隣は結構混んでいたし、今さらこんなところで験を担いでも仕方がないと思って、そのまま前に進みました。(ところが直前の若者が受付開始前の説明を全然聞いていなかったようで、書類には不備多数、さらに印紙を買わないまま並んでいたためえらく時間を取り、苛つきました。)今回も受験番号が二つ増えて156が与えられました。
適性検査の後、外国語受験者の部屋へ。過去2回一緒だったアフリカ系男性は見えず。(前回の結果は知りませんでした。彼が合格したのか同じ週の別の日に受けたのかも不明です。)代わって別の御婦人と再会しました。前回待合室で発表を待っていた時、後方から英語の学科教本が見えたので、私は「もし合格されたら(そしてLindaが落ちたら、ですが)その本を売ってもらえませんか?」と話しかけたのでした。もし安く手に入るものならと思いつつ声を掛けた訳ですが、加えてそのページにビッシリ書き込みがしてあったので、それも勉強にはプラスになるだろうと考えたこともあります。以下、英語教本について余談。
弱気になりかけていた時期に「やはり英語の教科書がないとダメなのかなぁ」と思い、Lindaにそれを持ちかけてみたら、「今はいい」ということで先送りにしていました。が、その出版社は道路交通法が改定される度に教本の訂正箇所をPDFでアップロードしていました。ここですね。英語の問題を検索していた時にそれを偶然見つけ、そこから手当たり次第にダウンロードしたファイルを印刷して冊子に。これが役に立ったことは疑えません。(ただし頑張り屋さんのLindaはそれを全てスペイン語に訳そうとしようとしていたので、「あくまで重要な用語にどんな英語が使われているかをチェックするだけにしておきなさい」とブレーキをかけました。それだけで数日かかったはずですから。)さらに続けると、ある日Lindaは「こんなことになるなら初めから英語の本で勉強するべきだったのかな?」とつぶやきましたが、それは微妙ですね。たしかに西語で学んで英語に訳すのは二度手間。けれど彼女があの分厚い教本を最初から英語で理解するには大変な時間と労力がかかっていたでしょう。(早々と白旗を上げることになったかも?)
閑話休題。その御婦人はパッと見アジア系で色白。(なお書類返却の際は日本人の姓で呼ばれていましたが、あれは通称名だったのでしょうか?)英語が得意なら香港かシンガポールから来られた人なのかなと最初は思いましたが、前者なら中国語で受けるはずなので後者、あるいはLindaと同じく母国語で受験できないタイかベトナムあたりの出身だったかも。けれど "Where are you from?" と尋ねたら、こちらの意図は通じず "Hikone." という答えでした(苦笑)。なので、家が私の職場からそんなに遠くないのであれば一緒に帰っても良かったのですけど。一人で来られていたようでしたので、バスとJRの運賃が浮きますし、それ以上にいろいろ情報交換できたでしょうから。けれども次回予約をネットでなく直接行うためどこかの部屋に向かわれたため、その機会を逃しました。
本題に戻れないまま長くなってしまったので、いったん切ります(つづく)。
後日追記
本文で触れた英語版教本も決して万能ではないという気はします。例えばこのPDFの最初のページで図解されている車の分類ですが、自動車(Automobiles)のうち「準中型車」には "Quasi-medium Vehicle)の訳が当てられており、その「準」に対応する "Quasi" がいかにも奇異に映ります。スペイン語の "casi"(ほとんど)の語源にもなっているラテン語ゆえ意味は取れますが、Lindaも首を傾げていました。
ちなみにMUSASIでは "semi-medium" でした。当然こっちの方がしっくり来ます。
最初は最も短かった7番窓口へ向かう列に並んだものの、今回はLindaにとってラッキーナンバーだった6番にしようかと一瞬考えたのですが・・・・・隣は結構混んでいたし、今さらこんなところで験を担いでも仕方がないと思って、そのまま前に進みました。(ところが直前の若者が受付開始前の説明を全然聞いていなかったようで、書類には不備多数、さらに印紙を買わないまま並んでいたためえらく時間を取り、苛つきました。)今回も受験番号が二つ増えて156が与えられました。
