すちゃらかな日常 松岡美樹

積極財政などの政治経済をすちゃらかな視点で見ます。ワクチン後遺症など社会問題やメディア論、サッカー、音楽ネタも。

【無知なホリエモン】えっ? いま減税すると「ハイパーインフレが起きる」んかぃ?

2025-03-05 04:00:32 | 政治経済
 財務省に吹き込まれて「知ったかぶり」が爆発する

 よせばいいのに、またあのホリエモンが知ったかぶりして「いまはインフレだ。減税なんかしたら、もっとインフレになるぞ。ハイパーインフレになったらどうするんだ?」なんて言っている。

 そんな「自爆シリーズ」の第2弾がリリースされた。

 以下はその動画である。

 

 いやぁ、思わず吹き出してしまった。

 なんてトンチンカンなんだ?

 いやいや、こんな不況のとき減税せずに、いったいいつ減税するんですかぁ?  と逆に聞きたい。

 そもそもいまの日本の状態は「コストプッシュ・インフレ」だ。カンタンにいえば、これは「悪いインフレ」である。

 一方、彼は単に「インフレ」としか言ってない。実は、彼は「デマンドプル・インフレ」のことを言いたいんじゃないか?

 こっちは需要が高まって起こる、いわば「良いインフレ」である。

 つまり両者はぜんぜん別物なのだ。

 ホリエモンは、コストプッシュ・インフレを知らないんだろうか?

コストプッシュ・インフレは原材料の高騰などで発生する

 コストプッシュ・インフレとは、原材料が高騰したり人手不足が起きて賃金が上がりすぎるなど、供給力がドカンと強く制約を受けたときに発生する。

 この状態を解消するには、緊縮財政をやってしまうと逆効果だ。反対に国債発行を前提とする減税や、公共事業を行うなど積極財政を打てばいい。

 おまけに彼の発言の中で、緊縮論者・お得意の「ハイパーインフレになったらどうするんだ!」が飛び出した。無知な人に限って、このパワーワードを使いたがる。

 実際、あの立憲民主党の枝野氏も、いつだかの選挙のときに使っていた。

 だがこのワードを使う人は、決まってみんな、財務省から「ご説明されて」この言葉を吹き込まれ、洗脳された人ばかりなのだ。

 しかし残念ながら、ハイパーインフレは戦争や大災害など、異常事態が起こった場合に多い現象だ。物価が極端に上がり、貨幣の価値が暴落する。

 そんなときには物資が不足して供給が追いつかなくなり、その結果、物価が急上昇しハイパーインフレが起きる。

 したがって、いまみたいな平時にそんなことは普通ありえない。

 お後がよろしいようでーー。

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