築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

雪です!品薄です(><)

2018-01-22 08:26:49 | Weblog
もー昨日から天気予報でも、普通のニュースでも
「明日は全国的に大雪!」
とやっておりますので、当然こんな日は月曜日と言えども場内、人はまばら・・・
もちろん?海の物も多いわけがなく、セリ場の方も魚がまばら(^^;)
セリ場はむしろ、人のほうが多かったりしてました(汗)


そんな状況ではありましたが、近海の天然本マグロは大きい物、小さいものが
日本海京都舞鶴、山口県萩、九州で長崎県壱岐勝本に対馬と各産地で数本ずつ集まり、
ホント多くはないんですが産地はいろいろと(^^;)
まぁ相変わらず安くはなりませんがね~(T0T)

あとは養殖の本マグロに頼るほか無さそうです。。

本マグロ以上に無いのがメバチ、キハダといったところ。
ここ数年の中国とマグロの需要増によりすっかり東南アジアの南方系の輸入メバチが
入ってこなくなってきてしまったこともあり、近海物がないとこのような極端な
メバチの不足が起きてしまいますね。。

なんでも中国はマグロの「品質」が分からないので
「マグロ=高い物」
ということでどんな品質のバチでもそこそこの値段を出すらしく、その点日本人!
というか、私たち仲買人がしっかり品質を「目利き」してしまう日本の市場に送っても
特に良いものは高値が付きますが、安価なところでも値段競争では中国に負けてしまうらしく・・・
ということでこの状況です(泣)

まぁいくら「マグロ」だからと言っても物が良くなければ値段が安いどころか
下手すればだれも買い手がつかないという事もありうる日本の市場。。
どうりで南方系のバチが入ってこないわけです。。。




ということでこんな状況です。
とにかく今は明日の朝、家を出て
「一面真っ白」
でないことを祈るばかりです(^^;;)