適性検査の後、外国語受験者の部屋へ。過去2回一緒だったアフリカ系男性は見えず。(前回の結果は知りませんでした。彼が合格したのか同じ週の別の日に受けたのかも不明です。)代わって別の御婦人と再会しました。前回待合室で発表を待っていた時、後方から英語の学科教本が見えたので、私は「もし合格されたら(そしてLindaが落ちたら、ですが)その本を売ってもらえませんか?」と話しかけたのでした。もし安く手に入るものならと思いつつ声を掛けた訳ですが、加えてそのページにビッシリ書き込みがしてあったので、それも勉強にはプラスになるだろうと考えたこともあります。以下、英語教本について余談。
弱気になりかけていた時期に「やはり英語の教科書がないとダメなのかなぁ」と思い、Lindaにそれを持ちかけてみたら、「今はいい」ということで先送りにしていました。が、その出版社は道路交通法が改定される度に教本の訂正箇所をPDFでアップロードしていました。ここですね。英語の問題を検索していた時にそれを偶然見つけ、そこから手当たり次第にダウンロードしたファイルを印刷して冊子に。これが役に立ったことは疑えません。(ただし頑張り屋さんのLindaはそれを全てスペイン語に訳そうとしようとしていたので、「あくまで重要な用語にどんな英語が使われているかをチェックするだけにしておきなさい」とブレーキをかけました。それだけで数日かかったはずですから。)さらに続けると、ある日Lindaは「こんなことになるなら初めから英語の本で勉強するべきだったのかな?」とつぶやきましたが、それは微妙ですね。たしかに西語で学んで英語に訳すのは二度手間。けれど彼女があの分厚い教本を最初から英語で理解するには大変な時間と労力がかかっていたでしょう。(早々と白旗を上げることになったかも?)
閑話休題。その御婦人はパッと見アジア系で色白。(なお書類返却の際は日本人の姓で呼ばれていましたが、あれは通称名だったのでしょうか?)英語が得意なら香港かシンガポールから来られた人なのかなと最初は思いましたが、前者なら中国語で受けるはずなので後者、あるいはLindaと同じく母国語で受験できないタイかベトナムあたりの出身だったかも。けれど "Where are you from?" と尋ねたら、こちらの意図は通じず "Hikone." という答えでした(苦笑)。なので、家が私の職場からそんなに遠くないのであれば一緒に帰っても良かったのですけど。一人で来られていたようでしたので、バスとJRの運賃が浮きますし、それ以上にいろいろ情報交換できたでしょうから。けれども次回予約をネットでなく直接行うためどこかの部屋に向かわれたため、その機会を逃しました。
本題に戻れないまま長くなってしまったので、いったん切ります(つづく)。
後日追記
本文で触れた英語版教本も決して万能ではないという気はします。例えばこのPDFの最初のページで図解されている車の分類ですが、自動車(Automobiles)のうち「準中型車」には "Quasi-medium Vehicle)の訳が当てられており、その「準」に対応する "Quasi" がいかにも奇異に映ります。スペイン語の "casi"(ほとんど)の語源にもなっているラテン語ゆえ意味は取れますが、Lindaも首を傾げていました。
ちなみにMUSASIでは "semi-medium" でした。当然こっちの方がしっくり来ます。
少し話を戻します。いくら正体不明の相手とはいえ、Lindaが見たこともないと言っているものをそのままにしておく訳にはいきません。それで「魔の59番」は言うに及ばず、同等の難問が当たってしまった場合は合格できる可能性が極めて低くなるでしょうから。私は「これ以上どういう勉強をしたら?」とまさに五里霧中の気分でしたが、腹を括って最後の手段に出ることにしました。こうなったら何でもかんでも片っ端から英訳して解かせよう。
先に他ブログの事例を引いて「問題集を買って与えるだけでは不十分」などと以前書いた私ですが、たしか3連敗を喫した週末にブックオフで半額の中古本を見かけた時は思わず手を伸ばして立ち読みしました。けれど迷った末にスルー。それは訳が面倒だからではなく、既に書いた通りLindaの負担が大きくなってしまうのを懸念したからです。が、もはやそんなことを言ってる場合じゃないと覚悟を決めました。
とりあえずスペイン語版学科教本に載っていた本免用の問題集(日本語対訳付き5種)に取り組んでもらうことに。そうしたら最初の95問だけで彼女が「あ、これ見たことがある」と言ったのが3問ありました。私は「時間が勿体ないのでこれはいいよ」と言って解答させないようにしていたので「悪いことをしたなあ」と思いました。その中にこれと同じ問題が↓
