
一昨日盛岡に行く途中、
いつものように「雫石あねっこ」に寄りました。
山菜がたくさんあるのではないかと期待していたのですが、
まだ時期が早かったようで、
見つけたのはカタクリとコゴミだけでした。
祖母が生前大好きで
よく味噌をつけて食べていた「アサツキ」も売っていたので、
手にとって見たのですが、
だいぶ様子が違います。
朝市で祖母が買ってきていたのは根っこの所が
もっとラッキョウみたいに膨らんでいた記憶があるのですが、
ここのは長ネギのミニサイズと言う雰囲気です。
でも、つやつやしていかにも新鮮な感じだったので、
これも買いました。

今日の朝御飯はこれらの元気な野菜を美味しく頂くために、
時間と手間をたっぷりかけて、
丁寧に調理しました。
カタクリはさっと湯がいて、
カツオ出汁の薄味の汁を小鉢の下に敷いて、
その上に料亭風に盛ってみました。
お花の紫色、葉っぱの緑と茎の白を目で楽しむためです。
アサツキはこれもさっと湯がいて、酢味噌をかけました。
コゴミは前に妹がマヨネーズが美味しかったと言っていたので、
マヨネーズと摺りゴマとポン酢で合えてみました。
アサツキはみじん切りにしてチャイブみたいに卵焼きにも入れました。
ミツバと豆腐の味噌汁も作り、やっと出来上がりです。
カタクリのなんとも言えない甘みとかすかな苦味も久しぶりに味わいましたが、
なんといっても美味しかったのはアサツキの酢味噌がけです。

乙な味で日本酒が飲みたくなりました。
(もちろん、朝酒は諦めましたけどね!)
そうそう、カタクリの花はもったいないので、
形の崩れていないのを選んで、
玄関に飾っています。
「侘び」の世界ですねー。