娘さんより、「94歳の母親が段々ご飯を食べないようになってきたので心配です。」というご相談を受け、
一粒満腹長者供養でご先祖様にお願いしてみましょうかというお話をいたしましたら、
奇しくも6月30日が父親の18年目の祥月命日に当たると言う事で、急遽、一粒満腹長者供養をすることなりました。
一粒満腹長者供養は、亡くなった故人のご供養の他に、子供の将来の為の陰徳積みにと申しこまれる方もおられます。
(陰徳は、子供の代に受け継がれます)
去年は十七回忌の年忌法要をお父様のためになさりましたが
今日のご供養は、お母様の長命祈願の為のご供養でございました。
この施主様は非常に信心深い方なので、息子さんは大手の建設会社に就職し
お嬢様はさる大病院の看護師として採用されるなど自分の希望通りの人生を
なんの不安もなく過ごして居られます。
これも陰徳積みの一粒満腹長者供養のおかげと非常に感謝されていらっしゃいます。
今日のご供養の結果、ご供養を始めてしばらくすると、
父親に連れられて姑さんもご一緒にご供養を受けに来られていらっしゃいますよ。と山主が施主様にお伝え致しました。
姑さんは、生前は近所でも嫁いびりで有名でした。
施主様の母親を生前ひどく、嫁いびりした事を深く反省して謝りに来たとのこと。
その話を聞いて施主様は、「長年の母親の苦労が報われます。帰って母親に伝えます」と号泣しておられました。
嫁姑問題は古今東西を問わず、永遠のテーマです。
生前に姑にイジメられた嫁が喜んで姑の供養をするはずがございません。
死んでから後悔しても後の祭りです。
ほうけんさんのひと言法話
「死んでから悪口言われなや
成仏してない証拠やで」
合掌