オープンな議論で広く人々の理解と信頼めざせ
一部報道によれば、「Meiji Seika ファルマ」(明治製菓ファルマ)の小林大吉郎社長が9月25日の記者会見で、新型コロナワクチン「コスタイベ筋注用」(レプリコン・ワクチン)について、同社の趣旨と食い違う言説を繰り返し行う「批判的」な医学・薬学の専門家に対し、民事・刑事での法的措置も辞さない構えを示した。
小林社長は、コスタイベには新規性があるため一般人が賛否両論いろんな意見を持つことはむしろ自然だが、専門家が「非科学的」な言動を行うことはいかがか? との趣旨を述べたとされる。
そして今後の対応策として、(1)コスタイベを否定する専門家には、まず書面を提示し理解を求める(2)それでも同意が得られない場合は、法的措置も視野に入れるーーなどと語った。
【参考文献】
『Meiji Seika ファルマ・小林社長 コスタイベで非科学的主張くり返す専門家に「厳正に対処」 法的措置も』(ミクスOnline)
『Meiji Seikaファルマ小林社長「法的措置も含め厳正に対処」─レプリコンワクチンに関する非科学的な指摘に反論』(日本医事新報社)
『【Meiji Seika ファルマ】理解得られる活動進める‐レプリコンワクチンで説明会』(薬事日報)
裁判や書面交付のような「密室性」のない決着のしかたを
さてここで思うのは、コスタイベに反論する専門家に書面を渡したり法的措置を取るのではなく、もっと国民に情報を公開する形でオープンに両者のやり取りを進めることはできないのか? ということだ。
例えば書面を専門家に交付し、それについて両者があれこれ議論するなら、その過程を逐一、一般の国民にもわかりやすい形で知らせて理解を得ながら話し合いを行なってほしい。
また一方、民事や刑事などの法的措置を取るとなると、どうしても双方の具体的なやりとりが「潜在化」してしまう。一般人の目に触れにくい。もちろん裁判を傍聴することはできるだろうが、それでは必要以上に手間とエネルギーを要してしまう。
そうではなく、「誰でも手軽に」まず双方の論点の食い違いを(例えば公開討論などで)国民が認識でき、いったいそれがどう展開し決着して行くのか? を明示してほしい。もちろん過度な難しい「専門用語」はなるべく避けた上で、だ。
そんな生産的な議論の経過を素通しで「外側から観察」して客観的に追いながら、単なる一般人でもそれらの情報を得られるーー。こうしたオープンな形で手順を進めることが望ましいのではないか?
シェディングや「無限の増殖」など国民の不安は広がっている
さて個人的な話で恐縮だが、私は子供の頃から「明治のミルクチョコレート」を食べて育ったクチだ。他社のチョコレートを食べようなんて、考えてもみなかった。しかも大人になっても折々に、5枚づつ買いだめしていたほどだ。
ほかにもチョコが粒々になった明治の「チョコベビー」を子供のころ、母から必ず買ってもらっていた。また同社の「チェルシー」や「カール」にもハマった。それに明治の「十勝チーズ」ほどうまいチーズなんて、ほかにはない。
こんなふうに挙げればキリがないが、日本人は「明治のお菓子」とともにあった。日本はまさに明治とともに、あの高度成長を成し遂げたのだ。その明治がまさかこんなことになるなんて、本当に「残念」のひとことしかない。
なお私のような素人にもわかる範囲で議論すべき論点をあげれば、(1)俗にいう「シェディング」はあるか?(2)巷間いわれている「体内で無限に(成分が)増殖する」はあり得るか?(3)コスタイベは「アルファウイルス」由来だが、とすれば蚊や昆虫、動物などを媒介に広がらないか? 等々だろうか。
また気になるのは「反対する専門家に書面を渡す」とか「法的措置を取る」など、どうも肝心の主役であるはずの国民が置き去りになってしまっているような点だ。この件は何よりも、その国民の理解と安心が絶対に必要なケースではないだろうか?
