国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

次もある?

2018-05-03 | 日記
先日この記事を読んでJR大回りの旅に無性に行きたくなりました。(大都市近郊区間の特例を利用した裏技的な格安旅行ですが、件の記事のコメント欄にはキセル乗車を非難するような投稿が多くビックリしました。一体あれをどう読んだらそんな理解になるんでしょう? あるネット仲間に教えてもらったように、これもAIと同じ拾い読みしかできない人間が増殖していることの証左でしょうか?)

当方の別ブログを検索してみたところ、過去には2012年に2回(5月と8月)、2014年と2015年の5月にそれぞれ1回の計4回実行していました。(2013年のゴールデンウィークはナミビア出張のため行けず。)が、Lindaが来日してからはご無沙汰となっています。こんな酔狂に付き合わせるのも悪いと思い自粛していたからです。それで今回も一人で出かけるつもりでしたが、本人が望んだので同行することになりました。

経路は発着地が違う以外これこれと一緒です。念のためHyperDia(注)で旅程を確認したところ、意外な結果が。(注:経由地を3箇所も設定できる無料の検索サイトは私の知る限りここだけです。)



北陸本線下り始発に乗れば16時半には戻って来られます。奈良と柘植で20分強の乗り継ぎがある程度の極めて効率がよいルートです。たしか以前は帰着が18時を回っていた(12時間超の旅)と記憶していたのですが、実際そうでした(こちら参照)。どうやら近江塩津発大阪行きの快速が時間短縮されたため、1本早い和歌山行き紀州路快速に乗れるようになっているみたいです。(なお現在でも平日ダイヤでは大阪着が8:10となり、和歌山着は10:02。その僅かな遅れのせいで48分の足止めを喰らわされることになり、以降も20分前後の乗り継ぎが3回発生するため結局は18時過ぎの帰着となります。)

ただし大阪駅での乗り継ぎ3分はちょっとリスキー。4番ホームから1番ホームへの短距離移動なので何とかなりそうですが、乗り損なったらやっぱり和歌山発が10:50となってしまいます。(ちなみに同一条件で検索してもNAVITIMEは8:24大阪発の紀州路快速を薦めてきます。「その位の余裕は見とけ」ということでしょうか? もちろん和歌山9:50発には乗れません。)が、運悪くそうなったとしても帰宅が少々遅れるだけのことなので、とりあえずこれで行ってみることに。思わぬハプニングに見舞われるかもしれないし、案じていても仕方がありません。

今回の乗車地、田村駅に到着。(これまでの自転車と異なり、四輪車だったので所要時間を読み間違え、だいぶ早く着いてしまいました。)市の有料駐車場は平日だと全日400円ですが、土・日・祝日は半額なのはありがたい。民間は逆のような気がするのですが。



券売機で乗車券を購入。隣の坂田駅までなので140円です(ちなみに反対側隣の長浜駅までも同額)。




私たち以外誰もいないホームで列車待ち。始発は時間通り来ました。乗り込んだのも私たち二人だけ。



水田地帯や琵琶湖沿いの景色はなかなかのものですが、Lindaはこの通り。4時半に起こしたので無理もないですね。

新大阪を過ぎてから別の車両に移動しました。大阪駅でスムーズに乗り換えるためです。(階段近くに止まる車両を調べておきました。)定時に着いたお陰で無事次の列車に乗り込めました。それでもホームに降り立った時には既に入線していたので、タイミングは結構ギリギリでした。

その紀州路快速の車内で気になる掲示が。運転は再開されているものの南海電車による振替輸送も継続して実施しているとのこと。和歌山線は本数が少ないので、1時間ぐらい遅れるかもしれないと覚悟しました。

が、着いてみたら次の奈良行きは定刻通り9:50発と判り一安心。ところで前回(3年前)と違っていたのは和歌山線ホームに自動改札が設置されていたこと。無人駅が増えたためでしょうか? 何にしても140円の乗車券では通れないと思ったため、駅員さんに印刷した旅程表を見せながら「大回り旅行をしています」と説明したらアッサリ開けてくれました。しつこいようですが、キセルではありませんからね。(追記:最後にリンクを貼ったブログに記されている通り、この中間改札はやはり不正乗車対策のようです。そういう不届き者のせいで真面目な鉄道ファンが迷惑するんですよ!)