こういうのは感覚的というか直観で「○」と答えておけばOKなのですが、Lindaは「雨の日に窓を開けたら濡れるに決まってる。なんて馬鹿げた問題!」と考えて「×」にマークしていたとのこと。怖いですね、「こんなの普通わかるだろ」という思い込みは。(もちろん直後に学科教本から当該箇所を示して納得させました。なお他にも「運転者はカーラジオで交通情報などを得ておくと、今後の交通状況などが予測でき、緊急のときに役に立つ」に「ラジオを聴くと気が散って危ないから×」と解答するなど同種の誤りが後日いくつか判明しました。)
そこで模擬問題1〜5の全てについて彼女が知らなかった問題に印を付け、その英訳を私が手がけることになりました。この問題集は日本語から西語に訳したと思われるので、原文の冒頭を検索ウィンドウに入れるだけで全文の掲載されたページがヒットすれば楽ができましたが、そうでない場合は全て手作業で打ち込むしかありません。どちらにしても、その後コピペでGoogle翻訳に持って行き、英語のチェックをして(変なところを修正するとともに可能な限りMUSASIの表現に合わせて)からLindaに渡しました。その数は3桁に上り、タップリ丸1日かかりました。加えてそれまでほとんど手を付けずにいた民間学習サイトの日本語問題についても、「悪条件化での運転」「自動車の保守管理」「二輪車の特性と乗車姿勢と走行の仕方」など彼女が苦手としていた一部項目に限ってですが、同じことをやりました。その結果、自作問題集の冊子が堆く(「うずたかく」はこの字だったとは)積み上がることに。
勉強の範囲を拡大することで取りこぼしのリスクも増えるのは承知の上でした。そういえば野球でも「名手」と呼ばれる選手は内外野を問わず守備範囲が広く、並の選手なら諦めるような打球にも手が届くため、却ってエラーが増えて守備率が下がると何かで読んだことがあります。(少し前に「球辞苑」でも採り上げていました。)つまりこれは「諸刃の剣」なのですが、Lindaにとって鬼門となる可能性を一つ一つ滅ぼしていくプロセスなので「鬼滅の刃」ともいえましょうか。(←無理矢理ブームに乗っかろうとすんなよ。)
また例のイラスト問題もあちこち捜し回り、そっくりそのままではないと思いましたが、これを見つけました。危険予測ゆえ「追い越しをする」は大抵NGなのですが、この場合は「安全確認をしてから」という前提ゆえ「○」が正解でした。もちろん実際の試験での詳しい状況説明が分からない以上、本当にそれで合ってるという保証もない訳ですが・・・・もしこれで2点加算できるとすれば、先述の3問と合わせて5点の上積みが可能。最悪のケースとして3回続けて59番が出されたとしても90点は取れる計算です。ということで、トンネルの先に希望の光が見えてきました。(←これを思い出して書きました。)そして・・・・・・
語学でも習い事でもスポーツでも、そして勉強でもブレイクスルーというか、臨界点を超えるというか、何であれ続けていると学習効果が目に見えてくる時期が訪れるようですね。この頃のLindaがそうでした。MUSASIの模擬試験や練習問題では1問か2問しか間違えなくなったし、ネットから集めた問題集でも取りこぼしが非常に少なくなりました。それは何といっても英語の読みの精度が上がったからだと思います。これなら初めて目にする問題にも対処できるはず。試験前日に100点を2度続けて取ったので私も「今度こそは大丈夫だろう」と思えてきました。もちろん油断は禁物ですが。(ちなみに下は頼まれてExcelで作った練習用のマークシート。裏紙に何十枚と印刷しました。)
先に他ブログの事例を引いて「問題集を買って与えるだけでは不十分」などと以前書いた私ですが、たしか3連敗を喫した週末にブックオフで半額の中古本を見かけた時は思わず手を伸ばして立ち読みしました。けれど迷った末にスルー。それは訳が面倒だからではなく、既に書いた通りLindaの負担が大きくなってしまうのを懸念したからです。が、もはやそんなことを言ってる場合じゃないと覚悟を決めました。
とりあえずスペイン語版学科教本に載っていた本免用の問題集(日本語対訳付き5種)に取り組んでもらうことに。そうしたら最初の95問だけで彼女が「あ、これ見たことがある」と言ったのが3問ありました。私は「時間が勿体ないのでこれはいいよ」と言って解答させないようにしていたので「悪いことをしたなあ」と思いました。その中にこれと同じ問題が↓