一部報道によれば、「Meiji Seika ファルマ」(明治製菓ファルマ)の小林大吉郎社長が9月25日の記者会見で、新型コロナワクチン「コスタイベ筋注用」(レプリコン・ワクチン)について、同社の趣旨と食い違う言説を繰り返し行う「批判的」な医学・薬学の専門家に対し、民事・刑事での法的措置も辞さない構えを示した。
小林社長は、コスタイベには新規性があるため一般人が賛否両論いろんな意見を持つことはむしろ自然だが、専門家が「非科学的」な言動を行うことはいかがか? との趣旨を述べたとされる。
そして今後の対応策として、(1)コスタイベを否定する専門家には、まず書面を提示し理解を求める(2)それでも同意が得られない場合は、法的措置も視野に入れるーーなどと語った。
【参考文献】
『Meiji Seika ファルマ・小林社長 コスタイベで非科学的主張くり返す専門家に「厳正に対処」 法的措置も』(ミクスOnline)
『Meiji Seikaファルマ小林社長「法的措置も含め厳正に対処」─レプリコンワクチンに関する非科学的な指摘に反論』(日本医事新報社)
『【Meiji Seika ファルマ】理解得られる活動進める‐レプリコンワクチンで説明会』(薬事日報)
裁判や書面交付のような「密室性」のない決着のしかたを
さてここで思うのは、コスタイベに反論する専門家に書面を渡したり法的措置を取るのではなく、もっと国民に情報を公開する形でオープンに両者のやり取りを進めることはできないのか? ということだ。
例えば書面を専門家に交付し、それについて両者があれこれ議論するなら、その過程を逐一、一般の国民にもわかりやすい形で知らせて理解を得ながら話し合いを行なってほしい。
また一方、民事や刑事などの法的措置を取るとなると、どうしても双方の具体的なやりとりが「潜在化」してしまう。一般人の目に触れにくい。もちろん裁判を傍聴することはできるだろうが、それでは必要以上に手間とエネルギーを要してしまう。
そうではなく、「誰でも手軽に」まず双方の論点の食い違いを(例えば公開討論などで)国民が認識でき、いったいそれがどう展開し決着して行くのか? を明示してほしい。もちろん過度な難しい「専門用語」はなるべく避けた上で、だ。
そんな生産的な議論の経過を素通しで「外側から観察」して客観的に追いながら、単なる一般人でもそれらの情報を得られるーー。こうしたオープンな形で手順を進めることが望ましいのではないか?
シェディングや「無限の増殖」など国民の不安は広がっている
さて個人的な話で恐縮だが、私は子供の頃から「明治のミルクチョコレート」を食べて育ったクチだ。他社のチョコレートを食べようなんて、考えてもみなかった。しかも大人になっても折々に、5枚づつ買いだめしていたほどだ。
ほかにもチョコが粒々になった明治の「チョコベビー」を子供のころ、母から必ず買ってもらっていた。また同社の「チェルシー」や「カール」にもハマった。それに明治の「十勝チーズ」ほどうまいチーズなんて、ほかにはない。
こんなふうに挙げればキリがないが、日本人は「明治のお菓子」とともにあった。日本はまさに明治とともに、あの高度成長を成し遂げたのだ。その明治がまさかこんなことになるなんて、本当に「残念」のひとことしかない。
なお私のような素人にもわかる範囲で議論すべき論点をあげれば、(1)俗にいう「シェディング」はあるか?(2)巷間いわれている「体内で無限に(成分が)増殖する」はあり得るか?(3)コスタイベは「アルファウイルス」由来だが、とすれば蚊や昆虫、動物などを媒介に広がらないか? 等々だろうか。
また気になるのは「反対する専門家に書面を渡す」とか「法的措置を取る」など、どうも肝心の主役であるはずの国民が置き去りになってしまっているような点だ。この件は何よりも、その国民の理解と安心が絶対に必要なケースではないだろうか?
関係各位はその点をよく検討され、くれぐれもオープンな形で善処されるよう祈っている。