和歌山電鐵貴志川線のホームに停まっていた車両。(これに乗ってたま駅長に会いに行けます。)

私たちが乗ったのはもっと地味な車両。高田駅で万葉まほろば線と名前は変わるものの、乗り換えなし3時間超の乗車です。

私はいつも書物を持ち込むので全く退屈しません(今回も雑誌と文庫本をそれぞれ2冊ずつ読破しました)が、Lindaも多肉植物の本を読んだり日本語の勉強をしたりと有意義に過ごしていました。

奈良駅に到着。22分の待ち時間があるのでここで少々遅い昼食です。(ガラガラならともかく、ロングシートの和歌山線の車内で食べるのは憚られました。)実は駅のキオスクで弁当が買えるからいいか、と思っていたのですが、私の記憶違いで奈良駅の構内には有人の売店はありませんでした。また、和歌山駅のホームではかつて立ち食いうどん屋(駅弁も購入可)が営業していましたが、2年前閉店になったとのこと。判ってみれば、この旅程の乗換駅で改札を通らずに買い物ができたのは大阪のみ。それもあのタイトな乗り継ぎではノーチャンス。ということで食べ物&飲み物持参は大正解でした。

ここでも気になる電光掲示が。今度は「JR神戸線で踏切の遮断棒が折れていたため、徐行運転しました。このため、琵琶湖線(京都から野洲方面)の列車に遅れや運転取り止めがでています。」というものでした。やれやれ。琵琶湖線は本数が多いため酷いことにはならないだろうと思いましたけど。

唯一の非電化区間(ディーゼル気動車)である関西本線(加茂〜亀山)の車内ではLindaも車窓からの絶景を堪能していました。

伊賀上野駅でしばらく停車。最近はこういう凝ったデザインの車両が結構目に付きますね。





ここで伊賀鉄道(伊賀線)の忍者列車に乗れます。忍者ブームで海外からもそれ目当てにやって来る観光客が増えており、それゆえの多言語表記のようですが・・・・・・

三つ先の柘植駅もこれというのは便乗商法じゃないかとちょっと首を傾げました。ちなみに3年前はこんな派手な車両も忍者の案内も見ませんでした。しかしながら、よく考えてみればこの駅も伊賀市にありました。(「忍者がこんなに目立ってどうすんだ?」と言いたい気分ではあります。)


ここで私たちは草津線に乗り換え。車内も忍者と手裏剣の垂れ幕でLindaは大喜びでした。

以降はとくにこれといった見どころもなかったため、写真も撮りませんでした。が、琵琶湖線は案の上の遅れ。ただし理由は「JR京都線の線路内に人が立ち入ったため、JR京都線の列車に遅れや運転取り止めがでています」でした。おいおい、いい加減にしろよ!(よく遅れることで知られている区間のようですけど。)

ホームの電光掲示板は遅延25分でしたが、程なくして新快速が入線。私たちが乗る予定だった列車の1本前でした。長浜行きの新快速は1時間に2本運行されているため、余程のことがなければ何とかなります。(ちなみに5年以上前に奈良へ出張した日のことですが、早朝の地震で関西圏の在来線ダイヤが乱れに乱れた時は往生しました。往路では米原から京都まで新幹線の利用を余儀なくされましたし、夕方になっても平常運転に戻らなかったため帰路は米原までしか戻れず、家から迎えに来てもらうことになりました。ついでながら、そんな状況下でも新幹線と近鉄はほとんど影響なしでした。)ということで、当初の予定時刻から数分遅れただけで帰還することができました。

帰りの車の中でLindaに感想を訊いてみたところ「とっても面白かった」と言っていましたが、本音はどうだったのでしょう? もしOKが出るなら次は逆回り(時計回り)で旅してみたいです。田村駅の始発が6:34なので少しは寝坊できるし、大阪駅で17分、京都駅で13分の待ち時間が生じるため買い物も可能。帰着が18時半を回りますが、その分ゆとりが多いとプラスに考えることにしましょうか。(追記:つい最近その逆コースによる大回り旅行を敢行された方のブログを見つけました。)
Comments (4)
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