『アナ雪』の記事が続いて申し訳ないです...
このブログの常連さんなら、もうお気付きでしょうが?
私は自分の好きなことしか記事に出来ず、1つのことに集中すると他は手薄になる...もとい、他の映画はあんまり頭に入って来ない性格みたいなんですよネ~(^_^;)
と言うことで、今夜も『アナ雪』ネタです。 ←おい!
いきなりですが、
私は暗黒面に堕ちる映画が大好きです。
暗黒面とは一体なんでありましょう?
暗黒面とは負の感情(怒り・憎しみ・悲しみ・恐怖・妬み・不安など)により、暗黒側:ダークサイドの人生を歩むことです。
有名なところで『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーこと、“アナキン・スカイウォーカー”が有名ですよネ?
【注意】決して特殊能力があると言う意味ではありません。あくまでも悪側の世界に入る意味を指しています。
生まれながら理力(フォース)が強いアナキンは、クワイ=ガンに見出されて、オビワンの元ジェダイの騎士の修業を受けるのだが、
母親を失った経緯により妻パドメを失う不安から、パルパティーン元老院議員(のち皇帝)の誘導により暗黒面に堕ちる。
フフフ...この経緯が『アナ雪』のエルサに似ていると思ったのは私だけでありましょう...?(^_^;)
エルサも生まれながらフォース...ではなく、強い魔力を持っています。
幼少の時に魔法で妹のアナを傷つけ、トロールの助言のお蔭で自分の魔力は知られると人々から迫害される。
更に最悪の場合、人々を傷つけてしまうという恐れを心に持っています。
もちろん、エルサは攻撃的なアナキンと違い心優しい性質なので、
人々を傷つけるのを避け、独り孤独に“ありのまま”を生きる道を選ぶのです...「Let It Go」の歌のシーンですネ~♪
結果的にエルサは暗黒面に堕ちず人々に受け入れられ、良い意味での“ありのまま”の道を歩めることになるのですが、
作品の中で...暗黒面に堕ちるか?堕ちないか?その選択をし入れられるシーンが、
『スター・ウォーズ』のアナキンが暗黒面に堕ちるシーンと、意味的に似ていると思うんだよネ~
■エルサが追手の兵士たちに殺害されそうになるシーン。
結果的にハンスの一声で我に返るエルサ。
もし、彼が止めることがなかったら?エルサは人を殺めてしまっていたであろう。
その場合、彼女の中での善悪の一線を越えてしまい、もはやハッピーエンドへの道は閉ざされていた筈です。
■アナキンがパルパティーン元老院議員を助ける為に、誤って目上のジェダイの騎士を殺してしまうシーン。
妻・パドメを想うがあまりにパルパティーンの誘惑に屈し、パルパティーンを追いつめたメイスを逆に殺してしまう。
彼の中の善悪の一線を越えてしまい、パルパティーンに忠誠を誓い、後は暗黒面まっしぐら!極悪非道の人生を歩んでしまう。
もし、この場にオビワンが居たのなら...アナキンは暗黒面に堕ちなくて済んだかも知れない?
(いや、アナキンなら遅かれ早かれ、いずれ堕ちたよなぁ~(^_^;))
【『アナと雪の女王』エルサが暗黒面に堕ちたストーリー】
もし、あそこでエルサがウェーゼルトン公爵の兵士を殺していたのなら?...(間違いなく、その場に居たハンス達は凍らされているでしょう。)
侯爵は国から軍を呼び寄せ火を放ち、アレンデール王国に攻め込むであろう。エルサは国を守る為の意味で、容赦なく雪(氷)の魔法を開放する。
遠距離からの凍結の魔法が効かない場合、大群のマシュマロウ(雪の巨人)をつくり出し、もはや相手側の生死は問わない戦に...
既にその心は、今迄の心優しいエルサではあらず、恐怖と怒りの感情に満ちた雪の暗黒女王の誕生となる。
この時、アレンデール王国はエルサの心に同調して、全ての人々と共に完全に凍りついてしまう。
もはや、国には動ける生き物は何も居ない、草木も完全に凍りつく。
エルサの強大になった魔法の力で、戦は勝利するだろう。しかし、その後...
エルサは氷の城で、もう2度と溶けることはない凍りついたアナを招き、何の感情もなく独りで生きて行く道を歩むことになる...「もう何も寒くないわ。」
-バッドエンドー
ディズニー映画でなければ、 こういうストーリーもあったのでは?
実際、『スター・ウォーズ』のエピソード1~から3は、そういう話だし~... ←おい!違うぞ~っ!
まあ、『アナ雪』の場合、エルサたんは育ちがイイ~ので、そう簡単には変んな方向に捻くれないでありましょう。
それに、姉思いのアナの存在も大きかったと思います。
こう、バッドエンドを想像すると?
いやっ、やっぱり~あのディズニーの話の展開は、夢や愛があって素晴らしいストーリーになっているんだネ~♪
どうです、こう色々と考えてみると?
「『アナ雪』はスートーリーが弱い。」 とよく言われていますが、それはあくまでも子供が見ても理解できるようにつくっているだけであって、
実際的には、かなり深いキャラの心情を描いたドラマとなっているでしょう?
うんうん...『アナ雪』は奥が深いぞ~っ♪
PS.
ちなみに暗黒面に堕ちる映画は他にも...
↑『クロニクル』 『セブン』 『ブレイブ・ワン』 『オペラ座の怪人』、 ボスキャラで言えば 『サイレントヒル』 『パラノーマン』 があります。
『ダークナイト』 のハービー・デントも堕ちました。その点、バットマンは、暗黒面に堕ちるギリギリのラインで一線を保っているところが凄い!
↑(先日、最終回を迎えた小栗旬の心霊刑事ドラマ『BORDER』も、見事な暗黒面堕ちドラマでありましたネ~♪ お見事!)
私目線から言うと、『アナ雪』は暗黒面に堕ちなかった映画と言う訳です。