
Aちゃんから土曜日に頂いた「のぼり饅頭」。
これを食べるのは初めてです。
ところが口に入れた瞬間、懐かしい感じがしました。
あれっ?と思い、原材料を見たら
「酒粕」「清酒」と言う文字が。
酒蒸し饅頭なのでした。
私が懐かしいと思ったのは、
高校時代の思い出の味につながる風味だったからです。
当時私は秋田駅の構内で売っていたマルシメ鎌田というお店の酒饅頭が大好きでした。
蒸したてももちろん美味しいのですが、
硬くなったのをストーブの上に金網を載せて焼くと、
香ばしくてその上酒の香りがほんのりしてますます美味しさが増すので、
学校帰りによく買ったものでした。
いつの間にか駅から姿を消し、
お店自体も時代の流れの中でなくなってしまったのは寂しい限りです。
開運堂さんの「のぼり饅頭」はあの庶民的なお饅頭とは全く違う上品なものなのに、
何故だか懐かしかったのはお酒の香りのせいだったんですね。