ベンフィカは完全に崩壊していた
例によって「久保健英が凄かった!」という記事があふれていたので、試しに試合を観た。するとベンフィカが完全に崩壊しており、まったくサッカーになってない。おもしろくもなんともないゲームだった。
ベンフィカの最終ラインが押し上げてゾーンを圧縮せず、ラ・レアルにスペースをやりすぎた。彼らにスペースを与えると、こういうとんでもないことになる。
久保の個人技を楽しみたい人にはこたえられないが、拮抗した試合全体のおもしろさを観たい人にとってはまるで無意味なゲームだった。「あっ」という間に20分間で3点入ってゲームは終わった。で、ソシエダの決勝トーナメント進出が決まった。
ただし、さらに踏み込んで深く思考してみると、ベンフィカが崩壊していたのは実は彼らが「ダメなチーム」だったわけではなく久保がベンフィカを「壊した」のだと考えると非常に興味深いことが見えてくる。
すなわち久保が巻き起こす「珍現象」だ。
久保がマーカーを引きつけ敵のゾーンを偏らせる
この試合、久保が右サイドでボールを持ってドリブルを始めると、ベンフィカの3枚のマーカーがそれに引っ張られた。で、この状態で久保は敵を引きつけながら縦にドリブルする。すると何が起こるか?
ベンフィカの全体のゾーンが右方に引っ張られて偏りができる。
つまり右に引き付けられて左サイドが空く。この状態でボールを逆サイドにサイドチェンジすれば、逆サイドにいる左WGのバレネチェアや左IHのミケル・メリーノらがフリーになっており彼らがおもしろいようにゴールを決めることができるのだ。
つまり右サイドにいる久保のドリブルがベンフィカのゾーン全体を右へ引っ張り、左サイドにスペースができる。そのため左にいるバレネチェアやミケル・メリーノらがフリーでボールをもらえるわけだ。
この久保が作り出す「久保システム」は非常に有効だ。
日本代表でも使えるかもしれない。
例えば右サイドで久保がドリブルしマーカーを数人引き付ける。すると逆サイドの三笘がフリーになる。で、サイドチェンジすれば三笘のゴールが簡単に生まれるーー。
そんな「怪現象」が日本代表でも観られるかもしれない。
例によって「久保健英が凄かった!」という記事があふれていたので、試しに試合を観た。するとベンフィカが完全に崩壊しており、まったくサッカーになってない。おもしろくもなんともないゲームだった。
ベンフィカの最終ラインが押し上げてゾーンを圧縮せず、ラ・レアルにスペースをやりすぎた。彼らにスペースを与えると、こういうとんでもないことになる。
久保の個人技を楽しみたい人にはこたえられないが、拮抗した試合全体のおもしろさを観たい人にとってはまるで無意味なゲームだった。「あっ」という間に20分間で3点入ってゲームは終わった。で、ソシエダの決勝トーナメント進出が決まった。
ただし、さらに踏み込んで深く思考してみると、ベンフィカが崩壊していたのは実は彼らが「ダメなチーム」だったわけではなく久保がベンフィカを「壊した」のだと考えると非常に興味深いことが見えてくる。
すなわち久保が巻き起こす「珍現象」だ。
久保がマーカーを引きつけ敵のゾーンを偏らせる
この試合、久保が右サイドでボールを持ってドリブルを始めると、ベンフィカの3枚のマーカーがそれに引っ張られた。で、この状態で久保は敵を引きつけながら縦にドリブルする。すると何が起こるか?
ベンフィカの全体のゾーンが右方に引っ張られて偏りができる。
つまり右に引き付けられて左サイドが空く。この状態でボールを逆サイドにサイドチェンジすれば、逆サイドにいる左WGのバレネチェアや左IHのミケル・メリーノらがフリーになっており彼らがおもしろいようにゴールを決めることができるのだ。
つまり右サイドにいる久保のドリブルがベンフィカのゾーン全体を右へ引っ張り、左サイドにスペースができる。そのため左にいるバレネチェアやミケル・メリーノらがフリーでボールをもらえるわけだ。
この久保が作り出す「久保システム」は非常に有効だ。
日本代表でも使えるかもしれない。
例えば右サイドで久保がドリブルしマーカーを数人引き付ける。すると逆サイドの三笘がフリーになる。で、サイドチェンジすれば三笘のゴールが簡単に生まれるーー。
そんな「怪現象」が日本代表でも観られるかもしれない。