
今年は26日の盛岡の帰りに堪能してきました。
この群生地を知ってから何度訪れたことでしょう。
それでも飽きることはありません。
本当に大好きな場所です。
今年は特に花が咲きそろった時に出会うことができました。
水芭蕉の静謐なまでの真っ白な花を見、
芳しい香りを嗅ぎながら
「一期一会」と言う言葉を実感しました。
刺巻の水芭蕉は坂を下りた所に群生しているので、
すっぽりと木で覆われていて、薄暗く、
そこだけ静かな別世界に迷い込んだような感じがします。
だからこそますます花の美しさが増すのではないかしら。
奥の方に確か、カタクリが咲いている場所があったはず。
今年はまだ咲いているかもしれないと思い、
夕方の風は冷たかったけれど、
目を凝らしながら木道をぐるぐる歩きました。

高所恐怖症の私は、
こういう不安定な一本橋は苦手。
ちょっとの高さなのに、
平衡感覚が失われ、
足を踏み外しそうになるのです。
湿地に体が吸い込まれそうで、
気持ちが悪くなります。
もう探すのは止めようかと弱気になりながらも、
カタクリを見たい一心で頑張りました。

「あ、あった!」見つけた時はうれしかったなー。
残念ながらまだ3分咲きってところでした。
ここは温度が低いので、他の所よりも咲くのが遅いのかもしれません。
立ち去りがたい気持ちでしたが、
寒さが次第に増してきたので帰ることにしました。

最後に去年と同じあたりでもう一度シャッターを切りました。
(去年の風景と比較してみたい方はこちらをクリッククリック!)