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すちゃらかな日常 松岡美樹

積極財政などの政治経済をすちゃらかな視点で見ます。ワクチン後遺症など社会問題やメディア論、サッカー、音楽ネタも。

【手倉森ジャパン】超アグレッシヴなハイプレス&ショートカウンターで難敵を圧倒 ~日本2-1メキシコ

2016-03-26 11:18:51 | サッカー日本代表
A代表がやりたいスタイルで劇勝

 U-23メキシコ代表と強化試合を行った手倉森ジャパンが、超アグレッシヴなハイプレス&ショートカウンターで劇勝した。メキシコは2012年ロンドン五輪で優勝した強豪国。日本はその難敵を圧倒的な内容で撃破し、いよいよ本当に「メダルの匂い」が漂ってきた。

 アバウトなロングボールの放り込みでリオ五輪アジア最終予選を制したばかりのU-23日本代表が一転、戦術をまったく変えた。空中戦から、地上戦へーー。この日彼らが披露したのは、高い位置から積極的にプレスをかけ、奪ったボールを少ないタッチ数でゴールに叩き込むショートカウンターだった。システムは4-2-3-1だ。

 前からの組織的なプレスで相手陣内でボールを取ると、1~2タッチでグラウンダーのパスをリズミカルに繋ぎ相手ゴールへスピーディーに迫る。このコンセプトは、A代表のハリルホジッチ監督がいつも口を酸っぱくして語っているスタイルだ。U-23日本代表は、そんなA代表が目指している(が未だに実現できていない)サッカーでメキシコを圧倒した。

メキシコのパスコースを寸断する

 特に前半のメキシコは、日本の厳しいハイプレスで自陣に押し込められた。日本にパスコースを完全に切られたあげく自陣でボールを奪われ、いきなり前半2分に失点した。MFの中島が、アジア予選イラン戦で見せた左45度の角度からループ気味のシュートをファーサイドに叩き込んだ。

 自陣でDFがボールをキープしたメキシコは、だがどこにもパスの出しようがないーー。それほど日本のプレッシングは圧倒的だった。

 ポゼッション率こそメキシコのほうが高かったが、もちろんそれは日本の意図的な戦術だ。相手にわざとボールを持たせ、敵のゴールになるべく近いゾーンでボールを狩る。で、速攻をかけて最短距離でゴールを奪う。このゲームプランが見事にハマった。

 リードされたメキシコは後半に入ると一転、サイドを軸に攻勢に出たが、日本は球際でカラダを張る猛烈な守備ではじき返し、失点を「1」に抑えた。最終予選ではキレが悪かったMF南野も切れまくり、前半33分に流れるようなパスワークから1ゴール。FWの久保も最前線で縦横無尽に疾走した。熱いガッツとハングリー精神で敵をねじ伏せる彼らのサッカーには、本当に「魂」を感じる。

 A代表に爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいくらいだ。

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