こういうのは感覚的というか直観で「○」と答えておけばOKなのですが、Lindaは「雨の日に窓を開けたら濡れるに決まってる。なんて馬鹿げた問題!」と考えて「×」にマークしていたとのこと。怖いですね、「こんなの普通わかるだろ」という思い込みは。(もちろん直後に学科教本から当該箇所を示して納得させました。なお他にも「運転者はカーラジオで交通情報などを得ておくと、今後の交通状況などが予測でき、緊急のときに役に立つ」に「ラジオを聴くと気が散って危ないから×」と解答するなど同種の誤りが後日いくつか判明しました。)
そこで模擬問題1〜5の全てについて彼女が知らなかった問題に印を付け、その英訳を私が手がけることになりました。この問題集は日本語から西語に訳したと思われるので、原文の冒頭を検索ウィンドウに入れるだけで全文の掲載されたページがヒットすれば楽ができましたが、そうでない場合は全て手作業で打ち込むしかありません。どちらにしても、その後コピペでGoogle翻訳に持って行き、英語のチェックをして(変なところを修正するとともに可能な限りMUSASIの表現に合わせて)からLindaに渡しました。その数は3桁に上り、タップリ丸1日かかりました。加えてそれまでほとんど手を付けずにいた民間学習サイトの日本語問題についても、「悪条件化での運転」「自動車の保守管理」「二輪車の特性と乗車姿勢と走行の仕方」など彼女が苦手としていた一部項目に限ってですが、同じことをやりました。その結果、自作問題集の冊子が堆く(「うずたかく」はこの字だったとは)積み上がることに。
勉強の範囲を拡大することで取りこぼしのリスクも増えるのは承知の上でした。そういえば野球でも「名手」と呼ばれる選手は内外野を問わず守備範囲が広く、並の選手なら諦めるような打球にも手が届くため、却ってエラーが増えて守備率が下がると何かで読んだことがあります。(少し前に「球辞苑」でも採り上げていました。)つまりこれは「諸刃の剣」なのですが、Lindaにとって鬼門となる可能性を一つ一つ滅ぼしていくプロセスなので「鬼滅の刃」ともいえましょうか。(←無理矢理ブームに乗っかろうとすんなよ。)
また例のイラスト問題もあちこち捜し回り、そっくりそのままではないと思いましたが、これを見つけました。危険予測ゆえ「追い越しをする」は大抵NGなのですが、この場合は「安全確認をしてから」という前提ゆえ「○」が正解でした。もちろん実際の試験での詳しい状況説明が分からない以上、本当にそれで合ってるという保証もない訳ですが・・・・もしこれで2点加算できるとすれば、先述の3問と合わせて5点の上積みが可能。最悪のケースとして3回続けて59番が出されたとしても90点は取れる計算です。ということで、トンネルの先に希望の光が見えてきました。(←これを思い出して書きました。)そして・・・・・・
語学でも習い事でもスポーツでも、そして勉強でもブレイクスルーというか、臨界点を超えるというか、何であれ続けていると学習効果が目に見えてくる時期が訪れるようですね。この頃のLindaがそうでした。MUSASIの模擬試験や練習問題では1問か2問しか間違えなくなったし、ネットから集めた問題集でも取りこぼしが非常に少なくなりました。それは何といっても英語の読みの精度が上がったからだと思います。これなら初めて目にする問題にも対処できるはず。試験前日に100点を2度続けて取ったので私も「今度こそは大丈夫だろう」と思えてきました。もちろん油断は禁物ですが。(ちなみに下は頼まれてExcelで作った練習用のマークシート。裏紙に何十枚と印刷しました。)
早速ですが、下の問題の解答を考えてみて下さい。
「夜間走行中は、注意して運転しなければならない。」
正解が「×」と聞いて「は?」とならない人はいないでしょう。この引っかけ問題を知っている人は別として。中川家(兄弟漫才コンビ)の教習所ネタ(秀逸)に出てきます。教官役の礼二(弟)がこの問題を出し、生徒役の剛(兄)が「○」と答えたら即座に「×」で、その理由は「昼間も注意して運転しなければならないから」というもの。(さらに礼二は「車の窓から空き缶を投げ捨ててはいけない」にも「×、空き缶以外も投げ捨ててはいけないから」と悪乗りします。)漫才なのでもちろん笑って見てれば済む話ですが・・・・・
ところが驚いたことに、これを実際に出していた都道府県があったそうな。(まさか今も?)シャレになりませんわ。ここやここやここなどあちこちで糾弾されていますが、それも当然だと思います。こんなのは受験者を混乱させるだけ。百害あって一利なしです。次にこれはどうでしょう?
