ここ最近、映画界の巨匠監督らが「マーベル映画」への批判的な意見の発言で論争が勃発中らしい。
マーベル作品は「映画(シネマ)」ではない?
MCUが大好きな私にとっては少し気になったので、記事として取り上げてみました。
【映画界の巨匠、マーティン・スコセッシ監督】
「あれはシネマだとは思いません。
正直、マーベル映画はテーマパークのような感じで、感情的・心理的体験を他の人に伝えようとしている人間の映画ではありません。」
【巨匠コッポラ監督】
「マーティン・スコセッシがマーベル映画はシネマじゃないと言ったけれど、彼は正しい。
なぜなら、“シネマ”とは私たちに何かを教え、悟りや知識・インスピレーションなど、何らかのものを習得させるべきだから
「同じような映画」を何度も何度も見続けることで何かを得られるという人間は、いるのだろうか。」
「マーベル映画に“卑劣だ”と言わないだけ優しい。自分ならそう言うね。」
【ジェームズ・キャメロン監督】
「壮大な出来事が描かれている映画、
例えばマーベル・ユニバースの映画はひたすら街が破壊されていますけど、そういったことは私にとって壮大とは思えない。」
【ケン・ローチ監督】
「マーベル映画はハンバーガーのような商品。」
「大きな利益を上げるためのものでしかなく、それは皮肉な活動ともいえる。映画芸術とは何の関係もないですよ。」
【巨匠リドリー・スコット監督】
「スーパーヒーロー映画なんてクソほどつまらない! ツブしてやる!」
「なぜ、スーパーヒーロー映画にはいいストーリーがないのか?それらの映画はほとんどの場合、特殊効果に助けられている。」
そんなリドリー・スコット監督は、その一方で、自身が手がけた素晴らしい脚本のスーパーヒーロー映画を紹介。
『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』の3作品を挙げた。
私はマーベル作品が大好きです。
しかしながら『アイアンマン』の1作目が公開された当時、ここまで長くMCUの人気が続くとは思っておりませんでした。
これは単なる金儲けだけの為に、同じ内容のヒーローものを焼き増ししてるからではなく、
作品と作品の繋がりを持たせた、先を見越しての巧みな計画があってからこそ努力の賜物であると思うのですよ~。
何せ、ここまで作品数の多い世界観の映画は他にはありませんので、そういう意味での「壮大」だと評価して欲しいのであるのです。
ぶっちゃけ~文句を言われるのならば?
稼ぎの悪かったジョス・ウェドン版『ジャスティス・リーグ』を見限って、予想を裏切り稼げた『ジョーカー』に味を占め、
その路線で新しい『バッドマン』を製作する、あっち側を非難して欲しいが、
まあ~ボロ儲けしてるのはマーベルの方であり、確かにアメコミヒーロー映画が多すぎるのも問題ありなのかなぁ~とは思わなくもなくなくない?(^_^;)
この巨匠たちの根本には、テーマパークのアトラクション的な映画を軽視する傾向があるんですよネ~。
ちなみに巨匠たちは、私の好きな『ゾンビ』や『アナ雪』のことをどう思っているのでありましょう?
基本私の映画好きは、『ゾンビ』や『遊星からの物体X』『狼男アメリカン』などのアチラ方面で形成されております。
それらは映画ではあらず、「お前は映画好きではない!」と言われるのでしょうか~?
まあ~実際には、彼ら巨匠たちが好きな映画を製作しようとしても、現在の売れる人気の映画とは毛色が違っており、
製作費の予算が集まらないらしい。
それに比べ、予算を注ぎ込まれ人気のあるマーベル作品に焼きもちを抱いての発言でありましょう。
私的には、私好みの映画が多く制作される良い時代だぁ~と思う所存で御座います。
できるならば、もっとホラー映画を金掛けて(VFX映像的に)つくって欲しいと思うのは、私だけでしょうかぁ~?
(『サイレントヒル』みたいな作品を...そういう意味で、今回の新しい『バイオ』が楽しみです♪) ←あら?話が脱線した~?(^_^;)