『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』 3D映像評価
はい来ました..S級ハイクオリティな3D映像!
1作目がメリハリのないフツーの3D映像だったのですが、今回の2作目は実に素晴らしい3D映像になっております。
(『スパイダーマン:ホームカミング』の3D評価、かなり良さげに評価しておりましたので修正しております。)
画面はシネスコサイズ。視差は強め、奥行深し、飛び出し要素は少なからず有り。
全体的に視差は強く、随所に3D映えする演出が施されております。
映像はかなり高画質な部類。前作の色彩淡めのポップ調な色味はなくなっているので、より3D映えする映像になっているのではないのでしょうか。
見せ場のシーンは全体を通して多いのですが、特に後半からは目を見張るものがあり、「トリップ系」と「移動系」の色濃い見どころとなっております。
まさか、『スパイダーマン』で『ドクター・ストレンジ』や『アントマン』みたいな3D映像が見られるとは思いませんでした。
...と、私のブログの常連さんのぎょろめちゃんも仰っております...はい。
↑ 真ん中あたりまでの見せ場は、良い意味でハイクオリティー止まりの3D映像なのですが、
後半からの3D映像に驚愕することになるのです。
...後半の3D映像の見どころは2つ。
敵のイリュージョン(幻影)攻撃に、見ている側も惑わせられる...
(なるべく大きな画面を推奨、もしくはPSVR。)
敵によるイリュージョン(幻影)攻撃。この3D映像は大いに脳内の視覚領域を刺激する。
目まぐるしく移り変わる映像・回り込み背景・蛍光色の色彩が脳内トリップを引き起こさせる。
パーカーはこの攻撃に翻弄せられるのですが、見ているこちら側も惑わせられる...ホエエ~♪
最大の見せ場は、クライマックスのロンドンブリッジの空中戦!
今までの全『スパイダーマン』 シリーズで最大の、スパイダーウェブを使った空中戦。
1作目ではまだ弱かったピーターだが、『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』を経た彼は強くなっており、アクションの凄さもUP!
ロンドンブリッジを舞台に繰り広げられるクライマックスの見せ場は、スケール感もデカく派手で過激!
1作目では殆ど見られなかった高所でのバンジーアクション。
背景がグリグリ~回り込む3D演出は耳の三半規管の平衡感覚を狂わせ、まるで本当に自分がダイブしているかのような錯覚を引き起こします。
16分ほどのシーンですが、殆どグリグリ~の空中戦なので長いジェットコースターに乗っているかのような感覚を存分に堪能できます。
体感時間は長く物足りなさは全く感じられない、実に満足度の高い3D映像の見せ場となっていおります。
↑ ジェットコースターのような「移動系」の3D映像が見どころの本作品。できるならば、できるだけ大きな画面で視聴するのをお勧めします。
仕事疲れのときに、PSVRでクラマックスの空中戦を視聴すると酔います~...ぐるぐる~(^_^;)
それだけPSVRは疑似体感の没入力が高いのです...お勧め!
(55インチ以下のテレビモニターでは、この迫力は味わえないかも知れない。)
↑ マーベル作品の中でもトップクラスのハイクオリティな3D映像となっております。
そのランクはS級クラスです!いや~マーベル作品は本当に3D映像のクオリティが高いですネ~。
ディズィニー・ジャパンの4k movienexは、『エンドゲーム』にて3Dソフトのパッケージinを廃止となってしまいました。
残された、国内3Dソフト発売メーカーはソニピクさんぐらいではないでしょうか~?
今回、『プレミアム・スチールブック・エデション』と高価なパッケージの形で3Dソフトが発売されましたが、
この「3Dソフト絶滅時代」の中、大変有り難いことだと思います。
ソニピクさん、この発売方法でも構いませんから、どうかできるだけ長く3Dソフトを発売して頂きたいです。
(【補足】『スパイダーマン:スパイダーバース』は単独3Dブルーレイソフトが発売されております。)