画像下の「解説」にある通り「30メートル以内が追い越し禁止」なので、それを知っていれば「×」と答えたくなります。けれども10メートル以内は当然ながら禁止なので「○」も間違いとはいえない。(ちなみに以前触れた「総排気量125cc未満の自動二輪は高速道路を走れない」も125ccピッタリが含まれていないため、どちらでも答えられます。)
またこちらには「踏切とその端から前後5メートル以内の場所では、駐車も停車もしてはならない」について相談が寄せられており、回答者の見解は分かれています。それは「法令を正確に理解しているか?」を問うという意図ならば正解は「×」、「法令の適用としては正しいか?」なら「○」、つまり解釈次第でいずれの答えも成立するからです。
もしこれが大学入試だったら「不適切問題」と見なされるのは間違いありません。その日の内に高校や教育委員会などから抗議が来て(出題委員が誰なのかは秘匿なので)少なくとも学部長レベルの偉いさんがマスコミの前で「この度は申し訳ありませんでした」と頭を下げることになるでしょう。(そうならないよう曖昧なところは事前のチェックで徹底的に潰しているはずですが、それでも時々出ちゃうんですよねぇ。)
けれど秘密主義が徹底しているこの試験でそういった話は寡聞にして聞いたことがないし、その可能性もおそらくゼロに等しい。(少し前、出題ミスで不合格となった受験者を追加合格にして受験料を返すことにしたという記事は見ましたが・・・・捜してみたらこれでした。道路交通法の改正に対応しなかったのが原因であり、ここで槍玉に挙げているものとは全く種類が異なります。)「何ともお気楽な世界ですなぁ。うらやましい。」と嫌味の一つも言いたい気分ですわ。
最後にもう一つ書かせてもらうと、「普通自動車で日本の公道を安全に運転するための十分な知識を備えているかを問う」というのが私の考えるところの運転免許学科試験の主旨なのですが、仮免にしても本免にしても現行の試験はそれを大きく逸脱しているとしか思えません。
後日追記
5月16日の朝刊に掲載された「在留資格ってなんだろう」という特集記事に元入管(入国管理局→出入国在留管理庁)職員がコメントを寄せていました。以下はその一部です。
まず指摘しなければならない問題は、巨大な権限を持つ入官の「不透明性」です。「国家主権に関わるから」という理由で、入官は外国人に対して収容や仮放免の判断基準を明確にする必要も、処分理由の説明をする必要もないとされてきました。それに対して外国人は不服申し立てをすることができません。
本文や過去記事で私が何度か述べてきた不満と諸悪の根源が共通しているように思われたので引用させてもらいました。組織でも制度でも透明性が確保されていなければ自浄作用だってまともには働かんでしょう。
後日追記2
毎年ではないですが、職場の会議で採り上げられる「日本留学試験」というのがあります。やはり問題冊子は持ち帰り禁止(非公表)だそうですが(こちら参照)、今後もずーっと「国家主権に関わるから」に類する理由でノラリクラリと逃げ回るつもりでしょうかね? なお主催者のサイトでは「過去問題サンプル」が閲覧できるものの、2010〜17年出題分の一部に限られているようです。にもかかわらず、この記事によれば巷には過去問が出回っている模様。有料ゆえ全部は読めませんが、受験生の「自衛策(自助努力)」の結集(結晶)と思われます。
「夜間走行中は、注意して運転しなければならない。」
正解が「×」と聞いて「は?」とならない人はいないでしょう。この引っかけ問題を知っている人は別として。中川家(兄弟漫才コンビ)の教習所ネタ(秀逸)に出てきます。教官役の礼二(弟)がこの問題を出し、生徒役の剛(兄)が「○」と答えたら即座に「×」で、その理由は「昼間も注意して運転しなければならないから」というもの。(さらに礼二は「車の窓から空き缶を投げ捨ててはいけない」にも「×、空き缶以外も投げ捨ててはいけないから」と悪乗りします。)漫才なのでもちろん笑って見てれば済む話ですが・・・・・
ところが驚いたことに、これを実際に出していた都道府県があったそうな。(まさか今も?)シャレになりませんわ。ここやここやここなどあちこちで糾弾されていますが、それも当然だと思います。こんなのは受験者を混乱させるだけ。百害あって一利なしです。次にこれはどうでしょう?
