注文していた経本を届けに仏具屋さんが来られたので、少しお話をしました。
お墓の話になり、新しくお墓を建てるといつも新しく家が建つんですと
話していると、同様の話がうちにもありましたと仏具屋さんがおっしゃられました。
お客さんで、新しく仏壇を購入される方がおられたそうです。
その家は雨が降るとバケツや桶で受けないといけないほど
雨漏りのひどい家なのだそうです。
仏壇よりも先に家に手を入れたほうがと思えるような状態だったのです。
しかし、そのお方はご先祖様を大事に思われる方でまずは仏壇をと新規に購入されたそうです。
仏壇を新しくしてからほどなくして家も新しくなったと喜んで連絡があったそうです。
お墓にしても仏壇にしてもご先祖様を大切にし何よりも敬う心、そして感謝の心で
手を合わす、それがご先祖様にとって最高の喜びとなり子孫である私たちにも
目に見える形として現れたのでしょう。
ご先祖様の供養はそのようなまごころで行うことが大切です。
ご先祖様がしっかりと家を支えてくれているので、まともに建っていることが出来るのです。
土台がぐらついていては柱も不安定で家全体が問題だらけになります。
だから、先祖をしっかり祀りなさいといつも口をすっぱくして申し上げるんです。
土台が健康であれば、大難も小難となり、小難も無難となります。
転ばぬ先の杖ではありませんが、ご供養についてもっとじっくりと考えてみる
そんなきっかけとなれば幸いです。
合掌