✳︎『人類を裏切った男』(ロバート・F・ケネディJr・著/経営科学出版)
示唆に富む「ケネディ本」がすごい
ロバート・F・ケネディ・ジュニアが書いた『The Real Anthony Fauci 人類を裏切った男 巨大製薬会社の共謀と医療の終焉』(経営科学出版)が、これから日本で起きる「暗黒の未来」をズバズバ予言している。
さてこの本、基本はアメリカ医療業界の中枢にいたアンソニー・ファウチ博士を中心にした実話なのだが、彼が行った数々の悪行が日本での出来事と見事に重なってくる。
例えば上巻の「43ページ」には、こうある。
「アメリカ国立衛生研究所(NIH)」は何百ものワクチン特許を所有しており、多くの場合、製品の販売から利益を得ている」
「アメリカ疾病対策センター(CDC)は57のワクチン特許を所有しており、年間予算120億ドル(2019年現在)のうち、ワクチンの購入と配布に49億ドルを費やしている」
「そうした行為は規制されなければならない」
なんとNIHやCDCのような公的機関が膨大な数のワクチン特許を持っており、それで「商売している」という。
製薬業界はいかに利権にまみれているか? もうびっくりだ。
ファウチ博士は公衆衛生より製薬業界の利益を優先した
そんななか、1984年からアメリカ国立アレルギー・感染症研究所 (NIAID) 所長を務め、アメリカ合衆国の政権7代と癒着し、歴代の大統領に対し医療分野の助言をしてきたアンソニー・ファウチ博士の経歴がすごい。
彼は新型コロナ・パンデミックで中心的な指揮を執り、その結果、アメリカへいかに甚大な被害を与えたか?
例えば彼が繰り出すロックダウンやマスク奨励などの施策が、どんなふうにアメリカ人の肥満や精神病などの慢性疾患を激増させたか? それをこの本は緻密に暴露していく。
そのファウチ博士は一貫して公衆衛生より、製薬業界の利益を優先した。
そんななか、日本にとっても大きなヒントになるシーンが出てくる。
例えばファウチ博士はパートナーであるビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)と共同で、薬の臨床試験にかかる費用を抑えるため、何十万人ものアフリカ人を「実験台にした」ことを暴いている。
お気づきだろうか?
これとまったく同じことが、あのレプリコン・ワクチンをめぐって今年(2024年)10月以降、まさに日本で起ころうとしているのだ。
日本で接種されるレプリコンの陰にはアメリカがいる?
日本でも同様に、人間でまだ治験すらしてない明治製菓ファルマ(Meiji Seikaファルマ)のレプリコン・ワクチン「コスタイベ筋注用」(JN.1対応タイプ)を使った「定期接種」が、秋以降に始まる。
だが、これは定期接種の名を借りた実地での「治験」にすぎない。
あのアフリカ人に起こった不幸とまったく同じなのだ。今度は日本人を使った「人体実験」である。
この動きの背後には、同様にレプリコンを開発したアメリカの存在がある、と考えるのは穿った見方だろうか?
歴史は繰り返す。
日本人はこんな謀略に乗っていいのか?
言葉を換えれば、「日本人を実験台としてドンドン差し出します」ということである。
そして日本の製薬業界も、経産省や厚労省などから助成金をたんまりもらって新型コロナのワクチン開発に前のめりだ。
この暴発的な流れを食い止めるには、ふだん選挙に行かない無党派層も含めた反対運動の「大きなうねり」を起こし、人々が大挙して為政者側にぶつかって行くしかないだろう。