画像下の「解説」にある通り「30メートル以内が追い越し禁止」なので、それを知っていれば「×」と答えたくなります。けれども10メートル以内は当然ながら禁止なので「○」も間違いとはいえない。(ちなみに以前触れた「総排気量125cc未満の自動二輪は高速道路を走れない」も125ccピッタリが含まれていないため、どちらでも答えられます。)
またこちらには「踏切とその端から前後5メートル以内の場所では、駐車も停車もしてはならない」について相談が寄せられており、回答者の見解は分かれています。それは「法令を正確に理解しているか?」を問うという意図ならば正解は「×」、「法令の適用としては正しいか?」なら「○」、つまり解釈次第でいずれの答えも成立するからです。
もしこれが大学入試だったら「不適切問題」と見なされるのは間違いありません。その日の内に高校や教育委員会などから抗議が来て(出題委員が誰なのかは秘匿なので)少なくとも学部長レベルの偉いさんがマスコミの前で「この度は申し訳ありませんでした」と頭を下げることになるでしょう。(そうならないよう曖昧なところは事前のチェックで徹底的に潰しているはずですが、それでも時々出ちゃうんですよねぇ。)
けれど秘密主義が徹底しているこの試験でそういった話は寡聞にして聞いたことがないし、その可能性もおそらくゼロに等しい。(少し前、出題ミスで不合格となった受験者を追加合格にして受験料を返すことにしたという記事は見ましたが・・・・捜してみたらこれでした。道路交通法の改正に対応しなかったのが原因であり、ここで槍玉に挙げているものとは全く種類が異なります。)「何ともお気楽な世界ですなぁ。うらやましい。」と嫌味の一つも言いたい気分ですわ。
最後にもう一つ書かせてもらうと、「普通自動車で日本の公道を安全に運転するための十分な知識を備えているかを問う」というのが私の考えるところの運転免許学科試験の主旨なのですが、仮免にしても本免にしても現行の試験はそれを大きく逸脱しているとしか思えません。
後日追記
5月16日の朝刊に掲載された「在留資格ってなんだろう」という特集記事に元入管(入国管理局→出入国在留管理庁)職員がコメントを寄せていました。以下はその一部です。
まず指摘しなければならない問題は、巨大な権限を持つ入官の「不透明性」です。「国家主権に関わるから」という理由で、入官は外国人に対して収容や仮放免の判断基準を明確にする必要も、処分理由の説明をする必要もないとされてきました。それに対して外国人は不服申し立てをすることができません。
本文や過去記事で私が何度か述べてきた不満と諸悪の根源が共通しているように思われたので引用させてもらいました。組織でも制度でも透明性が確保されていなければ自浄作用だってまともには働かんでしょう。
後日追記2
毎年ではないですが、職場の会議で採り上げられる「日本留学試験」というのがあります。やはり問題冊子は持ち帰り禁止(非公表)だそうですが(こちら参照)、今後もずーっと「国家主権に関わるから」に類する理由でノラリクラリと逃げ回るつもりでしょうかね? なお主催者のサイトでは「過去問題サンプル」が閲覧できるものの、2010〜17年出題分の一部に限られているようです。にもかかわらず、この記事によれば巷には過去問が出回っている模様。有料ゆえ全部は読めませんが、受験生の「自衛策(自助努力)」の結集(結晶)と思われます。
次の受験日は4月16日(金)になりました。この頃から受験者が減りつつあったのか、比較的近い日でも予約できるようになってはいたのですが、その週の木曜まではことごとく私に予定が入っていたので。(ちなみに米原分室に直近の受験可能日を再度問い合わせたところ5月14日と言われて断念。しかも予約できるのは窓口のみで平日の昼間に限られていますからね。ただし、この先も守山で落ち続けるようなら少し日を措いてでも米原受験に戻すべきかもしれない、と考えたりもしました。すっかり自信を失っていたので。)
英語はもう何を勉強させたらいいのかわからず、八方塞りの状態。それでとりあえず練習問題や模擬試験の復習を続けてもらったところ、ちょっと困ったことになっていると気が付きました。
例えばこれをLindaが「×」と答えたのには驚きました。理由は「直進もできるから」で、明らかに考えすぎです。また歩行者用道路の標識に関する「この標識がある道路を通行する場合、車は徐行しなければならない」という問題にも「警察署長の許可も受ける必要があるから」という理由で同じく「×」と誤答。以前なら難しく考えずに正答できていたはずなのに・・・・・知識が増えすぎたことによる弊害、というより不合格が続いたことで疑心暗鬼に陥っているように見受けられました。それで「書いてあることだけ考え(行間を読んだりせず)、素直に答えるように」と何度も念押ししました。
