総天然色・魔人スドォの円盤-3D

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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を観て来ました

2009-06-29 | 映画(アニメ)を熱く語る
皆さん、こんにちわ~
予定通り、本日『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を劇場まで観て参りました。


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

【ストーリー】
汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗ることで、自ら戦うことを選んだ碇シンジ。
綾波レイと人気を二分するヒロイン、アスカがエヴァンゲリオン2号機に乗って参戦。
加えて魅惑の新ヒロインが登場する。
謎の生命体“使徒”とEVAシリーズの戦いは新エヴァンゲリオンの参加で、更に激しくエスカレートしていく。

この作品は、もちろん劇場で観賞しました。

公開初日から3日目...
他所のブロク当の評価を拝見すると、信じられない好評価を得ている今回の新劇場版2作目『破』。
あくまでも旧作の話&設定をほぼ忠実に基づいて作られてた前作の『序』とは違い、
その名の通り、イイ意味で“破”...崩されています。

実は私、旧作版の『エヴァ』は、あんまり好きではありません。
話の裏設定は好きですが、キャラクターの心が病んでいると言うんでしょうか?
悪い方へ悪い方へと話が進んで行く...そして病んでボロボロに精神崩壊していくキャラ達。
観ていて非常に不愉快で生理的に受け付けませんでした。
そう言う意味では、今回の『破』は特にそのポジティブルな話の展開です。

↑新劇場版になってポジティブになったシンジ。今回の『破』は『序』より一層その感が強くなっています。

皆さんは映画『バタフライ・エフェクト』をご存知でしょうか?
タイトルの意味は...地球の反対側のある場所で蝶が羽ばたくと、竜巻が起こる。
これは初期条件は小さくても時間の経過と共に大きな違いを生み出すカオス論理。
自分の過去に戻れる“力”を持った青年が過去をやり直す話なのだが、今回の『新劇場版』はそれと同じ臭いがします。

↑映画『バタフライ・エフェクト』
もちろん、それを感じるのは旧作版の『エヴァ』を観た人に限る話だが...
今回の『破』はことごとく旧作のシンジのネガティブだった心の弱さを、ポジティブな方へと話が展開される。
コレはシンジだけではなく周りの全ての登場人物に言えることで、
シンジに対して都合良く演出されているかのような錯覚に私的には感じてしまった。
(各キャラクターの設定もシンジの都合の良い方向へと変更されている。)

↑今回、惣流→式波に名前が変更されたアスカ・ラングレー。
その変更点は若干、キャラ設定にも現れています。

一度経験した出来事を...その悪かった所を再びやり直しているように感じてしまう。
初期条件(『序』)の違いは小さくても、時間の経過(『破』)と共にその違いは大きくなっていく...
まあ、それは私がそう言う映画を好んでよく観ているから、そう思えただけなんでしょうが~
実はそうでもないセリフが劇中のラストに、カヲルくんの口から発言されています。
まあ、極端な仮説の1つなんですが、それぐらい今回の『破』は、旧作版と比べて話が変わって来ています。

↑月より舞い降りる...? EVA6号機。

あくまでも私の個人的な予想の話なんですが、そう言う設定抜きでも今回の『破』は非常に面白い。
『エヴァ』特有の穏やか~な学園生活話の狭間に、次々にコレでもか!と襲来してくる使徒の数々...
まるで、“飴、鞭!飴、鞭!”のようなペースで話が展開される。

この“鞭!”たるネルフ本部と使徒との戦闘がまた尋常なレベルではありません。
ハリウッドでは、ココまで斬新な敵は思いつかないでしょうネ~
(思い付くと言うより、そう言う観念がないでしょう?)
使徒のデザイン&設定が恐ろしくて斬新!
観ていて非常に“血湧き肉踊る”演出になっています♪

↑今回、新キャラの封印監視特化型限定兵器 人造人間エヴァンゲリオン 局地仕様 仮設5号機のパイロット
だろうとされている“真希波・マリ・イラストリアス”。
謎が多いです...
(ちなみに私は、メガネっ娘は大好きです♪)←メガネフェチかも知れない?

それに作画のレベルも非常に高いです、CGも多所に使用され
映像大好きな私にとっては、全編がVFX映像のようなモノです!←若干、褒め過ぎ?
ネルフVS使徒の想像を絶する次元のバトル映像が演出されています。

今回、目(耳?)に付いたのがBGM的効果で使われた、「今日の日はさようなら」&「翼をください」の
童謡&フォークソングの曲が使用されています。
面白い試みだと思いますが、う~~ん...旧作のクラシックの曲の使用と比べればミスマッチ?
でも、私的には綾波の「翼をください」は感動してしまいました。


それにしても急ピッチな速さで話が展開される今作品...
TVよりも短い時間の映画の時間枠で、ココまでキャラの感情表現出来れば十分でありましょう。
(多少、旧作よりもイイ意味でキャラの個性は薄くなっていますが...)
先ほども言いましたが...
“飴、鞭!飴、鞭!”の展開でラストに強烈な“感動”を持って来るのは非常に上手い演出だと思います。
私的にはかなり感動致しましたよ~、心が熱くなりました。
なので、BGM効果の「翼をください」が有りだったのかも知れません。

しかし、2作目であの話の展開まで行ってしまうと、まだ2作残っているのでしょう?
(もう殆ど旧作のラストの展開まで行っています。)
やっぱり、まだまだ奥の深い話を残しているんでしょうネ~?
伊達に『エヴァ』をもう1回つくっちゃうことだけはあるんではないんかい?


次回、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』...
(急→Qに変更されてます)
シンジのやり直し感のある今回の『新劇場版』、シンジは幸せになれるのか?
(カヲルくんのあのセリフでは、『旧作版』はやっぱりバッドエンディングなのネ~(汗))
『エヴァ』の基本たる話の設定もかなり変更されてるみたいなので、もう全然予測が付きません!

...て言うか今作の『破』早くBDソフトを出して下さい~
絶対に買います!
あの怒涛の映像を、私的には映画館よりもBDの鮮明&クッキリ画像で堪能したいで御座います。
うまうま...♪

私は今作品の『破』で、『エヴァンゲリオン』が大好きになってしまいました。
是非、残り2作品もイイ意味で期待通りの話の展開でお願いしたいで御座いま~す♪
(悪い意味での期待を裏切るのは要りません~(汗))←ありそうな予感?

ミサトさん、次回もサービスして下さい~♪(笑)

● エヴァの謎を語る詳細は“「エヴァ」を熱く語る”は←コチラをクリック!


PS.え~今回の人気映画公開作品『ターミネーター4』『トランスフォーマー/リベンジ』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で
今作品が一番、ダントツに楽しく観賞出来ました。
かなりレベルが高いかと思います♪
今年の夏は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が熱い!!

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