すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【プレミアリーグ 20/21】南野、ローテーション入りか?

2020-12-24 07:20:00 | イングランド・プレミアリーグ
クロップは南野を認めている

 クロップの南野拓実に対する信認は相当に厚いようだ。

 なんせリバプールの3トップは、泣く子も黙るサラー、マネ、フィルミーノだ。どこにも付け入るスキがない。で、南野はインサイドハーフで試され始めて一定の結果を出した。これでインサイドハーフ確定か? と思いきや……。

 現地時間19日、プレミアリーグ第14節クリスタル・パレス戦に、南野はサラーにかわり3トップの一角として先発出場。7-0の完勝劇の狼煙を上げる先制点を叩き出した。

 ラ・リーガのビジャレアルで戦力外か? と噂される久保とは対照的に、監督の信認が相当厚いんだなと思い知らされる。クロップはいいヤツだしなぁ。

南野はトランジションの申し子だ

 とはいえ南野はお情けで厚遇されてるわけじゃない。南野はクロップがめざすサッカーに非常に近い選手なのだ。

 ストーミングで知られるFCレッドブル・ザルツブルクで過ごした南野は、トランジションの申し子のような選手である。

 ボールを失っても、絶対に足を止めない。素早いネガティブ・トランジションからカウンタープレスをかけ、ボールの即時奪回からショートカウンターをめざす。むろんポジティブ・トランジションの局面でも、足を止めずに素早いポジショニングやドリブルから攻撃の起点になる。

 南野はこんなクロップがよだれを垂らしそうな「リバプールらしい」スタイルをもとからレッドブル・ザルツブルクで身につけているのだ。

リバプールとRBグループはスタイルが近い

 実際、ゲームモデルがリバプールに近い「RBグループ」とリバプールの縁は深い。

 南野の「先輩」であるリバプールのFWサディオ・マネも、もともとはレッドブル・ザルツブルクの選手だった。また同様にリバプールの先輩MFナビ・ケイタも、レッドブル・ザルツブルクとRBライプツィヒでプレイしていた。

 これは何も人脈のお話ではない。似たサッカーをしているRBグループにいる選手なら、(わかりやすく大げさに言えば)クロップが何も指示しなくてもすぐリバプールでプレイできるわけだ。

 自分のプレイスタイルやゲームモデルが近いチームに移籍すると、いかに有利か。おまけにクロップはいいヤツだし(またそれかい)。

 チームと監督に恵まれた南野を見ていると、つくづく久保との対比が残酷なまでに目立ってしまう。久保も自分に合ったチームに移籍し、がんばってほしいものだ。

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