なお、これらが「この標示のある車両通行帯からは、左折しかできない」とか「この標識がある道路を通行する場合、車は徐行さえ(だけ)すればよい」といった限定表現の付いた文章なら、その時はじめて言外のことを考えればいい訳で、その場合の答えは文句なしに「×」となります。
こういうのは「ひっかけ問題」としては比較的分かりやすい方ですが、中には極めて悪質(有害)なものも。続けます。
英語はもう何を勉強させたらいいのかわからず、八方塞りの状態。それでとりあえず練習問題や模擬試験の復習を続けてもらったところ、ちょっと困ったことになっていると気が付きました。
例えばこれをLindaが「×」と答えたのには驚きました。理由は「直進もできるから」で、明らかに考えすぎです。また歩行者用道路の標識に関する「この標識がある道路を通行する場合、車は徐行しなければならない」という問題にも「警察署長の許可も受ける必要があるから」という理由で同じく「×」と誤答。以前なら難しく考えずに正答できていたはずなのに・・・・・知識が増えすぎたことによる弊害、というより不合格が続いたことで疑心暗鬼に陥っているように見受けられました。それで「書いてあることだけ考え(行間を読んだりせず)、素直に答えるように」と何度も念押ししました。
なお、これらが「この標示のある車両通行帯からは、左折しかできない」とか「この標識がある道路を通行する場合、車は徐行さえ(だけ)すればよい」といった限定表現の付いた文章なら、その時はじめて言外のことを考えればいい訳で、その場合の答えは文句なしに「×」となります。
こういうのは「ひっかけ問題」としては比較的分かりやすい方ですが、中には極めて悪質(有害)なものも。続けます。
米原でも守山でも英語問題の番号の十の位は5でした。59が存在するということから単純に考えれば、51〜59まで、あるいは50〜59までの9ないし10種類の問題が用意されていることになります。それらがランダムに選ばれるとすれば、前回と同じものに当たる確率は1/9か1/10。まあ十分に起こり得ることではありますが・・・・・同じ職員から2回続けて(私らには超難問としか思えない)59番が与えられたことをどう解釈するか。以下に列挙してみます。
1.偶然
2.同じ問題ならば復習しているので合格できるだろう(温情)
3.前回の出来からすると今回も合格できるはずがない(嫌がらせ)
もし2だったとしたらお節介(というか、ありがた迷惑)もいいところですねぇ(苦笑)。Lindaは明らかに3を疑っている様子でしたが、それも憶測の域を出るものではありません。(なお、3のバリエーションとして「しばらくの間受験料をふんだくるつもり」とか、さらに暴走して「なるべく数多く受けさせて受験料を稼ぐよう上司から厳命されている」など、いくらでも悪く考えることはできるでしょう。もちろん確証もなしにこんな陰謀論を唱えるのは愚か者のすることですが。)何にせよ、上記のいずれなのかを判断するには材料不足ゆえ、ここは1と考える他なさそうです。
しかしながら、次回も(3回連続で)59番だったらさすがに何か言わなければ気が済まなかったでしょうね。蛇足ですが、n通りの問題があるとしてk回続けて同じものに当たる確率は「nの(k-1)乗分の1」なので、この場合は1/81または1/100になります。それも偶然と笑って済ませられる・・・・・訳がない。
それで私は「滋賀県運転免許センターでは何通りの英語問題を所有しているのか?」「それらの中からどのようにして当日出題する問題を選んでいるのか?」「それら問題の間で難易度に差がないことを確かめているのか? 合格率や平均点のデータがあるならそれも示せ」(注)といった公開質問状を作成し、内容証明郵便で送ったろかと考えたりもしました。(注:解答者の少ない英語問題では有意差検定をするための十分なデータはないかもしれませんが。なお、これらの質問はこの通達文書を読んで思い付いたものです。)憤懣やるかたない思いでしたから。
しかしながら、ネットで調べてみたところ開示請求できるのは前に書いたように得点のみ。それ以上のこととなれば弁護士など法律の専門家の手助けなしには不可能でしょう。ということで、相当な覚悟なしに踏み切れるようなことではないです。ここでも一旦は刀を鞘に収めることにしますが、必ずまた不満をぶちまけることになると思います。
1.偶然
2.同じ問題ならば復習しているので合格できるだろう(温情)
3.前回の出来からすると今回も合格できるはずがない(嫌がらせ)
もし2だったとしたらお節介(というか、ありがた迷惑)もいいところですねぇ(苦笑)。Lindaは明らかに3を疑っている様子でしたが、それも憶測の域を出るものではありません。(なお、3のバリエーションとして「しばらくの間受験料をふんだくるつもり」とか、さらに暴走して「なるべく数多く受けさせて受験料を稼ぐよう上司から厳命されている」など、いくらでも悪く考えることはできるでしょう。もちろん確証もなしにこんな陰謀論を唱えるのは愚か者のすることですが。)何にせよ、上記のいずれなのかを判断するには材料不足ゆえ、ここは1と考える他なさそうです。
しかしながら、次回も(3回連続で)59番だったらさすがに何か言わなければ気が済まなかったでしょうね。蛇足ですが、n通りの問題があるとしてk回続けて同じものに当たる確率は「nの(k-1)乗分の1」なので、この場合は1/81または1/100になります。それも偶然と笑って済ませられる・・・・・訳がない。
それで私は「滋賀県運転免許センターでは何通りの英語問題を所有しているのか?」「それらの中からどのようにして当日出題する問題を選んでいるのか?」「それら問題の間で難易度に差がないことを確かめているのか? 合格率や平均点のデータがあるならそれも示せ」(注)といった公開質問状を作成し、内容証明郵便で送ったろかと考えたりもしました。(注:解答者の少ない英語問題では有意差検定をするための十分なデータはないかもしれませんが。なお、これらの質問はこの通達文書を読んで思い付いたものです。)憤懣やるかたない思いでしたから。
しかしながら、ネットで調べてみたところ開示請求できるのは前に書いたように得点のみ。それ以上のこととなれば弁護士など法律の専門家の手助けなしには不可能でしょう。ということで、相当な覚悟なしに踏み切れるようなことではないです。ここでも一旦は刀を鞘に収めることにしますが、必ずまた不満をぶちまけることになると思います。
Lindaと別れて待合室に入った私は米原分室に電話して次いつ受けられるか訊いてみました。が、直近でも1ヶ月以上先のゴールデンウィーク明けと聞いては諦めるしかありません。
試験を終えて降りてきたLindaは前回以上に落ち込んだ様子。この日も全く意味の取れない問題が多数あったとのこと。そして例のイラスト問題(材木山積みトラック)にもやっぱり歯が立たなかった模様。それでも先述した通り他ができていれば後は当てずっぽうでも合格できるかもしれないし、ダメだったとしても1点か2点足りないぐらいだろうと思っていたのですが・・・・・
案の定ディスプレイに彼女の受験番号はなし。それは「運が悪かった、しゃーない」と割り切り、今回も点数を聞くため例の職員のいる窓口へ行ったら・・・・・
私たちを一瞥もせずに、そしてぶっきらぼうな口調で告げられたのは、な、な、なんと「85点」。今思えばこれがLindaの免許取得までに私が受けた最大のショックでした。あれだけ英語を鍛えても上積みできたのが僅か1点とは! その時、もしかしたら自分たちも他所のブログで見たのと同じく、あたかもエレベーターのごとく80点台の上り下りをずっと繰り返すことになりはしないかという不安に襲われました。それどころか脱出不可能な底なし沼に片足を踏み入れてしまいズブズブ沈んでいるような状態じゃないか、とも。(ここに書いてました。)5点の溝が途方もなく広いものに思われました。
ここからちょっと毒づくつもりなので次回に(つづく)。
試験を終えて降りてきたLindaは前回以上に落ち込んだ様子。この日も全く意味の取れない問題が多数あったとのこと。そして例のイラスト問題(材木山積みトラック)にもやっぱり歯が立たなかった模様。それでも先述した通り他ができていれば後は当てずっぽうでも合格できるかもしれないし、ダメだったとしても1点か2点足りないぐらいだろうと思っていたのですが・・・・・
案の定ディスプレイに彼女の受験番号はなし。それは「運が悪かった、しゃーない」と割り切り、今回も点数を聞くため例の職員のいる窓口へ行ったら・・・・・
私たちを一瞥もせずに、そしてぶっきらぼうな口調で告げられたのは、な、な、なんと「85点」。今思えばこれがLindaの免許取得までに私が受けた最大のショックでした。あれだけ英語を鍛えても上積みできたのが僅か1点とは! その時、もしかしたら自分たちも他所のブログで見たのと同じく、あたかもエレベーターのごとく80点台の上り下りをずっと繰り返すことになりはしないかという不安に襲われました。それどころか脱出不可能な底なし沼に片足を踏み入れてしまいズブズブ沈んでいるような状態じゃないか、とも。(ここに書いてました。)5点の溝が途方もなく広いものに思われました。
ここからちょっと毒づくつもりなので次回に(つづく)。